PDFファイル 3.3MB - 宇都宮市

②取得の経緯
昭和 61 年の開発業者からの受贈及び平成 17 年の地元自治会所有地との等価交換により取得し
た。
③未利用となった経緯
高架水槽敷地として利用していたが、戸祭配水場からの給水方式に切り替えたため、高架水槽
が不要となり未利用地となった。
④現況
更地になっているが、不整形地であり進入路が狭く急こう配となっている。
⑤転用・売却・貸付の可能性(意見)
平成 22 年度から 24 年度に公売に付している(平成 25 年度も公売実施予定)が、入札自体がな
い状況である。
現在は、鑑定評価額に基づく最低価格を設定の上、公売に付されているが、複数回の公売によ
り買い手がつかないのであれば、鑑定評価額に基づく最低価格を引き下げて公売に付すことも検
討に値するのではないかと考える。
上下水道局については、固定資産税が免除されているため、管理・保有コストが主として除草
費用のみと考えられているが、売却資金で借入金を返済することで金利負担を減少させることが
できる。また、宇都宮市としても当該土地に係る固定資産税が増加することになるため、利用価
値のない土地であれば鑑定評価を下回る価格で売却することにも合理性があるものと考える。
なお、隣地所有者に対し買受勧奨(売却交渉)を行ったとのことであるが、隣地所有者への買
受勧奨の過程が文書で残されていない。交渉過程について議事録等を作成し、後任へ正確に引き
継がれるようにすべきである。
(15)上下水道局未利用地(旧水道局庁舎敷地)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市本町 10-9
登記地目
宅地
面積
2,324.37 ㎡
取得価額(評価額) 6,213,543 円(注1)
(232,437,000 円)
(注2)
財産区分
普通財産
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用途
未利用地(処分可能地)
今後の方針
まちづくりの観点から処分や利活用について検討
所管部署
上下水道局
(注1)平成 25 年 3 月末現在での帳簿価額である。
(注2)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
②取得の経緯
昭和 25 年に個人より買収し取得した。
③未利用となった経緯
水道局庁舎敷地として平成 16 年 9 月まで利用していたが、庁舎移転に伴い、遊休地となった。
売却・処分を前提に有効活用していく方針であったが、その後、関東信越国税局から宇都宮税務
署の仮設事務所敷地として借り受けしたい旨の要望があり、旧水道局庁舎を解体し、平成 22 年 6
月から関東信越国税局に有償貸付していた。平成 24 年 2 月に貸付期間が終了し、現在は更地の状
態となっている。
その後、国・栃木県・宇都宮市に利用計画を照会したが、具体的な利用計画はなく、公売によ
る処分の方針であったが、いまだ公売は実施されていない。
④現況(意見)
宇都宮市の中心部にあり、周辺には、県庁・総合文化センター・税務署などがある。
不整形地であり、かつ南北の高低差が大きい。また、北側約 6m は都市計画決定による建築制限
がある。隣接地権者との間に越境しているもの(東側万年塀基礎等)
、越境されていると思われる
ものがある。
それぞれの越境物の撤去を図るべきである。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(指摘事項)
当該土地の大部分の周囲はフェンスによって囲われ、出入りができない状況にあり、現地視察
時には、除草も行われていた。
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なお、当該土地には東側に道路に通じる帯状の土地も含まれているが、特にフェンスなどで囲
われておらず自由に立ち入ることができる状態であり、近隣者の通行や自転車・バイクの置場と
して使用されている様子であった。宇都宮市も現況は把握していたが、黙認している状態である。
管理上問題があると考えられるため是正すべきである。
台帳管理については、指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
関東信越国税局への貸付期間終了後、上下水道局は、公売に向けて準備を行っていたが、平成
25 年度に入り、当該土地が、政策審議室における宇都宮市中心部周辺地域における公有財産の利
活用策に関する検討の対象となった。これは、平成 23 年 3 月に策定した「公有財産の適切な保有
及び効果的な利活用の推進に関する基本指針」に基づき、未利用地や用途廃止予定地の利活用に
向け、まちづくりの観点から導入すべき都市機能や施設、民間活力を活用した事業手法の導入な
どについて検討するものである。平成 25 年度において、検討業務を外部に業務委託(委託期間は、
平成 26 年 3 月 20 日まで)している。当該業務の調査報告書を入手した後、具体的な利活用又は
処分を決定する方針である。
宇都宮市の中心部に位置する土地であり、利用価値は高いと考えられるため、処分決定まで長
期間を要するのであれば、一時貸付等の暫定利用を検討すべきである。
C 処分困難地
(1)未利用地(旧篠井公民館敷地)
①概要
項目
所在地
宇都宮市下小池町 569-39
登記地目
宅地
面積(実測地積)
1,296.65 ㎡(2,067.64 ㎡)
取得価額(評価額) -円(7,364,972 円)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
処分困難地
所管部署
理財部 管財課
