消費者行動

消費者行動
購買意思決定プロセスと検討対象となる変数
問題認識
ニーズの
喚起
家庭ストック
情報探索
認知
考慮集合
選択集合
代替案評価
知覚
選好
購買決定
時期
選択
量
購買事後行動
満足
口コミ
問題認識
問題  ニーズの発生
現実の状態
閾値以下
問題の認識に至らない
目標状態
ズレの程度
閾値より上
問題の認識に至る
問題認識
問題のタイプ
– 在庫切れ
– 不満足
– 使用状況の変化
– 商品購入による新たなニーズ
– 生活環境の変化
情報探索
• 情報探索活動の程度
– 限定的問題解決
– 拡張的問題解決
• 情報源
– 個人的情報(友人、知人)
– 商業的情報(広告、販売員)
– 公的情報(マスメディア、消費者団体)
– 経験的情報(試用、経験)
情報探索
意思決定
知識
問題認識
外的情報探索
探索能力
内的情報探索
内的情報探索のみで
問題解決できるか?
意思決定
選択肢の絞込みプロセス
入手可能集合
知名集合
考慮集合
選択集合
選択
代替案評価
• 評価行動に関する概念
– 製品属性
– 属性の重要度のウェート
– ブランドへの信念
– 効用関数
代替案評価
代替案の評価方法
•
感情依拠型…過去の購買経験や使用経験による評価
•
加算型…各選択肢の全属性の合計による評価
•
加算差型…各選択肢の一対比較による評価
•
連結型…各属性について必要条件が設定され、一つでも必要条件を満たさない
ものがあれば、その選択肢を拒絶する
•
分離型…各属性について充分条件が設定され、一つでも充分条件を満たすもの
があれば、その選択肢を選択する
•
辞書編纂型…もっとも重視する属性においてもっとも高い評価値の選択肢が選
ばれる
購買事後行動
• 購買事後感情
期待と知覚された成果とギャップ
満足か不満足か?
• 購買事後行動
– 満足  製品の再購入、口コミ。
– 不満足  製品の廃棄や返品、不協和の削減、
口コミ。
購買事後行動
購買事後の製品使用
製品
保持する
本来の目的で
使用する
永久に
放棄する
新たな目的で
使用する
一時的
放棄する
そのまま
保管する
捨てる
贈与する
交換する
売却する
消費者に影響を与える主要因
文化的要因 社会的要因 個人的要因 心理的要因
文化
下位文化
社会階層
準拠集団
家族
役割と地位
年齢
ライフサイク
ル
職業
経済状態
ライフスタイ
ル
動機
知覚
学習
信念と態度
因子分析による知覚マップの作成
• 因子分析:多数の要因が影響しているいくつ
かの測定変量をもとに、そこに関与している
要因
• 目的:海外ブランド品特性に基づいた知覚
マップの作成。
因子分析
因子負荷量
因子得点
X 1  a11 f1  a12 f 2  1
X 2  a21 f1  a22 f 2   2
X 3  a31 f1  a32 f 2   3
X 4  a41 f1  a42 f 2   4
Cov( fi , f j )  0 for i  j
Cov( k ,  h )  0 for k  h,
E ( k )  0,
Var ( k )  1, i  1,
Cov( fi ,  k )  0
,4
因子負荷量と因子得点の推定
X = ( X 1, X 2, X 3, X 4) ′と置けば、因子負荷量はX の共分散行列から推定できる。
  12  12  13

 22  23

Var ( X )  
2

3



 14   a112  a122  1 a11a21  a12 a22 a11a31  a12 a32 a11a41  a12a42 
 
 24  

 34  
 42  

2
2
a21
 a22
 1 a21a31  a22 a32 a21a41  a22 a42 

2
2
a31
 a32
 1 a31a41  a32 a42 
2
2
a41
 a42
 1 
因子負荷量の推定値 a^ij を最初の式に代入する
X i  aˆi1 f1  aˆi 2 f2   i
i  1,
,4
最小二乗法を用いて因子得点 f 1, f 2 を推定することができる。
1.3 海外ブランド品に対するイメージのデータ
ブランド名
人気度
認知度 所有率 高級感
誇らし
さ
品質
センス 親しみ
広告
シャネル
159
377
209
318
136
150
123
36
86
エルメス
145
327
136
245
104
154
127
27
41
ティファニー
145
327
136
182
86
136
136
77
59
ルイ・ヴィトン
136
359
186
177
77
186
82
109
18
グッチ
123
350
154
163
73
141
114
68
32
ラルフローレン
114
295
200
54
27
114
91
154
36
カルティエ
109
291
109
232
95
150
95
14
23
フェラガモ
109
286
68
159
64
109
77
32
18
プラダ
104
245
45
104
50
77
82
59
18
100
263
123
32
23
64
118
132
54
86
327
241
18
5
54
59
227
95
K・クライン
ベネトン
1.4 因子負荷量
因 子 行列
因子
1
人気度
. 812
認知度
.466
所有率
-.170
高級感
. 990
誇らしさ
. 994
品質
. 774
セン スの良さ
. 556
親しみ
-. 86 6
広告
-.133
因子抽出法: 最尤法
2
.360
. 801
. 955
.102
.095
.242
.062
.488
. 691
1.5 知覚マップ
2.0
1.5 ベネトン
シャネル
ルイ・ヴィトン
1.0
.5
普
及
率
ラルフローレン
ティファニー
グッチ
エルメス
0.0
-.5
K・クライン
カルティエ
-1.0
フェラガモ
プラダ
-1.5
-2.0
-2.0
-1.5
-1.0
-.5
0.0
ブランド力
.5
1.0
1.5
2.0
宿題
• 自動車のイメージデータ(Car Data.xls)の測
定要因に対し2つの因子が関与していると仮
定し、因子分析を行ないなさい。
• 因子負荷量の推定値に基づいて、各因子の
ネーミングを考えなさい。
• 因子得点を推定しなさい。
• 因子得点の推定値を用いて知覚マップを作
成しなさい。