讃岐うどんの持つ魅力についての研究

経営学部
経営学科
谷本 光
うどん王国
香川県!!
うどんの生産量、一人当たりうどん年間消費量
(230玉)など全国でもダントツの一位であり、
県内客だけでなく県外からも多くうどんを食べに
来る観光客が訪れる。
そこで!!!
一杯100円やそこらで売られている讃岐うどん
に潜んでいると考える「安くておいしい」以外の
付加価値を明らかにする事で、讃岐うどんの持つ
魅力に迫りたいと思い、テーマを設定した。
近畿や関東にも讃岐うどん店の出店が相次い
で行われている!!
→ わざわざ香川まで来なくてもいつでも本
格的な讃岐うどんを口にする事ができる。
しかし!!!
本論文では本場で食べる事の意義も含めた上
で、讃岐うどんの魅力に迫っていきたいと思
う。
アンケート調査
実際に香川県にある数あるうどん店の中でも人気
店にターゲットを絞り、アンケートを通じて来店
者が讃岐うどんのどのような部分に魅力を感じ来
店しているのかを分析する。
特にうどん店を訪れる県外客の生の声を聞
く事で、単にうどんブームだからという理由
だけでなく具体的な讃岐うどんの魅力を明ら
かにする事ができるのではないかと考える。
また、研究を通じ、讃岐うどん単体だけでは
なく何らかの外部要因も組み合わさって客を
満足させている事が証明でき、数ある讃岐う
どん店に応用させる事ができれば、地域の活
性化と更なるうどんブームの発展に貢献でき
るのではないかと考える。
何気にみんな知らない讃岐うど
んブームの発端だが・・・
当時、雑誌編集長であった田尾和俊が1
989年当時の「月刊タウン情報かがわ」
に連載を開始したコラム「ゲリラうどん通
ごっこ」が今のうどんブームの発端とされ
ている。
それまでの讃岐うどん
・郷土の名産
・歴史と伝統
・生活に密着した食文化
ゲリラうどん通ごっこ連載後
・おもしろい
・楽しい
・怪しい
●日時
2011年11月6日(日)
●場所
高松市内「わら家」店頭
●実施対象
「わら家」へ訪れた客(性別・年齢問わず)
●サンプル数
100名(県外客75名、県内客25名)
●方法
①讃岐うどんの魅力を11項目にまとめ、すべて
5段階評価で回答
②旅行の目的は何かをYESorNO方式で回答
讃岐うどんの魅力についての質問項目
五段階評価
・おいしさ
・価格の安さ
・メニューの多さ
5 非常にそう思う
・サイドメニューの多さ
4
そう思う
・うどん屋の数
3
普通
・うどん屋の種類の多さ
2
そう思わない
・うどん屋店員の人柄
1 全くそう思わない
・うどん屋までの道中の景色
・うどん屋を探す楽しさ
・うどん屋の雰囲気
・うどんブームだから
1位 うどん屋の数
2位 うどん屋の雰囲気
サイドメニューの数
3位 うどん屋までの道中の景色
うどん屋を探す楽しさ
香川県のちょっとおかしいサイドメニュー!!
●おでん
●いなりずし
●ばらずし
●おにぎり
●てんぷら(いいだこ、くじら、菜の花、高野
豆腐、じゃこ天etc…もちろん、ちくわや
かきあげなど、スタンダードな物もあり。)
●しょうゆ豆(香川県の郷土料理。空豆を甘辛
く炊いたもの。)
自身が幼いころから慣れ親しみ、最も身近
な食べ物であった讃岐うどんの魅力を簡単で
ありながらも証明でき、卒業論文として提出
できて良かったと思う。
そして讃岐うどんが今後もオリジナリ
ティーあふれたメニューの新たな考案や温か
い店舗の雰囲気を大切に守りぬいていく事で、
魅力に磨きをかけ、更なる発展を遂げる事を
期待したい。