消費者行動 - 大阪大学 経済学研究科

消費者行動
購買意思決定プロセスと検討対象となる変数
問題認識
情報探索
代替案評価
購買決定
購買事後行動
ニーズの
喚起
家庭ストック
認知
考慮集合
選択集合
知覚
選好
時期
選択
量
満足
口コミ
問題認識
問題  ニーズの発生
現実の状態
閾値以下
問題の認識に至らない
目標状態
ズレの程度
閾値より上
問題の認識に至る
問題認識発生の変化
1.
目標状態の上昇
2.
現実の状態の定価
3.
1と2がともに起こる場合
問題のタイプ





在庫切れ
不満足
使用状況の変化
商品購入による新たなニーズ
生活環境の変化
問題解決の方略

手段ー目標方略

副目標設定方略
問題認識のされ方

フレーミング効果:意思決定問題の客観的な特徴が同じ
でも、問題認識の心理的な構成によって結果が異なる
効果。

心理的財布
情報探索
意思決定
知識
問題認識
外的情報探索
探索能力
内的情報探索
内的情報探索のみで
問題解決できるか?
意思決定
情報探索

情報探索活動の程度




ルーチン的問題解決
限定的問題解決
拡張的問題解決
情報源




個人的情報(友人、知人)
商業的情報(広告、販売員)
公的情報(マスメディア、消費者団体)
経験的情報(試用、経験)
選択肢の絞込みプロセス
入手可能集合
知名集合
考慮集合
選択集合
選択
代替案評価

消費者の知覚


知覚マップ
消費者の選好(多属性態度モデル)


各属性の重要度
属性の評価
代替案評価
代替案の評価方法

感情依拠型…過去の購買経験や使用経験による評価。

加算型…各選択肢の全属性の合計による評価。

加算差型…各選択肢の一対比較による評価。

連結型…各属性について必要条件が設定され、一つでも必要条件を満
たさないものがあれば、その選択肢を拒絶する。

分離型…各属性について充分条件が設定され、一つでも充分条件を満
たすものがあれば、その選択肢を選択する。

辞書編纂型…もっとも重視する属性においてもっとも高い評価値の選択
肢が選ばれる。
購買事後行動

購買事後感情
期待と知覚された成果とギャップ
満足か不満足か?

購買事後行動


満足  製品の再購入、口コミ。
不満足  製品の廃棄や返品、認知的不協和の削減、口コミ。
購買事後行動
購買事後の製品使用
製品
保持する
本来の目的で
使用する
永久に
放棄する
新たな目的で
使用する
一時的
放棄する
そのまま
保管する
捨てる
贈与する
交換する
売却する
消費者に影響を与える主要因
文化的要因 社会的要因 個人的要因 心理的要因
文化
下位文化
社会階層
準拠集団
家族
役割と地位
年齢
ライフサイク
ル
職業
経済状態
ライフスタイ
ル
動機
知覚
学習
信念と態度
因子分析による知覚マップの作成


因子分析:多数の要因が影響しているいくつかの測定変
量をもとに、そこに関与している要因
目的:海外ブランド品特性に基づいた知覚マップの作成。
因子分析
変数1
変数2
変数3
変数4
変数5
因子分析
観測変数:
平均
:
因子分析モデル
因子負荷量
因子得点
因子分析の諸仮定
1.
2.
3.
=>観測変数の分散共分散、観測変数と因子の共分散
共通性と寄与率
共通性 =
因子 j 寄与 =
因子 j 寄与率 =
モデルの行列表現
モデル行列表現
分散共分散行列
因子負荷量の推定(主成分法)
標本分散共分散行列
標本分散共分散行列のスペクトル分解
固有ベクトルの直行行列
=>
固有値の対角行列
因子得点の推定(多変量回帰分析)
回帰モデル
行列表現
Bの推定量
Fの推定量
海外ブランド品に対するイメージのデータ
ブランド名
人気度
認知度 所有率 高級感
誇らし
さ
品質
センス 親しみ
広告
シャネル
159
377
209
318
136
150
123
36
86
エルメス
145
327
136
245
104
154
127
27
41
ティファニー
145
327
136
182
86
136
136
77
59
ルイ・ヴィトン
136
359
186
177
77
186
82
109
18
グッチ
123
350
154
163
73
141
114
68
32
ラルフローレン
114
295
200
54
27
114
91
154
36
カルティエ
109
291
109
232
95
150
95
14
23
フェラガモ
109
286
68
159
64
109
77
32
18
プラダ
104
245
45
104
50
77
82
59
18
100
263
123
32
23
64
118
132
54
86
327
241
18
5
54
59
227
95
K・クライン
ベネトン
因子負荷量
因 子 行列
因子
1
人気度
. 812
認知度
.466
所有率
-.170
高級感
. 990
誇らしさ
. 994
品質
. 774
セン スの良さ
. 556
親しみ
-. 86 6
広告
-.133
因子抽出法: 最尤法
2
.360
. 801
. 955
.102
.095
.242
.062
.488
. 691
知覚マップ
2.0
1.5 ベネトン
シャネル
ルイ・ヴィトン
1.0
.5
普
及
率
ラルフローレン
ティファニー
グッチ
エルメス
0.0
-.5
K・クライン
カルティエ
-1.0
フェラガモ
プラダ
-1.5
-2.0
-2.0
-1.5
-1.0
-.5
0.0
ブランド力
.5
1.0
1.5
2.0