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上伊那広域連合広域計画
平成27年度~平成31年度
上伊那広域連合
ごあいさつ
伊那市・駒ヶ根市・辰野町・箕輪町・飯島町・南箕輪村・中川村・宮田村の2市3
町3村でなる当圏域は、それぞれ地域的なつながりを持つ8市町村が、地域特性を活
かし相互に連携を図りながら、
「アルプス花回廊かみいな
自然と人が行き交い、魅力
ある生活・文化・産業を創造する上伊那連邦」の実現に向け、広域計画に基づき、豊
かな自然と人々が共生し、文化や産業が調和し、発展する地域づくりを進めてきまし
た。
上伊那広域連合は、多様化する広域行政需要に適切に対応した行政サービスの更な
る充実と効率的な行財政運営を図るため、ごみ処理施設の共同化、介護認定審査会及
び障害支援区分認定審査会の設置、情報システムの共同処理、地域医療再生事業、公
共土木事業に係る事務など広域的に取り組むことが効率的と考えられる事務を共同処
理し、多くの施策を実施するとともに、国や県からの権限委譲の受入体制を整備する
など、関係市町村が相互に支え合う仕組みとして、これまで多くの成果をあげてきま
した。
しかし、当圏域を取り巻く社会情勢は、少子高齢化の急速な進展や、深刻な人口減
少社会の到来など時代の転換点を迎えています。また、長引く景気の低迷や産業活動
の落ち込みに伴う雇用情勢の悪化、東日本大震災の影響などにより、厳しい状況が続
いています。
そうした中で、人口増加に向けた各種対策の問題、医療従事者の不足などによる医
療・福祉問題、地球的規模の環境問題、地域防災体制の強化など、行政や地域におけ
る課題は多様化しており、住民ニーズに対応した広域行政の推進がますます求められ
ています。
さらに、消防の広域化や、地域の発展のための新たな広域観光の推進、リニア中央
新幹線開通を見据えた将来像の実現に向けて、今後広域の枠を超えた様々な取組も必
要となっています。
こうした状況を受け、今般、広域連合や関係市町村が事務処理を円滑に進めていく
ための指針となる上伊那広域連合第4次広域計画を策定しました。
広域計画の目標の達成のために、地域住民の皆様にも積極的にご協力いただき、今
後も関係市町村が連携を図りながら、住民ニーズに的確に対応した施策を展開し、質
の高い行政サービスを提供するとともに、地域の特性を活かした魅力ある圏域づくり
のため、上伊那地域の一体的・総合的な発展を目指します。
本計画の策定にあたり、ご尽力を賜りました広域計画策定委員の皆様をはじめ、貴
重なご意見をいただきました住民の皆様、議会及び関係団体の皆様に心より感謝申し
上げます。
平成27年3月
上伊那広域連合
広域連合長
白 鳥
孝
目
次
◆広域計画の策定にあたり ·······································
1
◆上伊那広域圏の将来像 ·········································
2
◆上伊那地域の概要 ·············································
3
◆広域計画
1 広域行政の推進に関すること ·······························
2 ふるさと市町村圏基金事業の実施に関すること ···············
3 広域的な観光振興に関すること ·····························
4 業務システムの共同利用を行うための電算機の設置、管理及び
運用に関すること ·········································
5 養護老人ホーム入所判定委員会の設置及び運営に関すること ···
6 障害支援区分認定審査会の設置及び運営に関すること ·········
7 介護認定審査会の設置及び運営に関すること ·················
8 広域的な医療体制の整備調整に関すること ···················
9 循環型社会形成の推進に関すること ·························
10 ごみ処理施設の設置、管理及び運営に関すること ·············
11 関係市町村が行う公共土木事業に係る事務のうち、当該市町村
の長との協議により広域連合が処理することとなった事務に関
すること ·················································
12 広域的な幹線道路網構想及び計画の策定並びに同構想及び計画
に基づく事業の実施に関すること ···························
13 消防に関すること(消防団に関すること並びに水利施設の設置、
維持及び管理に関することを除く。) ························
14 調査研究に関すること ·····································
15 広域計画の期間及び改定に関すること ·······················
◆注
釈 ···················································
5
7
8
11
13
14
16
19
21
24
27
29
32
35
36
37
(文中※の語句について説明しています。)
◆資
料
編 ···················································
39
広域計画の策定にあたり
計画策定の趣旨
上伊那広域連合がこれまでに策定した第3次までの広域計画は、広域連合を構
成する市町村やその住民に対して、広域連合が掲げる目標や事務処理の方針を具
体的に示し、広域連合や関係市町村が適切に事務処理を行っていくための指針と
なるものです。
今回策定する広域計画は、これらに加え、平成26年2月に策定されたリニア
中央新幹線開通を見据えた「上伊那地域将来ビジョン」に示された上伊那の将来
像の基本指針と整合を図るとともに、消防の広域化に伴う新たな項目を加え、地
方自治法第291条の7の規定に基づき、広域連合規約第5条に規定されている
項目について、その経緯及び現状と課題を明らかにし、今後の方針及び施策を具
体的に掲げています。
これにより、関係市町村の地域特性を活かし、相互に連携を図りながら広域行
政を推進し、上伊那地域の将来を見据えた一体的な振興・発展を目指します。
1
上伊那広域圏の将来像
上伊那地域では、少子高齢化が進行する中で、人口減少時代に対応した人口増対
策、保健・医療・福祉問題、環境問題、社会基盤整備、地域防災体制の強化、新た
な時代に向けた広域観光の推進など、様々な広域的課題に対応する広域圏の将来像
が求められています。
現在まで、上伊那広域連合の理念や基本方針は、上伊那地域ふるさと市町村圏計
画に掲げた将来像を目指してきました。また、施策の基本方針も同計画に沿って進
めてきました。
上伊那広域圏は、関係8市町村での広域行政圏を維持し、関係団体及び圏域住民
が市町村の枠を超えて連携協力し、将来にわたって持続可能な、豊かで住みよい、
連帯感あふれる、魅力的で力強く成長する圏域づくりを目指します。
圏域の将来像
アルプス花回廊
かみいな
~自然と人が行き交い、
魅力ある生活・文化・産業を創造する上伊那連邦~
施策の基本方針
1
時代の変化に対応した圏域づくり
2
地域の特性を活かした圏域づくり
3
ソフト事業重視の取組
4
連携のとれた圏域づくり
5
住民の広域交流、連携の促進
2
上伊那地域の概要
上伊那地域は、長野県の南部に位置し、東は南アルプスを境に山梨県と静岡県に接
し、西は中央アルプスを境に木曽地域に接しています。地域の中央には、天竜川がそ
の支流も合わせて南下し、南アルプスと中央アルプスのふたつのアルプスがそびえ、
雄大なパノラマが広がっています。
気候は、内陸的で、年間の日照時間も長く、冷涼で住みよい環境です。
地域の交通は、JR飯田線が地域を結ぶ公共交通として、中央本線、東海道本線に
接続しています。道路では、国道153号が地域の幹線として南北に走り、中央アル