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概要
②取得の経緯
昭和 41 年 9 月に寄付受入により取得した。
③未利用となった経緯
篠井公民館の敷地として利用されていたが、平成 4 年 7 月に篠井公民館が解体されて未利用地
となった。
④現況
境界未確定の未利用地である。道路保全課が補修事務所資材置場、管財課が廃棄予定車両の一
時保管場所として利用している。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
境界未確定のため、宇都宮市による暫定利用を行っているとのことである。市街化調整区域で
あるが、住宅と隣接した整形地であるため住宅用地や駐車場用地等として売却可能性はあるもの
と考える。
早期に境界確定作業を行い公売に付すことを検討すべきである。
(2)未利用地(旧篠井診療所敷地)
①概要
項目
所在地
宇都宮市石那田町 83-2
登記地目
宅地
面積
1,011.57 ㎡
取得価額(評価額) -円(9,185,055 円)
概要
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財産区分
用途
今後の方針
所管部署
普通財産
未利用地(処分困難地)
処分困難地
理財部 管財課
②取得の経緯
昭和 29 年 11 月に旧篠井村との合併により承継取得した土地である。
③未利用となった経緯
篠井診療所用地として使用していたが、昭和 60 年 3 月に診療所が廃止され未利用地となった。
④現況
境界未確定の未利用地である。平成 6 年 10 月に診療所が解体され更地となり、現在は、道路保
全課が撤去した放置自動車の一時保管場所として利用している。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
境界未確定のため、宇都宮市道路保全課が暫定利用しており、売却可能となる時期を見極めな
がら、隣接者に境界確定の働きかけを行うか検討するとしている。
当該土地は市街化調整区域にあるが、日光街道沿いの整形地であるため駐車場用地等として売
却可能性はあるものと考える。早期に境界確定作業を行い、公売に付すことを検討すべきである。
(3)未利用地(旧下田原警察官駐在所跡地)
①概要
項目
所在地
宇都宮市下田原町 317 番 1
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概要
登記地目
面積
取得価額(評価額)
財産区分
用途
今後の方針
所管部署
宅地
225.23 ㎡
-円(1,413,633 円)
普通財産
未利用地(処分困難地)
貸付
理財部 管財課
②取得の経緯
平成 19 年 3 月に旧河内町との合併により承継取得したものである。
③未利用となった経緯
かつて警察官駐在所があったが、宇都宮市が承継取得した時点では警察官駐在所は廃止されて
おり既に未利用地であった。
④現況
境界未確定の三角地である。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
現況で貸付地として利用可能とのことであった。
売却処分については、水路脇の面積の小さい不整形地であり処分が困難としている。しかし、
宇都宮市として利活用の見込みのない土地であれば、近隣者への買受勧奨とともに、早期に境界
確定を行い公売に付すことを検討すべきである。
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(4)未利用地(旧駐在所敷地)
①概要
項目
所在地
宇都宮市福岡町 1226-1
登記地目
宅地
面積
273.73 ㎡
取得価額(評価額) -円(1,073,021 円)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
処分困難地
所管部署
理財部 管財課
概要
②取得の経緯
昭和 29 年に旧城山村との合併により承継取得したものである。
③未利用となった経緯
承継取得時より未利用地であった。
④現況
境界未確定の三角地である。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
管財課においては、売却可能となる時期を見極めながら、隣接者に境界確定の働きかけを行う
か検討するとしている。市街化調整区域の水路脇の不整形地であり、処分は困難との考えは理解
できる。
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しかし、近隣の状況や面積からは宅地や駐車場用地等としての利用可能性もあるものと考える。
したがって、宇都宮市として利活用の見込みがないのであれば、早期に境界確定を行い、公売に
付すことや貸付地とすることを検討すべきである。
(5)未利用地(竹下町 1383 他)
①概要
項目
所在地
宇都宮市竹下町 1383 他
登記地目
雑種地
面積
2,577.00 ㎡
取得価額(評価額) -円(15,152,760 円)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
処分困難地
所管部署
理財部 管財課
概要
②取得の経緯(指摘事項)
平成 15 年 9 月に個人からの寄付受入により取得した土地である。
取得当時、土地の寄付については、以下の条件に合致するものであれば寄付を受入れていたと
のことである。
ⅰ)物件の所有権および公図等が明確であること
ⅱ)物件に抵当権や私権が設定されていないこと
ⅲ)物件の境界が明確であること
当該土地は、境界未確定とされていることから、上記の条件に合致していないものと考えられ
