不安感情の要因 2009-09-15 高木 翔平 はじめに 「不安」は人をぼろぼろにしてしまうことがある。 不安とはどんな現象なのか? どうして不安になるのか? 不安を取り除くためには? 目次 1.概要 2.不安発生のメカニズム 3.セロトニン 4.不安が引き起こす症状 5.不安の種類 6.今後の方針 7.参考文献 1.概要 不安発生のメカニズム 不安がもたらす症状 自己不安と社会不安 今後の方針 2.不安発生のメカニズム 近年の研究から、不安は「セロトニン」という化学物 質が関係していることが分かった。 ノルアドレナリン、ドーパミンなどと並ぶ、モノアミン 神経伝達物質の一つ。 心の高ぶりを沈める役割。 3.セロトニン 原料となるトリプトファンは、食物でしか得られない。 体の中で何度もリサイクルされる。 →ストレスが溜まると「使い捨て」に。 体内の90%のセロトニンが消化管に存在。 →不安になると食欲がなくなる原因。 4.不安が引き起こす症状 心臓・血管系 動悸、頻脈、冷や汗、体温低下 消化器系 口の渇き、食欲不振、腹痛、吐き気、下痢 呼吸器系 ため息、息切れ、呼吸困難 神経系 頭痛、めまい、ふるえ 5.不安の種類 不安感情には2種類ある(山田裕美)。 プライベートな不安(自己不安) 「私的自己」への注目に影響を受ける。 パブリックな不安(社会不安) 「公的自己」への注目に影響を受ける。 6.今後の方針 どうしたら不安を取り除く(弱める)ことができるか。 不安が引き起こす具体的な事例。 対人関係との関連性調査。 アンケート調査で、効果が大きそうな不安除去の 方法を調べる。 論文検索。 7.参考文献 山田裕美 「自己意識および身体意識と不安感情 の関連性」 愛知学院大学修士論文, 2005. 相澤直樹「対人恐怖と自己愛との関係に関する再 整理の試み」 神戸大学大学院人間発達環境学研 究科, 研究紀要第2巻第2号, 2009. 川崎直樹, 小玉正博「対人恐怖傾向と自己愛傾向 の共通構造としての自己概念の乖離性及び不安 定性の検討」 日本パーソナリティ心理学会,第15 巻第2号, 2007.
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