プスを東西に貫く「伊那木曽連絡道路」の整備により、県南部の交通の要所となって
います。また、西部には中央自動車道が南北に走り、首都圏及び中京圏へのアクセス
の要となっています。
産業は、農業、工業、商業がバランスよく発展してきました。
農業は、豊かな耕地と清らかな水を利用した米栽培を中心に、野菜、花き、果樹の
栽培が盛んに行われています。また、畜産も盛んで、農産物等の供給拠点として発展
しています。
工業は、製造品出荷額等が県内の広域市町村圏別3位で、県下の 12.5%(平成 24
年数値:経済センサス活動調査)を占めており、電子、情報、機械、食品などの生産
拠点として多様な産業が発展しています。
豊かな森林資源を活かし、圏域では、ペレットストーブ ※ P37 などの利用も多く、木
質バイオマス ※ P37 を活用した木質ペレットの生産も行われています。
晴天率が高く、長い日照時間を利用した太陽光発電や、豊かな水資源を活用した小
水力発電など、自然エネルギーの活用も盛んに行われています。
圏域内には、ユネスコエコパーク ※ P37 に登録された南アルプス、天下第一の桜「タ
カトオコヒガンザクラ」で有名な高遠城址公園や駒ヶ岳千畳敷カールなど、自然豊か
な観光資源を有しています。
また、歴史の街道に沿って、関係市町村には温泉・観光施設が整備され、暮らす人、
訪れる人を楽しませています。
当圏域には、住民と行政が互いに交流・連携・協働し、美しいふたつのアルプスの
山なみや、花や緑に囲まれた豊かな自然環境の中で、地域の伝統や文化を大切にしな
がら、健康で安心して暮らすことのできる環境があります。
活力ある地域を持続させるため、魅力的で特色のある地域産業を創造し、地域の更
なる発展を目指します。
関係市町村の面積
宅 地
市町村名
総面積
伊那市
667.81
18.83
2.8
駒ヶ根市
165.88
8.74
辰野町
169.02
4.74
箕輪町
86.12
飯島町
面積
田
% 面積
畑
(平成25年1月1日現在) (単位:k㎡)
山 林
原 野
そ の 他
% 面積
% 面積
% 面積
%
面積
% 38.90
5.8 17.55
2.6 300.41
45 55.45
8.3 236.67
35.5
5.3
16.09
9.7
3.99
2.4 42.81
25.8
9.81
5.9
84.44
50.9
2.8
6.03
3.6
3.83
2.3 78.38
46.4
9.53
5.6
66.51
39.3
6.57
7.6
7.79
9
9.66
11.2 24.24
28.2
5.18
6.0
32.68
38
86.94
3.55
4.1
9.52
11
3.61
4.1 13.70
15.8
0.56
0.6
56.00
64.4
南箕輪村
40.90
3.79
9.3
5.65
13.8
3.86
9.4
2.81
6.9
1.03
2.5
23.76
58.1
中川村
77.05
1.72
2.2
4.88
6.3
3.95
5.1 35.56
46.2
3.92
5.1
27.02
35.1
宮田村
54.52
2.56
4.7
4.03
7.4
0.91
1.7 37.71
69.1
0.36
0.7
8.95
16.4
合計
1,348.24
50.50
3.7
92.89
6.9
47.36
3.5 535.62
39.7
85.84
6.4 536.03
39.8
(資料:市町村)
3
関係市町村別人口及び世帯数
市町村名
平 成 17 年
世帯数(戸)
増 減 率 (%) 平 成 22 年
人口(人) 世帯数
人口
世帯数(戸)
増 減 率 (%) 平 成 25 年
人口(人) 世帯数
人口
増 減 率 (%)
人口(人) 世帯数
世帯数(戸)
人口
伊那市
25,043
71,788
5.42
0.33
26,112
71,093
4.27 △ 0.97
26,034
69,372 △ 0.30 △ 2.42
駒ヶ根市
12,035
34,417
5.02
0.23
12,161
33,693
1.05 △ 2.10
12,126
32,832 △ 0.29 △ 2.56
辰野町
7,309
21,801
1.58 △ 2.70
7,356
20,909
0.64 △ 4.09
7,330
19,984 △ 0.35 △ 4.42
箕輪町
9,129
26,276
8.67
2.40
9,112
26,214 △ 0.19 △ 0.24
9,223
25,771
飯島町
3,294
10,570
2.14 △ 2.98
3,242
9,902 △ 1.58 △ 6.32
3,163
南箕輪村
5,026
13,620
3.95
1.61
5,560
14,543
中川村
1,531
5,263
3.24 △ 3.87
1,576
宮田村
2,939
8,968
11.28
3.18
3,092
66,306 192,703
5.26
0.14
合計
9,490 △ 2.44 △ 4.16
6.78
5,872
14,949
5,074
2.94 △ 3.59
1,700
4,993
7.87 △ 1.60
8,974
5.21
3,234
8,982
4.59
68,211 190,402
10.62
1.22 △ 1.69
0.07
2.87 △ 1.19
68,682 186,373
5.61
2.79
0.09
0.69 △ 2.12
※平成17年、平成22年は国勢調査値 (平成17年 高遠町・長谷村の数値は、伊那市に含む)
※平成25年は毎月人口異動調査による10月1日現在の推計値
※増減率は、それぞれ前回の調査の数値に対する比較
産業別就業者割合
0%
伊 那 市
駒ヶ根市
辰 野 町
箕 輪 町
10%
8.98
合
計
60%
70%
80%
100%
53.25
48.57
47.83
44.46
39.57
7.47
90%
56.35
15.97
44.46
39.49
24.25
8.77
50%
46.38
7.71
6.80
40%
39.18
5.05
中 川 村
宮 田 村
30%
34.67
7.57
飯 島 町
南箕輪村
20%
53.04
33.14
42.62
44.06
49.14
39.57
51.65
第1次産業
第2次産業
第3次産業
平成22年度国勢調査
4
1 広域行政の推進に関すること
【経
緯】
上伊那圏域は、古くから地域間の交流が盛んな地域で、関係市町村の生活圏も圏域
内に及んでいます。昭和45年に国の広域市町村圏に指定され、上伊那地域広域市町
村圏協議会として発足し、さらに、昭和46年に上伊那地域広域市町村圏計画を策定
し、上伊那地域広域行政事務組合を設立しました。
平成3年にふるさと市町村圏 ※ P37 に選定されて以来、上伊那広域圏として一体的、
計画的な振興を図る中で、平成11年には、より密接な連携を目指して、上伊那広域
連合へと発展してきました。
その後、平成18年4月からは、上伊那郡町村会並びに上伊那土木振興会の組織及
び事務を受け入れ、広域的事務を統合してきました。
また、協議を重ねてきた消防広域化について、平成27年4月に伊那消防組合と伊
南行政組合の消防の業務が上伊那広域連合の事務に加わり、広域消防体制の充実・強
化を図ることになりました。
(P46資料編「上伊那広域連合のあゆみ」参照)
【現状と課題】
今後、本地域の人口は長期的に減少し、本圏域においても少子高齢化が急速に進む
ことが予想されます。また、生産年齢人口の減少などにより、地域活力の低下が懸念
されています。
そうした中で、広域行政の重要性は年々増してきており、地方分権の高まりととも
に、地方が担う役割が増える中、地域住民に対し、効率的で質の高い行政サービスを
提供するため、関係市町村の事務事業の共同処理を行うと同時に、圏域の問題や課題
に対し調査研究を行っています。
平成20年度末、ふるさと市町村圏推進要綱は廃止されましたが、関係市町村の自
主的な協議により、基本的な広域連携及び圏域の枠組み、ふるさと市町村圏基金 ※ P37
は引き続き維持し、ふるさと市町村圏ソフト事業 ※ P37 及び現在実施中の共同処理事務