る。当該土地の寄付受入は受入の基準に合致しておらず不適当であったものと考えられる。
また、利活用見込みのない土地の寄付受入れによって、管理費の増加と当該土地に係る固定資
産税収の減収という結果になっている。寄付の受入にあたっては、利活用見込みや処分可能性に
ついても検討すべきであったものと考える。
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さらに、寄付受入時には、寄付者の意向、目的やその経緯について記録に残すべきである。
なお、平成 23 年度に、
「宇都宮市不動産の寄附相談及び受入れに関する事務手引き」による運
用が始まったことにより、現在では寄付の申し込みがあった土地の利活用や売却可能性を考慮し、
寄付受入れの可否を公有財産運用検討委員会で決定している。
③未利用となった経緯
寄付受入当初より未利用である。
④現況
境界未確定かつ進入路が狭小な土地である。当初の登記地目は畑であったが、現況に合わせて
平成 25 年 4 月に雑種地とした。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
管財課によると、大規模な旗竿地であったため処分困難地とされており、平成 24、25 年に太陽
光パネル貸付用地としての活用を検討したが、希望事業者がいなかったとのことである。
現地を視察したところ、進入路は狭小であるが、小型乗用車一台程度の通行は可能と思われた。
また、当該土地は市街化調整区域にあるが住宅地の隣接地にある。現地視察時には隣地において
住宅建築中であり、宇都宮市所有土地の進入路に沿って、私道を整備中のようであった。宇都宮
市の土地の進入路についても拡幅できる可能性はあるものと考える。したがって、売却可能性は
あるものと考えられるので、早期に境界確定を行い、公売に付すことを検討すべきである。
(6)未利用地(鶴田町 3312-2)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市鶴田町 3312-2
登記地目
畑
面積
528.00 ㎡(348.81 ㎡)
取得価額(評価額) -円(16,742,880 円)
(注)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
処分困難地
所管部署
理財部 管財課
(注)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
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②取得の経緯(意見)
平成 10 年 12 月に個人からの寄付受入により取得した。
取得当時、
(5)②取得の経緯 に記載のとおり、土地の寄付については、一定の条件に合致す
るものであれば寄付を受入れており、必ずしも土地の利活用目的があって寄付を受入れていたわ
けではなかった。
当該土地は、一定の面積はあるものの、傾斜地で公道に2m以上接していないため、住宅建築
は不可能である。
利活用見込みのない土地の寄付受入れによって、管理費の増加と当該土地に係る固定資産税収
の減収という結果になっている。寄付の受入にあたっては、利活用見込みや処分可能性について
も検討すべきであったものと考える。
また、寄付受入時には、寄付者の意向、目的やその経緯について記録に残すべきである。
③未利用となった経緯
寄付受入当初から未利用地となっている。
④現況
進入路が狭く、河川に向かってかなり傾斜している。また、敷地が公道に2m以上接していな
いため建物の建築ができない土地である。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
柵やフェンス等で周囲を囲まれていないため出入りが自由にできる状態である。現地視察時に
は、雑草が生い茂っており土地の管理状況は良好とは言い難い状況であった。台帳記載事項は特
に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
現状では建築許可が下りないことから、公売を実施していない。また、これまで近隣者への買
受勧奨を実施したかについては、何ら記録等がないため不明である。
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隣接者であれば当該土地の活用は可能であると考えられるので、隣接者に買受勧奨を行うべき
であり、また、その経過も記録に残すべきである。
(7)未利用地(東浦町 1119-477)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市東浦町 1119-477
登記地目
宅地
面積
591.88 ㎡
取得価額(評価額) -円(29,594,000 円)
(注)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
保留
所管部署
理財部 管財課
(注)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
②取得の経緯
昭和 49 年 8 月に購入した土地であるが、取得の相手方や経緯は不明である。
③未利用となった経緯
当初から未利用であり、当該土地の一部は宇都宮市立東浦保育園の駐車場として利用されてい
る。
④現況
周辺道路との境界が未確定である。一部は東浦保育園駐車場、一部は東浦自治会の自治会用地
として利用されている。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(指摘事項)
