地震と断層

地震と断層
1年
葛馬 拓
内容
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震源に働く力~ダブルカップル、シングルカップル~
プレートの種類と働き
活断層が作る地形&地震予知
海底断層について
P波とS波の地震波の研究
震源の数理的解析
断層の内部分析&運動~津波は何故起こるか~
地中ガスと活断層の関係
特徴
本書は東大で行われた講義ノートを元に執筆
されており、10人の研究者によって断層の各
分野を掘り下げて語っている。物理的なところ
は図を多用し、2次元化することでわかりやす
く説明されている。
マクロな点からミクロな点まで書かれているた
め、全部理解しようとせず拾い読みでもわかる
書き方をとっている。
批評
 地震の正体である断層について多角的に紹
介されている
 地震のほかの研究分野とリンクさせて書いて
ありわかりやすい
 第8章では化学的な分野から新しい視点で断
層を捉えようという新鮮さがある
 1つの事象に対していくつかの地震によって説
明が行われていて理解しやすい
まとめと感想
断層とは何かについていろんなことを知ること
ができた。物理的な法則やその説明にはわか
らない点は多いが、今どのような研究がなさ
れ、そこからわかることがどこに結びつくかが
わかり興味深い読み物であった。
P波S波や地中ガスによる地震予測はその最
たるものである。
全体を通して地震のメカニズムが少しわかる
ようになった。