については継続することとなりました。
広域行政の推進においては、関係市町村の自主的協議に基づき、国の法律や、県・
関係市町村の総合計画との調和を図るとともに、強い連携により広く情報を共有し、
同じ目的意識のもとで信頼と協調を基調とした取組が求められています。
【今後の方針】
国のふるさと市町村圏要綱の廃止を受け、新たな計画の策定は行わないこととしま
したが、ふるさと市町村圏計画で進めてきた基本理念や圏域の枠組みは活かし、広域
計画の中に位置づけていきます。
関係市町村のそれぞれの地域の強みを最大限に活かす中で、人口構造の変化に対応
し、年齢や性別等にかかわらず一人ひとりが生活とのバランスをとりつつ、広域連合
5
と関係市町村が役割分担をしながら、国、県とも連携を図り、活力ある地域づくりを
推進していきます。
また、リニア中央新幹線開通を見据えた「上伊那地域将来ビジョン」を地域全体で
共有し、地域の発展と魅力あるまちづくりを目指して、地域が一丸となった取組を進
めていきます。
【施
策】
広域連合と関係市町村は、更に連携を深めながら、リニア中央新幹線開通や人口減
少社会の進行など様々な課題を包含した新たな時代に対応できるよう、国、県とも連
携を図りながら、広域的な地域振興施策を実行し、関係市町村が一体となった広域行
政を推進します。
上伊那の将来像
施策の基本方針
伊那市
駒ヶ根市
辰野町
箕輪町
飯島町
南箕輪村
中川村
宮田村
企業
地域住民
6
関係団体
~リ ニア中央新幹線開通を見据えた~
広域計画
上伊那地域将来ビジ ョン
国 ・県 ・県内広域連合
上伊那広域連合
2 ふるさと市町村圏基金事業の実施に関すること
【経
緯】
平成3年度に「ふるさと市町村圏」の選定を受け、関係市町村の出資と県の助成に
より造成された10億円のふるさと市町村圏基金の運用益を活用し、関係市町村の理
解と協力のもと、地域の活性化と連携強化のため、スタンプラリーやイベント列車、
観光キャンペーンなどの広域観光振興事業等を行ってきました。
また、インターネットホームページやパンフレット等を活用した情報発信を行うな
ど、地域のイメージアップを図るための事業を展開して、圏域全体の地域振興に努め
てきました。
【現状と課題】
基金運用は、関係市町村等への貸付けなどにより運用益を確保してきましたが、近
年、低金利の状況が続いているため、基金の運用益が大幅に減少しています。そうし
た基金の運用益の確保が見込めない中で、今後、運用益を財源としたソフト事業の今
後の展開は、大変厳しい状況にあります。
事業の財源確保のため、基金の確実かつ有利な運用による安定的な運用益の確保を
図るとともに、地域活性化と連携強化のための有効かつ効果的な事業の選定が課題と
なっています。
【今後の方針】
基金運用について、関係市町村等への貸付けを行うとともに、安全かつ有利な国債
の購入等により、安定的な財源確保を図りながら、関係市町村の枠にとらわれない広
域観光の推進のための事業やリニア中央新幹線開通を見据えた「上伊那地域将来ビジ
ョン」の実現に向けた具体的な取組など、地域振興につながる様々な事業を実施して
いきます。
なお、事業の実施にあたっては、従来の事業にとらわれず、新たな時代に対応した、
より効果的な事業を推進していきます。
【施
1
策】
ふるさと市町村圏基金運用益の活用
(1) 広域的に取り組む観光振興事業
(2) リニア中央新幹線開通を見据えた「上伊那地域将来ビジョン」実現に向けた事業
(3) 本圏域の人口増加につながる各種事業
(4) その他の広域的な地域振興事業
2
基金の運用
基金の確実かつ有利な運用を図り、財源の確保に努めていきます。
7
3 広域的な観光振興に関すること
【経
緯】
上伊那地域の広域的な観光については、上伊那観光連盟が中心になり、会員及び関
係団体等が一体となって、上伊那地域全体を観光エリアとしてとらえ、スタンプラリ
ーや観光キャンペーンなど観光振興の推進を図り、来訪者に対する圏域内での周遊性
を高め、滞在時間を延ばす取組を行ってきました。
■広域連合が関係する主な観光団体等
名
称
構
成
団
体
伊那市、駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、中
上伊那観光連盟
川村、宮田村、伊那バス(株)、上伊那農業協同組合、東海旅
客鉄道(株)、上伊那地方事務所、上伊那広域連合
飯田観光協会、伊那市観光協会、駒ヶ根観光協会、上伊那観
光連盟、南信州広域連合、東海旅客鉄道(株)、中央アルプス
観光(株)、天竜舟下り(株)、伊那バス(株)、信南交通(株)、
天竜ライン遊舟(有)、信州伊那梅苑、元善光寺、光前寺、伊
伊那路観光連盟
那食品工業(株)、早太郎温泉事業協同組合、南信州ビール
(株)、伊那谷道中 かぶちゃん村、ジェイ・マウンテンズ・セ
ントラル(株)、長野県旅行業協会南信地区会、伊那市、飯田
市、駒ヶ根市、大鹿村、中川村
飯田市、伊那市、駒ヶ根市、南信州広域連合、上伊那観光連
伊那路・木曽路広域
盟、下伊那地方事務所、上伊那地方事務所、木曽町、上松町、
観光連携会議
南木曽町、木曽地方事務所、木曽観光連盟
中央アルプス観光(株)、伊那バス(株)、東海旅客鉄道(株)、
駒ヶ根ホテル旅館組合、(社)長野県調理師会上伊那支部、信
州大学農学部、信州豊南短期大学、伊那商工会議所、駒ヶ根
商工会議所、長野県商工会連合会上伊那支部広域協議会、上
上伊那地域
伊那観光連盟、(株)日本旅行南信州支店、上伊那農業協同組
観光戦略会議
合、上伊那地方事務所
(オブザーバー)
伊那市、駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、中
川村、宮田村、長野県観光部
かやぶきの館、たつのパークホテル、ながた荘、大芝荘、羽
上伊那公共の宿
広荘、高遠さくらホテル、仙流荘、入野谷、こまゆき荘、す
情報交換会
ずらん荘、ふるさとの家、望岳荘、上伊那地方事務所、上伊
那広域連合
伊那市、駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、宮
中央アルプス山岳
田村、飯田市、松川町、高森町、阿智村、上松町、南木曽町、
観光協議会
木曽町、大桑村、塩尻市、上伊那観光連盟、木曽観光連盟、
上伊那地方事務所、下伊那地方事務所、木曽地方事務所
韮崎市、南アルプス市、早川町、富士川町、身延町、北社市、
南アルプス
伊那市、南アルプス山小屋管理者協議会、長谷山小屋組合、
北部観光協議会
山梨交通(株)、上伊那観光連盟
8
【現状と課題】
上伊那観光連盟は昭和32年に設立され、現在は長野県、8市町村、広域連合、民
間事業者等で構成され、各種事業を展開してきましたが、団体旅行の減少や観光のニ
ーズの多様化などにより、従来の事業の見直しによる新たな事業の展開が求められて
います。
観光地が多い長野県にあって、上伊那地域は知名度も低く、県下でも観光地利用者
数、観光消費額とも低迷している状況で、観光資源の掘り起こしとともに、有効な情
報発信が求められています。しかし、本地域には中央アルプス、南アルプスのふたつ
のアルプスがあり、また、長野県では「信州 山の日」を制定するなど山岳観光にも力
を入れており、今後観光地としてのポテンシャルは高いと言えます。
圏域内のそれぞれの自治体等が独自の観光事業などを行っており、より広域的な滞
在型の観光地づくりを進める必要があります。
今後、国内人口が減少する中で本地域におけるインバウンド観光 ※ P38 の推進と効果
的な情報発信が求められています。
【今後の方針】
リニア中央新幹線の東京~名古屋間の開通に向け、選ばれる観光地になるため、新
たな時代に対応した効果的な観光振興施策を行います。
また、「上伊那地域将来ビジョン」に掲げた、「広域観光に向けて」の観光施策を行
います。そのため、下伊那地域を含めた「伊那谷」全体をひとつの観光圏域と位置づ
けるとともに、本地域を起点とした複数の広域圏を結ぶ広域観光を推進します。
インバウンド観光においては今後も増加が見込まれるアジア地域などターゲットを