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当該土地の一部は、フェンスによって仕切られ東浦保育園の駐車場として利用されている。ま
た、隣地が東浦自治会の集会所となっていることから、一部は東浦町自治会用地としても利用さ
れている。自治会用地には、テントやプレハブ物置が設置され物置や駐車場として使用されてい
る。
当該土地の隣地が東浦自治会に無償貸付している集会所敷地であることから、東浦自治会では、
当該土地の一部を自治会活動に使用しているものである。宇都宮市は、正式に使用許可を与えた
訳ではないが、自治会活動に使用していることから黙認している状況である。
東浦自治会への当該土地の無償貸与については、自治会活動に使用する面積を確定し借受申請
書及び減免申請書を提出させて貸付契約を締結すべきである。あるいは、現在の無償貸付契約の
貸付面積を実態に合うよう変更すべきである。
これに合わせて、台帳記載事項も変更すべきである。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
当該土地の一部は、宇都宮市立東浦保育園の駐車場として利用されている実態があるので、当
該保育園駐車場部分は、分筆して所管替えすべきである。
保育園駐車場用地と東浦自治会での自治会活動使用地以外の敷地については、面積を確定し、
利活用の方法について検討すべきである。また、利活用の途がなければ、公売に付すことを検討
すべきである。
(8)未利用地(本丸町 3517-1)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市本丸町 3517-1
登記地目
宅地
面積
127.40 ㎡
取得価額(評価額) -円(6,752,200 円)
(注)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
駐車場として貸付中
所管部署
理財部 管財課
(注)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
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②取得の経緯(意見)
平成 3 年 12 月に宇都宮市土地開発公社が城址公園整備用地(代替地)として買収した土地であ
る。平成 5 年 10 月に現在の城址公園内にあった宇都宮保育園の代替地として土地の一部を処分し、
平成 6 年 3 月に残地を宇都宮市が買い戻した。平成 20 年 4 月に、その土地の一部を宇都宮市教育
センターの駐車場として利用するため行政財産へ用途変更し、その残地が現在の土地である。
現在となっては、事業用地買収において残地の発生した経緯は不明であるが、事業用地の買収
に当たっては、極力残地が発生しないよう取得すべきである。
③未利用となった経緯
城址公園整備用地の残地として、買い戻し時より未利用地であった。現在は宇都宮保育園の駐
車場として一時貸付中となっている。
③現況
保育園駐車場として一時貸付中である。
④現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑤転用・売却・貸付の可能性(意見)
宇都宮保育園に購入意思を確認したところ、購入の意思がないとの回答であったとのことであ
る。宇都宮市として利活用の見込みのない土地であり速やかに公売に付すべきである。
(9)未利用地(さるやま町 314-2)
①概要
項目
所在地
宇都宮市さるやま町 314-2
登記地目
宅地
85
概要
面積
207.61 ㎡
取得価額(評価額) -円(3,027,000 円)
(注)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
処分保留
所管部署
理財部 管財課
(注)平成 21 年 2 月に実施した鑑定評価額である。
②取得の経緯
昭和 60 年 10 月に栃木県住宅供給公社から寄付により譲り受けた土地である。
③未利用となった経緯
当初から未利用地であった。
④現況
市街化調整区域内にあり、更地で構造物もないが、形状不良(三角地)で片側の道路面と高低
差がある。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
現地は、柵で囲われており一部に雑草が生い茂っているものの概ね適切に管理されている。台
帳記載事項も特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
平成 20 年に公売を実施したが、応札はなかった。その後、当該土地の一部(面積の 1/2 程度)
を道路用地として利用することとしたため、現在は公売を保留しているとのことである。
道路としての予定地を確定し分筆し、残地の利活用や処分について検討すべきである。
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(10)未利用地(下岡本町 2104-25)
①概要
項目
所在地
宇都宮市下岡本町 2104-25
登記地目
宅地
面積
215.59 ㎡
取得価額(評価額) -円(2,697,375 円)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
換地先確定後に公売
所管部署
理財部 管財課
概要
②取得の経緯
換地前従前地の取得の経緯は不明である。
③未利用となった経緯
当初より未利用である。
④現況
岡本駅西区画整理事業地内の土地であり仮換地未指定の状況である。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
仮換地未指定であり、特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