絞った取組を行うとともに、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス) ※ P38 な
どを使った効果的な情報発信を行います。
【施
1
策】
観光資源の洗い出しと効果的なPR
上伊那地域の様々な観光資源の洗い出しを行い、観光意向調査を行う中で、本地
域の観光資源について改めて認識を共有するとともに、多くの人にとって興味はあ
るが知られていない観光資源を効果的にPRすることで、新たな観光客の誘客と交
流人口の増加を図ります。
2
広域観光ルートづくりと宣伝活動
リニア県内駅を出発点として、本地域から木曽地域や諏訪地域、松本・安曇野地
域、広くは北信地域や東信地域を結ぶ観光ルートづくりを行い、宣伝活動を推進し
ます。
3
山岳観光の充実
本地域には南アルプスと中央アルプスがあり、リニア県内駅はこの両アルプスに
北アルプスを加えた3つのアルプスのゲートウェイ ※ P38 としての役割が期待されま
す。県内の他の山岳圏域とも連携を図る中で、駒ヶ根のロープウェイや伊那の南ア
ルプス林道バスの活用なども含めた山岳観光の充実を図ります。
9
4
食による地域の魅力発信
地域のおいしいお米や安心安全な野菜や果物など地域の食材をふんだんに使った
料理やソースかつ丼などご当地どんぶり、地元産のそば粉を使った手打ちそばなど、
本地域の食の魅力をPRし、広域観光の推進を図ります。
5
「地域の資源」を活かす景観づくり
上伊那地域の大きな景観資源である、アルプスの眺望景観を改めて実感できる場
所(ビューポイント)を幹線道路沿道に整備するなどの新たな資源の創出と、桜、
そば、あじさい、コスモスなど四季折々に咲く花を活かし、雄大な山々を背景にし
た農村景観などの地域の魅力を広く積極的に情報発信することにより、観光客や来
訪者へのPR等を進めていきます。
6
滞在型観光の充実
リニア中央新幹線の開通により広範な地域からの誘客が可能となり、目的地への
速やかな移動による、スローな滞在を上伊那地域の魅力とすることにより、観光振
興につなげていきます。
また、地域全体が連携して他の地域との違いを醸し出し、長時間の滞在を楽しめ
る新たな仕組みづくりを推進します。
7
インバウンド観光の推進
インバウンド観光では経済成長に伴う所得水準の上昇などから、アジア地域など
にターゲットを絞りPRを行うとともに、海外からの観光客が多く訪れる東京など
関東圏と、大阪、京都など関西圏を結ぶ観光ルートや外国人のニーズに合った観光
を推進します。
8
情報発信の充実
フェイスブックやツイッターなどのSNSを有効に活用し、上伊那地域の情報を
国内はもとより国外にもタイムリーに発信していきます。
9
受入態勢の充実
地域全体で「おもてなしの心」の醸成を図るため、地域の魅力を伝えられるボラ
ンティアガイドの養成など、リピーターになっていただけるような受入態勢の充実
に努めます。
10
ヘルスツーリズム(健康観光) ※ P38 の推進
本地域は、自然環境に恵まれ、各地に温泉もあり、健康に良い農産物も豊富に栽
培されていることから、健康に関心を持つ多くの方に訪れていただくために、ヘル
スツーリズムを推進します。
10
4 業務システムの共同利用を行うための電算機の設置、管理及び運用
に関すること
【経
緯】
上伊那圏域内2市4町4村の行政連携の強化、事務処理水準の向上、住民及び圏域の情
報を統合管理するための地域総合管理システムの構築などを目標に掲げ、昭和52年10
月に上伊那情報センターが設置されました。以来、当センターは、市町村行政事務の電算
化に取り組み、多くの行政基幹情報を集中管理し、上伊那市町村の事務に欠くことのでき
ないものとなっています。
近年では、平成18年度に策定した「上伊那広域連合情報システム最適化計画」を
基に、平成19年度から平成21年度にかけて基幹系情報システムの再構築に取り組
み、平成21年6月から全システムの運用を開始しました。
また、平成23年度に「上伊那広域連合情報化計画」を策定し、当該計画に基づい
て、平成25年度にハードウエア等のシステム利用環境の更新を行い、これに合わせ
て、平成26年1月から統合システム運用管理を導入しました。
【現状と課題】
新たなシステム利用環境の構築や運用体制の見直し等の取組により、運営コストの
削減や業務の効率化に成果をあげてきました。
引き続き、国の電子自治体推進施策の動向や個人情報の保護、情報セキュリティ対
策の確保等に十分配慮しながら、住民の利便性の向上と市町村負担の軽減に取り組む
必要があります。
【今後の方針】
システムの安全・安定稼働を第一の基本とし、住民の利便性の向上や運営コストの
縮減等に配慮しながら、国や他の自治体の情報化施策の動向を的確に把握して、新た
な情報システム体制の整備に取り組みます。
【施
1
策】
統合的なシステム運用による効率的な保守管理と個人情報の保護や情報セキュリ
ティの確保による安心・安全なシステム管理により、住民や市町村から信頼される
安定したシステム運用に努めます。
2
住民の利便性の更なる向上を図るため、自治体クラウド ※ P38 などの新しい情報化
施策の動向を踏まえ、業務の効率化、コスト縮減等に配慮しながら、インフラ環境 ※ P38
の整備とシステム機能の充実を図ります。
3
今後の具体的な情報化施策の方向性や取組等を明らかにするため、新たな「上伊
那広域連合情報化計画」の策定を進めます。
4
新しい情報化施策や電子自治体の推進を担う人材の育成・確保に努めるとともに、
業務の効率化を推進し、最少の経費で最大の効果をあげることのできる組織体制を
構築します。
11
情報センター業務システム運用状況
情報センター処理
項
番
業務名
内容
住所辞書情報更新・人口集計・外字作成
頻度等
1
住民記録
毎月1回及び随時
2
印鑑登録
3
宛名管理
ごみチケット印刷
年1回
4
後期高齢者医療
特徴通知書作成・納付書印刷・外字連携
年1回(7月)・毎月・随時
5
国保(資格・給付)
国保医療費通知印刷・被保険者証作成・高齢受給者証作成
年6回・年1回・年2回
6
国保税
納税通知書作成・納付書印刷
毎月
7
個人住民税
申告書印刷・当初納税通知書データ作成
年1回(1月)・年1回(4~5月)
8
法人住民税
9
軽自動車税
-
-
-
-
納税通知書印刷・納税証明書印刷
年1回(4月)・年2回(6月)
10 固定資産税
当初納税通知書データ作成・不動産価格決定通知データ作成 年1回(3月)・年3回
11 収納管理
督促・催告印刷
毎月
12 口座管理
口振媒体作成・口振結果取込・再振替ハガキ印刷
毎月
13 滞納管理
総合催告・徴収カード印刷
年数回(随時)
14 財務会計
支払通知書作成
5日に1回
15 人事給与
16 介護保険
-
-
特徴通知書作成・納付書印刷・認定集計表作成
17 企業会計
年1回(6月)・毎月
-
-
18 上下水道
納入通知書印刷・督促催告印刷・口振媒体作成、結果取込
毎月
19 受益者負担金
納入通知書印刷・督促印刷・口振媒体作成、結果取込
納期月・納期翌月
20 国民年金
-
-
21 児童手当
支払通知書印刷
年3回
22 公営住宅
納付書印刷
年1回(3月)
23 子ども子育て支援
-
-
24 畜犬管理
狂犬病予防注射ハガキ印刷・注射督促ハガキ印刷
年1回(3~4月)・年3回(8~12月)
25 選挙
入場券印刷
随時
26 教育
就学通知印刷
年1回
27 交通災害共済
加入申込書印刷
年1回
28 総合福祉
福祉台帳印刷
随時
29 福祉医療
受給者証等印刷
年1回(7月)
30 保健・健康管理
検診希望申込書印刷・各種予診票印刷・検診結果データ入力 年1回及び随時
31 農業
実施計画書印刷・転作確認野帳印刷・農家基本台帳印刷
32 戸籍
年1回及び随時
-
-
33 証明書コンビニ交付 統計資料作成
毎月
34 地図
随時
大判地図印刷
12
5 養護老人ホーム入所判定委員会の設置及び運営に関すること
【経
緯】
伊那市、駒ヶ根市及び上伊那福祉事務所において行われていた老人ホームへの入所
判定事務については、平成5年老人福祉法の改正により市町村の事務とされ、上伊那
圏域においてはこれを共同処理することとなりました。
平成11年以降は上伊那広域連合に引き継がれ入所判定事務を行ってきました。
平成12年4月介護保険法施行により、特別養護老人ホームへの入所については、
介護認定審査によることとされたため、原則として養護老人ホームへの入所判定のみ
となりました。
【現状と課題】
養護老人ホーム入所判定委員会は、医療・高齢者福祉の分野から有識者5人及び市
町村高齢者福祉担当者3人を委員に委嘱し、入所判定を行っています。
急速に進行する少子高齢社会へ対応するために、引き続き一人暮らしの高齢者等に
係る施設入所需要が見込まれています。
このため、今後も入所判定委員会には入所事務の迅速化や入所判定における公平・
公正性が求められます。
【今後の方針】
引き続き入所判定委員会において、公平・公正な入所判定に努めます。
【施
策】
1
入所判定委員会を定期的に開催します。
2
施設と市町村間の連絡調整を的確に行います。
■養護老人ホーム入所判定状況
年度
伊那市
駒ヶ根市
辰野町
箕輪町
飯島町
南箕輪村
中川村
宮田村
合 計
要
否
要
否
要
否
要
否
要
否
要
否
要
否
要
否
要
否
H21
3
0
4
0
2
0
0
0
1
0
2
0
2
0
0
0
14
0
H22
3
0
6
0
3
0
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
14
0
H23
8
0
3
0
1
0
0
0
0
0
2
0
0
0
1
0
15
0
H24
6
0
4
0
2
0
0
0
1
0
1
0
0
0
1
0
15
0
H25
9
0
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
12
0
■養護老人ホーム施設定員
施設名
みすず夢ゆりの里
南箕輪老人ホーム
計
定員
50
70
120
13
6 障害支援区分認定審査会の設置及び運営に関すること
【経
緯】
障害者の自立した日常生活や社会生活を可能とするために、必要な障害福祉サービ
スに係る給付その他の支援を行うことを目的として、平成18年4月から障害者自立
支援法が施行されました。
上伊那圏域では、市町村の認定審査事務の効率化及び平準化等を目的に、上伊那広
域連合に障害程度区分認定審査会を設置し、共同処理により審査判定を行ってきまし
た。
平成24年6月「障害者自立支援法」は「障害者の日常生活及び社会生活を総合的
に支援するための法律」
(障害者総合支援法)に改正されました。これにより、障害者
の定義に難病等が追加され、平成26年4月から障害程度区分を障害支援区分に改め、
コンピュータ判定式及び調査項目・方法等の見直しが行われました。
【現状と課題】
障害支援区分認定審査会は、保健・医療・福祉の分野から有識者20人を委員に委
嘱し、4合議体で審査判定を行っています。有識者の確保が重要であり、法改正等に
より審査内容が多様化しているため、専門知識を持った委員の継続的確保が不可欠で
す。
また、障害支援区分審査判定の平準化のためには、市町村の認定調査員及び障害支
援区分認定審査会委員の一体的なレベル向上が求められ、必要な知識や技能が習得で
きる研修の機会を設ける必要があります。
【今後の方針】
障害に精通する保健・医療・福祉の関係団体と連携をとりながら、公平・公正で迅
速な審査・判定事務に努め、障害支援区分認定の平準化を目指します。
【施
策】
1
関係団体等の協力を得て識見を有する委員を確保します。
2
ネットワークシステムを有効活用し、効率的で迅速な事務処理に努めます。
3
認定審査会委員及び市町村調査員を対象とした実務研修会を開催します。
14
■障害程度区分認定審査会実施状況
審査件数市町村別内訳
年度
審査回数 審査件数
伊那市
駒ヶ根市
辰野町
箕輪町
飯島町
南箕輪村
中川村
宮田村
H21
24
358
140
64
25
51
16
30
8
24
H22
19
308
115
41
30
40
26
21
16
19
H23
16
227
71
53
29
19
19
15
9
12
H24
24
362
172
58
14
47
16
29
5
21
H25
19
307
119
47
23
35
25
19
20
19
構成比
-
100.0%
39.5%
16.8%
7.8%
12.3%
6.5%
7.3%
3.7%
6.1%
■障害種別件数
年度
障害種別
H21
件数
H22
構成比
件数
H23
構成比
件数
H24
構成比
件数
H25
構成比
件数
構成比
身体
73
20.4%
38
12.3%
32
14.0%
78
21.5%
33
10.8%
知的
147
41.1%
139
45.1%
91
40.1%
141
39.0%
144
46.9%
精神
80
22.3%
66
21.4%
63
27.8%
71
19.6%
74
24.1%
身体・知的
45
12.6%
47
15.3%
32
14.1%
55
15.2%
44
14.3%
身体・精神
4
1.1%
6
2.0%
4
1.8%
5
1.4%
4
1.3%
知的・精神
8
2.2%
12
3.9%
3
1.3%
11
3.0%
8
2.6%
身体・知的・精神
1
0.3%
0
0.0%
2
0.9%
1
0.3%
0
0.0%
358
100.0%
308
100.0%
227
100.0%
362
100.0%
307
100.0%
計
H25障害種別構成比
知的・ 精神 2.6%
身体・ 知的・精神 0.0%
身体・ 精神 1.3%
身体 10.8%
身体・ 知的 14.3%
精神 24.1%
知的 46.9%
15
7 介護認定審査会の設置及び運営に関すること
【経
緯】
急速に進行する高齢化へ対応するために平成12年4月から介護保険法が施行され
ました。
上伊那圏域では市町村の認定審査事務の効率化及び平準化等を目的に、上伊那広域
連合に介護認定審査会を設置し、共同処理により審査判定を行ってきました。
【現状と課題】
介護保険事業については、市町村が保険者として運営にあたり、広域連合は介護認
定審査会を設置し、要介護認定等の審査判定を行っています。事務処理にあたっては、
介護認定審査会システムにより効率化を図っています。
介護認定審査会は、保健・医療・福祉の分野から有識者70人を委員に委嘱し、10合
議体で審査判定を行っていますが、高齢化の更なる進展により審査件数の増加や内容の
多様化が予測されるため、専門知識を持った委員の継続的確保が不可欠です。
また、要介護認定等の平準化のためには、市町村の認定調査員及び介護認定審査会
委員の一体的なレベル向上が求められ、必要な知識や技能が習得できる研修の機会を
設ける必要があります。
【今後の方針】
保健・医療・福祉の関係団体と連携をとり、公平・公正で迅速な審査・判定に努め、
要介護認定の平準化に努めます。
【施
策】
1
関係団体等の協力を得て識見を有する委員を確保します。
2
ネットワークシステムを有効活用し、効率的で迅速な事務処理に努めます。
3
認定審査会委員及び市町村調査員を対象とした実務研修会を開催します。
16
■介護認定審査会実施状況
審査件数市町村別内訳
年度
審査回数 審査件数
伊那市
駒ヶ根市
辰野町
箕輪町
飯島町
南箕輪村
中川村
宮田村
H21
191
6,962
2,857
1,193
840
744
473
320
238
297
H22
194
7,650
3,197
1,362
913
755
510
384
256
273
H23
197
7,560
3,108
1,295
923
820
515
385
252
262
H24
197
7,131
2,941
1,214
847
753
467
391
245
273
H25
199
7,377
2,978
1,229
909
847
469
430
254
261
構成比
-
100.0%
41.1%
17.2%
12.1%
10.7%
6.6%
5.2%
3.4%
3.7%
■介護度別件数