管財課によれば、換地処分後に公売による処分を検討しているとのことである。
しかし、区画整理が開始して相当期間が経過しており、速やかに仮換地の指定を受けるべきで
ある。
(11)未利用地(平松本町 814 番 1)
①概要
項目
所在地
宇都宮市平松本町 814-1
登記地目
山林
面積
3513 ㎡
取得価額
-円
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
処分保留
所管部署
理財部 管財課
概要
87
②取得の経緯
平成 2 年 3 月に栃木県との土地交換により取得した土地である。
③未利用となった経緯
当初から未利用地であった。
④現況
宇大東南部第 1 区画整理事業地内にあり、換地処分となっていない。仮換地は、街区番号 91 画
地番号 1 地積 948.44 ㎡である。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
管財課によれば、当該地は、宇大東南部第1区画整理事業地内にあり、最終的に数ヶ所に分割
されて換地となる。平成 25 年 3 月に1ヶ所が仮換地になっているものの、現在は不整形であり、
今後の換地と併せて整形になる見込みである。また、仮換地の段階では、周辺道路等の整備が完
了していないため、公売には時期尚早と判断し、本換地後に公売による処分を検討するとしてい
る。
区画整理が開始して相当期間が経過しており、速やかに仮換地の指定を受け公売に付すべきで
ある。
(12)上下水道局未利用地(旧自由が丘増圧所)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市上田原町 1079-16 他
登記地目
水道用地
88
面積
147.00 ㎡
取得価額(評価額) 141,977 円(注 1)(2,499,000 円)(注 2)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
売却(近隣地権者と交渉)
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末現在での帳簿価額である。
(注 2)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
②取得の経緯
昭和 55 年に旧河内町からの受贈を受け、増圧所敷地として使用していた。
③未利用となった経緯
平成 6 年に松田水系からの直接給水方式に切り替えたため、増圧所が不要となり未利用地とな
った。
④現況
自由が丘団地の住宅に隣接する敷地であるが、増圧所施設が残されたままとなっている。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(指摘事項)
チェーンで立ち入りを防止しているものの、容易に立ち入り可能であり、旧設備を放置してお
くのは安全性に問題があるため、できるだけ早急に撤去すべきである。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
不整形の傾斜地であるため近隣地権者との売却交渉を行っているが、価格の折り合いがつかず
不調に終わっているとのことであった。住宅地内の土地であり、近隣地権者からの引き合いのあ
る土地であることから、近隣地権者への買受勧奨と並行して、旧設備を撤去して公売に付すこと
も検討すべきである。
89
(13)上下水道局未利用地(旧岡本ポンプ場)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市中岡本町 3650-3 他
登記地目
水道用地
面積
548.00 ㎡
取得価額
220,581 円(注 1)
財産区分
普通財産
用途
未利用地
今後の方針
処分困難なため、継続保有
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末現在での帳簿価額である。
②取得の経緯
昭和 47 年に旧河内町から受贈を受けて、ポンプ場の敷地として使用していた。
③未利用となった経緯
昭和 62 年に松田水系からの直接給水方式に切り替えたため、ポンプ場が不要となり未利用地と
なった。
④現況
平成 22 年にポンプ場は撤去済みであり、構造物はない。平成 22 年に奈坪通り沿いの 193 ㎡を
売却し、残地は接道から数十mの 2m幅通路を抜けた場所で、かつ、市街化調整区域であるため
処分困難地とされている。また、北側接道は私道であり、残地との高低差が約 2mある。除草が
行われていなかったため、傾斜地であることを確認できなかった。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
90
除草が行われておらず、十分な現地確認ができない状況であった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
宇都宮市は、処分困難なため継続保有としているが、民間の資材置き場と隣接しており、近隣
者への買受勧奨も検討すべきである。売却困難との判断は、買受勧奨の結果から判断すべきと考
える。
(14)上下水道局未利用地(旧大谷ポンプ場)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市田下町 281-2 他
登記地目
水道用地
面積
1,410.00 ㎡
取得価額
151,145 円(注 1)
財産区分
普通財産
用途
未利用地
今後の方針
処分困難なため局内活用を検討
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末現在での帳簿価額である。