年度
介護度
H21
件数
H22
構成比
件数
H23
構成比
件数
H24
構成比
件数
H25
構成比
件数
構成比
自 立
10
0.1%
5
0.1%
4
0.1%
10
0.1%
6
0.1%
要支援1
615
8.8%
667
8.7%
693
9.2%
642
9.0%
696
9.4%
要支援2
1,050
15.1%
1,164
15.2%
1,206
15.9%
1,105
15.5%
1,072
14.5%
要介護1
1,578
22.7%
1,699
22.2%
1,685
22.3%
1,517
21.3%
1,702
23.1%
要介護2
1,028
14.8%
1,207
15.8%
1,293
17.1%
1,169
16.4%
1,248
16.9%
要介護3
881
12.7%
938
12.3%
864
11.4%
854
12.0%
906
12.3%
要介護4
857
12.3%
858
11.2%
974
12.9%
907
12.7%
891
12.1%
要介護5
943
13.5%
1,112
14.5%
841
11.1%
927
13.0%
856
11.6%
6,962
100.0%
7,650
100.0%
7,560
100.0%
7,131
100.0%
7,377
100.0%
計
H25介護度別 構成比
自 立
0.1%
要介護5
11.6%
要支援1
9.4%
要支援2
14.5%
要介護4
12.1%
要介護3
12.3%
要介護1
23.1%
要介護2
16.9%
17
■高齢者(65歳以上)人口
上伊那圏域の高齢者人口
年度
総人口
65歳以上
人口
長野県の高齢者人口
(単位:人)
高齢化率
年度
総人口
(単位:人)
65歳以上
人口
高齢化率
全国(参考)
高齢化率
S63
183,722
28,464
15.5%
S63
2,153,849
322,410
15.0%
11.2%
H5
188,281
34,396
18.3%
H5
2,178,927
389,966
17.9%
13.5%
H10
192,895
39,845
20.7%
H10
2,214,721
454,857
20.5%
16.2%
H15
192,751
43,876
22.8%
H15
2,215,352
505,547
22.8%
19.2%
H20
192,747
48,120
25.0%
H20
2,173,492
553,435
25.5%
22.3%
H25
186,373
52,242
28.0%
H25
2,120,406
598,816
28.2%
25.1%
※高齢化率:65歳以上の総人口に占める割合
■後期高齢者(75歳以上)人口
上伊那圏域の後期高齢者人口
年度
総人口
75歳以上
人口
長野県の後期高齢者人口
(単位:人)
後期
高齢化率
年度
総人口
(単位:人)
75歳以上
人口
後期
高齢化率
全国(参考)
後期
高齢化率
S63
183,722
11,694
6.4%
S63
2,153,849
131,820
6.1%
4.5%
H5
188,281
14,129
7.5%
H5
2,178,927
158,487
7.3%
5.4%
H10
192,895
17,195
8.9%
H10
2,214,721
192,574
8.7%
6.4%
H15
192,751
21,610
11.2%
H15
2,215,352
245,849
11.1%
8.3%
H20
192,747
25,569
13.3%
H20
2,173,492
292,112
13.4%
10.5%
H25
186,373
27,808
14.9%
H25
2,120,406
319,407
15.1%
12.3%
※後期高齢化率:75歳以上の総人口に占める割合
※長野県統計情報データ毎月人口異動調査市町村別年齢5歳階級別人口(各年10月1日)
※全国(参考)は「人口推計」(総務省統計局)
高齢化率及び後期高齢化率の推移
30.0%
25.0%
上伊那圏域高齢化率
20.0%
全国高齢化率
15.0%
上伊那圏域後期高齢化率
全国後期高齢化率
10.0%
5.0%
0.0%
S63
H5
H10
H15
H20
18
H25
(年度)
8 広域的な医療体制の整備調整に関すること
【経
緯】
地域住民が健康で安心して生活できる環境をつくるため、昭和48年8月上伊那地域医
療問題懇談会が発足し、上伊那圏域における医療課題の解決に取り組んできました。
救急医療体制については、休日・夜間の二次救急医療体制を整備するため、昭和54年
度から圏域内公立3病院を対象に病院群輪番制病院運営事業を行い、一次救急医療体制を
整備するため、昭和57年度から圏域内における休日診療実施に係る在宅当番医制事業を
上伊那医師会に委託してきました。
地域住民に対する医療提供体制については、平成22~25年度にかけて地域医療
再生事業を実施し、医療従事者の確保、公立病院の再編等に取り組み、病院完結型医
療から地域完結型医療への転換を目指しました。
また、上伊那地域医療問題懇談会をはじめ、各関係機関が個別の課題解決に取り組
む組織はありましたが、一過性のものであり、新たに生じてくる医療課題に連携して
対応することが難しい状況となっていたため、平成23年5月上伊那地域医療問題懇
談会を発展的に解消し、地域の医療等関係者が一堂に会し、実質的な議論・活動が行
える組織として、休止中であった上伊那地域包括医療協議会を再開しました。
【現状と課題】
地域医療再生事業により、医療従事者の確保及び公立病院の再編を行い一定の成果
は得られましたが、本圏域における課題解決に向け、連携し包括的に対応できる体制
として、上伊那地域包括医療協議会が、その役割を担い機能していく必要があります。
また、他圏域に比べ充足率の低い医療従事者の安定的な確保のため、看護師等修学
資金貸与事業を実施していますが、地域医療再生事業補助金の終了により、今後の財
源確保が課題となっています。
本圏域の救急医療体制における病院群輪番制病院運営事業及び在宅当番医制事業は、
地域住民にとって重要な役割を果たしており、今後も医療機関の理解と協力を得なが
ら、救急医療体制を確保していく必要があります。
【今後の方針】
本圏域における医療問題の解決に向け、関係機関との連携強化及び包括的な医療体
制の整備調整に努め、地域医療体制の充実を目指します。
【施
1
策】
本圏域における医療連携体制の強化
上伊那地域包括医療協議会を中心に医療連携体制を強化します。
2
医療従事者の確保
(1) 看護師等修学資金貸与事業を当面継続し、その効果を検証する中で事業の方向
を検討します。
19
(2) 事業に必要な財源の確保を図ります。
3
救急医療体制の充実
(1) 地域住民が安心して救急医療が受けられるよう、休日・夜間における医療体制
の確保に努めます。
(2) 本圏域における二次救急医療体制の状況を検証していきます。
(3) 一次救急医療体制推進のため、必要な財源の確保を図り、上伊那医師会の理解
と協力を得ながら在宅当番医制事業を継続していきます。
■看護師等修学資金貸与事業実施状況
年度
新規貸与者
(単位:人・円)
計
継続貸与者
貸与総額
H23
32
-
32
11,520,000
H24
14
25
39
13,860,000
H25
20
18
38
13,800,000
計
66
-
-
39,180,000
■病院群輪番制病院運営事業 年度別収容患者数の推移
伊那中央病院
年度
患者延数
昭和伊南総合病院
(単位:人)
合 計
町立辰野病院
救 急
救 急
救 急
患者延数
患者延数
患者延数
搬送者数
搬送者数
搬送者数
救 急
搬送者数
H21
4,544
1,076
1,778
312
606
77
6,928
1,465
H22
4,460
1,032
1,732
376
540
83
6,732
1,491
H23
4,892
1,075
1,898
410
529
111
7,319
1,596
H24
5,196
1,050
1,795
396
506
87
7,497
1,533
H25
5,306
1,126
1,469
326
528
82
7,303
1,534
■在宅当番医制事業実施状況
■医療従事者数 (人口10万人対)
(単位:人)
年度
実施医療機関数
H21
92
335
H22
92
339
上伊那
134.7
986.4
H23
96
345
長野県
211.4
1,156.1
H24
94
349
全国
226.5
1,077.1
H25
94
347
実施回数
区分
医療施設
従事医師数
看護師及び
准看護師
長野県統計情報より
20
9 循環型社会形成の推進に関すること
【経
緯】
循環型社会の構築やごみ処理に係るダイオキシン類対策等の高度な環境保全対策が求め
られる中、平成10年度に「上伊那地区ごみ処理広域化計画」を策定し、翌11年度
には「上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」を策定しました。
以後、この「上伊那地区ごみ処理広域化計画」及び「上伊那広域連合一般廃棄物(ご
み)処理基本計画」に沿い、平成14年12月にはそれまで3箇所あった可燃ごみ処
理施設の統廃合を行い、伊那中央清掃センター及びクリーンセンターたつのの2施設
を上伊那広域連合に移管し、広域化によるごみ処理を開始しました。また、平成15
年度にはごみ処理費用の有料化を上伊那全市町村で統一実施するなど事業を進めてき
ました。
平成19年度に圏域の住民などで構成するごみ処理基本計画推進委員会を設置し、
平成23年度にはその機能を継承した廃棄物政策審議会を設置するなどして、ごみ減
量化・資源化について検討し、一層推進するように取り組んできました。
また、「上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」については、一般廃棄
物を取り巻く社会情勢の変化や、ごみ処理に対する住民意識やニーズの多様化等に対
応するため見直しを行ってきており、平成25年度には第4次改定版を策定し、循環
型社会形成という共通の目的に向かって、関係市町村等と協力・連携して取り組んで
きています。
【現状と課題】
1
ごみの減量化・資源化
ごみ処理費用有料制度等の施策や関係市町村における積極的な取組により、上伊
那圏域においては資源物のリサイクルや生ごみの自家処理など、ごみ減量化や資源
化が図られてきていますが、循環型社会の構築を推進するため、ごみの減量化、分
別排出の徹底、リサイクルの促進などの課題に一層取り組むことが必要です。
2
ごみ処理広域化
(1) 可燃ごみの処理については、平成26年に新たな可燃ごみの中間処理施設建設
への地元同意を得て、建設段階に入りました。今後、地域住民の理解を得なが
ら早期稼働に向けて施設建設を進めることが課題です。
(2) 燃やせないごみ・粗大ごみ・資源物の処理については、現在、伊那市・伊南行
政組合・伊北環境行政組合の枠組みで行っていますが、スケールメリット等考
慮し伊北環境行政組合のクリーンセンター八乙女に一本化し、上伊那広域連合
で処理する方針としました。今後、一本化処理に向けて分別基準の統一や移管
の方法など市町村間の調整と、一本化に対応するための施設整備が課題です。
(3) 最終処分場については、可燃ごみ処理施設から出る焼却灰を埋立てできる公設
の最終処分場が圏域内になく、全量を県外の民間施設に処分委託しているのが
現状です。「圏域内から出た廃棄物は圏域内で最終処分まで行う完結型の廃棄
物処理」を基本に、伊北環境行政組合で設置しているクリーンセンター八乙女
21
最終処分場を活用し、上伊那広域連合で管理運営する方針であり、今後活用方
法等の具体的な検討と地元区との調整が必要です。
■ごみ量の実績
年 度
行政区域内人口 (人)
計画収集人口 (人)
燃やせるごみ
燃やせないごみ
収集・
資源物
持込み
排
家庭系
粗大ごみ
出
その他
量
集団回収
t
合計 (集団回収除く)
/
燃やせるごみ
年
燃やせないごみ
事業系
資源物
粗大ごみ
合計
燃やせるごみ
燃やせないごみ
不法投棄・災害ごみ等(t/年)
粗大ごみ
合計
燃やせるごみ
燃やせないごみ
資源物
総 合 計 (t/年)
粗大ごみ (その他を含む)
集団回収
合計(集団回収除く)
合計(集団回収含む)
燃やせるごみ
燃やせないごみ
1人1日平均排出量(g/人・日)
資源物
粗大ごみ(その他含む)
〔総合計〕
集団回収
合計 (集団回収除く)
(
)
14
196,613
196,613
31,966.40
8,921.41
11,540.19
3,376.06
0
135.82
55,804.06
10,950.62
738.63
27.36
27.34
11,743.95
排出量に含む
排出量に含む
排出量に含む
排出量に含む
42,917.02
9,660.04
11,567.55
3,403.40
135.82
67,548.01
67,683.83
598.0
134.6
161.2
47.4
1.9
941.2
15
197,792
197,792
21,487.49
3,907.30
13,572.06
413.83
0
124.09
39,380.68
11,278.49
588.59
20.47
47.30
11,934.85
121.34
165.45
21.31
308.10
32,887.32
4,661.34
13,592.53
482.44
124.09
51,623.63
51,747.72
454.3
64.4
187.8
6.7
1.7
713.1
20
197,917
197,917
22,600.62
3,959.03
11,631.55
473.54
9.77
975.57
38,674.51
9,116.59
127.61
5.71
17.38
9,267.29
122.71
152.30
9.82
284.83
31,839.92
4,238.94
11,637.26
510.51
975.57
48,226.63
49,202.20
440.8
58.7
161.1
7.0
13.5
667.6
25
189,729
189,729
21,110.89
3,752.88
9,849.37
444.84
11.74
681.84
35,169.72
7,575.69
111.05
1.51
23.27
7,711.52
118.36
56.37
3.23
177.96
28,804.94
3,920.30
9,850.88
483.08
681.84
43,059.20
43,741.04
415.9
56.6
142.2
7.0
9.8
621.8
※上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の数値等より。
※人口は、平成14年度及び15年度は翌年度の4月1日現在の数値。平成20年度及び25年度は各年度の10月1日現在の
数値。
※平成15年度からごみ処理費用有料制度を実施。
22
【今後の方針】
1
「上伊那地区ごみ処理広域化計画」及び「上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処
理基本計画」に基づき、引き続き各施策に積極的に取り組みます。
2
「資源循環型社会の実現による、人と自然にやさしい
かみいな」を基本理念に、ご
みの減量化・資源化について、リデュース(排出抑制)、リユース(再使用)、リサイク
ル(再生利用)を行動指針とし、住民、事業者、行政で協働して促進を図るとともに、
循環利用できない廃棄物については適正かつ安全な処理を行います。
3
新たな可燃ごみ中間処理施設の整備については、地域住民の理解と協力を得ながら早
期稼働に向けて施設建設を進めます。
【施
1
策】
ごみの減量化・資源化
ごみ処理費用有料制度をはじめとする、ごみ減量化・資源化を推進するための諸施策
については、上伊那広域連合廃棄物政策審議会の提言等を踏まえ、「上伊那広域連合一
般廃棄物(ごみ)処理基本計画」における目標値を達成できるよう更に努力します。
◇ごみの減量化・資源化施策