②取得の経緯
昭和 31 年に個人から買収し、ポンプ場敷地として利用していた。
③未利用となった経緯
平成 5 年に今市水系からの直接給水方式に切り替えたため、ポンプ場は不要となり未利用地と
なった。
④現況
91
境界未確定の市街化調整区域にあり、旧設備がそのまま残されている。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(意見)
有刺鉄線付のフェンスで囲われているが、門扉については乗り越えることも可能であり、子ど
もの侵入などに備えてできるだけ早期に撤去すべきである。撤去費用は 6,790 千円と見積もられ
ており多額ではあるが、安全性の確保を優先すべきと考える。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
平成 21 年度の遊休資産活用処分検討会議では、底地の整理(公図の混乱、法定外公共物)を優
先し、解決後には処分するとの方針が示されていた。一方で、平成 24 年度の遊休資産活用処分検
討会議では、公図の混乱や市街化調整区域であることを理由に売却を断念し、太陽光発電施設設
置などの利活用を検討する方針に転換している。
売却困難との理由で方針転換しているが、境界確定作業の状況や隣接者との折衝状況が示され
ておらず、合理性に欠ける。
また、既存設備の撤去については、利活用の決定に合わせて既存設備を撤去することにより、
撤去費用の予算措置がし易いことは理解できるが、⑤に記載したとおり、安全性の観点からは不
要な施設はできるだけ早期に撤去すべきである。
さらに、早期に境界確定を行い、隣接者への買受勧奨と並行して、公売に付すことも検討すべ
きである。一定規模以上の土地については、公売に付すことで売却困難な土地かどうかの客観性
を担保することができるものと考える。
(15)上下水道局未利用地(旧戸祭グリーンヒル増圧所)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市上戸祭町 1910-154
登記地目
山林
面積
225.00 ㎡
取得価額(評価額) 1,548,320 円(注 1)
(11,925,000 円)(注 2)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
処分困難地
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末現在での帳簿価額である。
(注 2)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
92
②取得の経緯
昭和 63 年に開発業者から受贈を受けた。
③未利用となった経緯
増圧所敷地として使用していたが、平成 8 年に戸祭配水場からの直接給水方式に切り替えたた
め不要となり未利用地となった。
④現況(意見)
接道部分が 2m幅の階段のみで公道との高低差が大きい境界未確定の土地であるとともに、南
東側に戸祭配水場(水道山)が位置し、日当たりが悪い。また、平成 13 年に高架水槽を解体した
ものの、建物・ポンプ室等が残存している。
公図を確認したところ、隣接地は宇都宮市の所有土地であることから、関係課と早期に境界確
定を行い、合筆・分筆することで利用価値を高め、利活用の検討や公売に付すべきである。
⑤現物管理・台帳管理の適切性
特に指摘すべき事項はなかった。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
遊休資産活用処分検討会議の議事録によれば、平成 21 年度に書庫等で利用できないか検討する
こととされているが、平成 24 年度においても倉庫等として上下水道局内部の利活用を検討すると
している。
数年間検討して利活用の方針が決まらないのであれば、利活用の途がないと考えるべきである。
建物を撤去し、公道と高低差がなくなるよう整地して、境界確定後に公売に付すことを検討すべ
きである。
(16)上下水道局未利用地(旧富士見が丘配水池(2・3号))
①概要
93
項目
概要
所在地
宇都宮市富士見が丘一丁目 638-11
登記地目
山林
面積
403.00 ㎡
取得価額(評価額) 24,591,060 円(注 1)
(13,702,000 円)(注 2)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
公売
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末現在での帳簿価額である。なお、開発業者からの受贈による取得であり、
受贈益を計上している。
(注 2)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
②取得の経緯
平成 9 年に開発業者から受贈を受けた。
③未利用となった経緯
配水池として使用していたが、戸祭配水場からの給水方式に切り替えたため不要となり未利用
地となった。
④現況(指摘事項)
境界未確定であり、配水池が残存している。また、隣接者からの越境物がある。
境界確定及び越境物の撤去に係る手続を早期に実施する必要がある。越境物の撤去に時間を要
するのであれば賃貸料を収受するなどの措置が必要である。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(指摘事項)
配水池が残存しているが、利用可能性のない施設である。柵等で囲われてはいるが、安全性の
観点からできるだけ早期に撤去すべきである。
94
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
宇都宮市は売却方針であるが未だ売却手続きに至っていない。⑤に記載のとおり安全性の観点
からできるだけ早期に残存施設を撤去し、公売に付すことを検討すべきである。また、早期売却
を実現するためには、境界確定や越境物への対応についても期限を定めて速やかに対応すべきで
ある。
(17)上下水道局未利用地(旧富士見が丘配水池(1号)
)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市富士見が丘一丁目 639-2
登記地目
山林
面積
330.00 ㎡
取得価額(評価額) 11,187,000 円(注 1)
(11,220,000 円)(注 2)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
売却
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末現在での帳簿価額である。なお、開発業者からの受贈による取得であり、
受贈益を計上している。
(注 2)平成 25 年度の正面路線価に面積を乗じて算定している。
②取得の経緯
平成 9 年に開発業者から受贈を受けた。
③未利用となった経緯
配水池として使用していたが、戸祭配水場からの給水方式に切り替えたため不要となり未利用
地となった。
95
④現況(指摘事項)
境界未確定であり、配水池が残存している。また、隣接者が許可なく当該土地に看板を設置し
ている。
境界確定及び看板の撤去に係る手続を早期に実施する必要がある。看板の撤去に時間を要する
のであれば賃貸料を収受するなどの措置が必要である。
また、市有地法面部分が越境し歩道を塞いでいる。残存施設の撤去を早期に行い、越境を解消
する必要がある。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(指摘事項)
配水池が残存しているが、利用可能性のない施設である。柵等で囲われてはいるが、安全性の
観点からできるだけ早期に撤去すべきである。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
宇都宮市は売却方針であるが未だ売却手続きに至っていない。⑤に記載のとおり安全性の観点
からできるだけ早期に残存施設を撤去し、公売に付すべきである。また、早期売却を実現するた
めには、境界確定や越境物への対応についても期限を定めて速やかに対応すべきである。
(18)上下水道局未利用地(旧戸祭台増圧所)
①概要
項目
概要
所在地
宇都宮市戸祭台 3 他
登記地目
水道用地
面積
1,137.00 ㎡
取得価額
63,411,921 円(注 1)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
売却又は利活用
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末日現在での帳簿価額である。
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②取得の経緯
昭和 58 年に開発業者から買収して取得した。
③未利用となった経緯
増圧所として使用していたが、平成 8 年に戸祭配水場からの給水方式に切り替えたため不要と
なり未利用地となった。
④現況
境界未確定であり、建屋・ポンプ室等が残存している。また、接道部に民有水路があり、未接
道となっているとともに、東側に戸祭台緑地が位置することから、日当たりが悪い。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(意見)
フェンスで囲われ侵入できないようになっているが、建屋・ポンプ室等が残存しており、安全
性の点からできるだけ早期に撤去すべきである。
⑥転用・売却・貸付の可能性(意見)
宇都宮市としては、売却または水道局内部での利活用を検討している。平成 21 年度の遊休資産
活用処分検討会議では売却の方向で計画を立てていたが、その後具体的な動きはない。
利活用の方法としては、緑地と隣接していることから緑地・公園として管理することも考えら
れる。しかし、数年間検討しても利活用案が出ないのであれば、残存施設を撤去し、公売に付す
ことを検討すべきである。
(19)上下水道局未利用地(旧八幡台増圧所)
①概要
項目
所在地
宇都宮市八幡台 2615-13 他
登記地目
水道用地
97
概要
面積
159.00 ㎡
取得価額
1,924,000 円(注 1)
財産区分
普通財産
用途
未利用地(処分困難地)
今後の方針
利活用又は土木管理課への移管
所管部署
上下水道局 企業総務課
(注 1)平成 25 年 3 月末日現在での帳簿価額である。
②取得の経緯
昭和 61 年に開発業者から受贈を受けた。
③未利用となった経緯
増圧所敷地として使用していたが、平成 8 年に戸祭配水場からの給水方式に切り替えたため不
要となり未利用地となった。
④現況
フェンスで囲われているものの侵入可能であり、旧設備がそのまま残されれており、安全性に
問題がある。
また、道路の法面(崖)に存在しており、利活用に限界があると考えられる。
⑤現物管理・台帳管理の適切性(意見)
崖地にありフェンスで囲われているものの侵入可能であるため、可能な限り建屋や不要な構築
物を撤去し、安全性を高めることを検討すべきである。
⑥転用・売却・貸付の可能性
崖地であり、建屋以外の構築物の撤去には相応の費用がかかるものと考えられる。利活用・売
却には限界があり、上下水道局の方針通り、道路法面として管理するのが現実的と考える。
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