(1) 使い捨て製品の使用削減、過剰包装の自粛、買物袋(マイバック)の持参など、
ごみを出さない取組の実践を啓発します。
(2) 家庭用生ごみ処理機や農地還元などによる生ごみの自家処理を促進します。
(3) 資源物の分別排出を推進するとともに、資源化にかかる費用を抑制するための
研究を進めます。
(4) ごみ処理費用の有料化の効果を検証し、定期的に見直します。
(5) 事業系ごみは、事業者がごみ減量化・資源化に積極的に取り組むよう啓発します。
2
ごみ処理広域化
(1) 燃やせないごみ・粗大ごみ・資源物の処理については、上伊那一本化処理する
ための分別基準の統一など具体的な検討を進めます。
(2) 最終処分場については、クリーンセンター八乙女最終処分場を活用し、広域連
合で管理運営する方針に基づき、活用の方法等の具体的な検討を進めるととも
に、地元区と調整を行い、理解を得ながら進めます。
3
災害対策
地震や洪水等による災害によって発生した廃棄物の処理について、近隣広域連合
等との連携など圏域を越えた協力について検討を進めます。
23
10 ごみ処理施設の設置、管理及び運営に関すること
【経
緯】
上伊那圏域においては、「上伊那地区ごみ処理広域化計画」に基づき、平成14年
12月からそれまで3箇所あった可燃ごみ処理施設の統廃合を行い、伊那中央清掃セ
ンター及びクリーンセンターたつのの2施設を上伊那広域連合で管理運営してきてい
ます。
これらの施設は老朽化が進んでいることから早急に施設の整備が必要となっていますが、
これらに替わる施設は、従来のごみを適正に処理するといった一面だけでなく、循環型社
会を形成するための中核施設として、環境保全性、エネルギー回収性、資源回収性などが
求められるようになっています。このため、上伊那広域連合では、平成23年6月に上伊
那広域連合施設整備検討専門委員会を設置し、最新の技術動向を調査するなどして、新た
な可燃ごみの中間処理施設整備に向けての基本条件を整理し、平成24年8月に「上伊那
広域連合新ごみ中間処理施設整備基本計画」を策定しました。
【現状と課題】
1
既存の可燃ごみ処理施設は老朽化が進んできていることから、新たな可燃ごみの
中間処理施設が稼働するまでの間は、改修計画に基づく適正な維持管理を行い、安
全・安定的な処理を続けていく必要があります。
2
新たな可燃ごみの中間処理施設の整備については、平成22年4月に環境影響評
価に着手し、平成25年4月に環境影響評価書の公告・縦覧が行われ、平成26年
に地元同意を得て、建設段階に入りました。今後、早期稼働に向けて施設建設を進
めることが課題です。
3
燃やせないごみ・粗大ごみ・資源物の処理については、現在、伊那市・伊南行政
組合・伊北環境行政組合の枠組みで行っていますが、スケールメリット等考慮し伊
北環境行政組合のクリーンセンター八乙女に一本化し、上伊那広域連合で処理する
方針になっています。
4
最終処分場については、可燃ごみ処理施設から出る焼却灰を埋立てできる公設の
最終処分場が圏域内になく、全量を県外の民間施設に処分委託しているのが現状で
す。伊北環境行政組合で設置しているクリーンセンター八乙女最終処分場を活用し、
上伊那広域連合で管理運営する方針になっています。今後活用方法等の具体的な検
討と地元区との調整が必要です。
24
■広域連合が管理運営する一般廃棄物の可燃ごみ処理施設
施設名
伊那中央清掃センター
区分
クリーンセンターたつの
処理能力
120t/日
(60t/16h×2炉)
30t/日
(15t/8h×2炉)
処理方式
准連続燃焼式ストーカ炉
機械化バッチ燃焼式ストーカ炉
竣工年
昭和63年
平成5年
処理区域
伊那市 駒ヶ根市
箕輪町の一部 飯島町
南箕輪村 中川村 宮田村
辰野町
箕輪町の一部
■上伊那圏域内の燃やせないごみ・粗大ごみ処理施設、資源化等施設
施設名
区分
伊那市鳩吹クリーンセンター
クリーンセンター八乙女
大田切不燃物処理場
設置主体
伊那市
伊南行政組合
伊北環境行政組合
(駒ヶ根市、飯島町、
(辰野町、箕輪町、南箕輪村)
中川村、宮田村)
施設の種類
不燃物・粗大ごみ処理施設
資源化施設
不燃ごみ・粗大ごみ処理施設
資源化施設
不燃ごみ処理施設
資源化施設
処理能力
40t/5h
ペットボトル 0.3t/h
40t/5h
ペットボトル 0.3t/h
7t/日
ペットボトル 0.3t/h
竣工年
昭和63年
平成3年
昭和48年
■上伊那圏域内の最終処分場
区分
施設名
伊那横山不燃物処理場(伊那市一般
廃棄物最終処分場)
設置主体
伊那市
伊北環境行政組合
(辰野町、箕輪町、南箕輪村)
施設の種類
旧型処分場
管理型最終処分場
埋立対象物
安定品目 (※1)
不燃系残さ
埋立容積
149,820 ㎥
58,000 ㎥
竣工年
昭和46年
平成5年
クリーンセンター八乙女
※1 安定品目:廃プラスチック類、ゴムくず、ガラスくず、陶磁器くず、コンクリートの破片などをいう。
【今後の方針】
1
新たな可燃ごみの中間処理施設が稼働するまでの間、既設の可燃ごみ処理施設につい
て安全で安定的な稼働を行います。
2
新たな可燃ごみの中間処理施設が稼働した後の既設の可燃ごみ処理施設の撤去につい
ては、新施設建設事業の進捗状況を見ながら、施設周辺地区と協議をしながら進めます。
3
上伊那圏域で発生する燃やせないごみ、粗大ごみ及び処理対象となる資源物の処理に
ついては、クリーンセンター八乙女に集約し、上伊那全体で処理の一本化を図ります。
4
新たな可燃ごみの中間処理施設の稼働に合わせて圏域内で最終処分まで行う完結型の
廃棄物処理を目指します。
25
【施
1
策】
既存の可燃ごみ処理施設について安全で安定的な稼働を行うため、適正な維持管
理や計画的な点検補修を行います。
2
可燃ごみ処理施設の管理運営に当たっては、効率的かつ適正なごみ処理や排ガス
などの管理を徹底し、環境への負荷の低減に努めます。
3
施設の運営管理に関しては、施設所在地域等と綿密な連携を取りながら信頼関係
を維持します。
4
新たな可燃ごみの中間処理施設については、上伊那圏域の可燃ごみ処理の一本化
による安全・安定的な処理を行うため、早期の稼働を目指し、地元区を始め周辺地
区との調整を図りながら鋭意進めます。
5
新たな可燃ごみの中間処理施設は、ごみのエネルギーを最大限利用するシステム
を採用し、効率的なエネルギーの回収を図ります。
6
既設の可燃ごみ処理施設から発生する残さの処理については当面民間委託とします。
また、新たな可燃ごみの中間処理施設では溶融処理を採用し、最終処分量の減量を
目指します。
26
11 関係市町村が行う公共土木事業に係る事務のうち、当該市町村の
長との協議により広域連合が処理することとなった事務に関すること
【経
緯】
前身である上伊那土木振興会は、昭和9年発足以来、上伊那の公共土木事業の推進
に貢献してきました。
平成17年度、市町村行財政改革や外郭団体の見直し等が議論される中で、関係市
町村の公共土木事業設計積算などを共同処理する土木振興会のあり方を検討しました。
その結果、各市町村で技術職員を確保し、本事務に対応することは困難かつ非効率で
あり、土木振興会の存在は不可欠とされました。また、存続にあたっては、公共土木
事業に透明性、公正性及び効率性が求められることから、公共事業に携わる組織とし
て法的な位置付けを明確にすることが必要とされました。
この結論を受け、平成18年4月、広域連合に事務、組織を移管し、業務を開始し
ました。その後の公共事業の減少に伴い負担金も減少傾向にある中、平成26年の土
木振興課あり方検討委員会において、土木振興課の機能が引き続き必要とされました。
【現状と課題】
国の施策により公共事業が削減され、それとともに市町村財政が厳しさを増す中、
公共土木事業は削減されている現状です。
しかし、昭和30年代後半からの高度成長期に集中的に整備された道路構造物は急
激に老朽化が進み道路ストック ※ P38 の点検による現状確認と、その結果に基づき修繕
や更新を的確に実施することが重要です。このことにより、新たな業務に対しての対
応と技術職員の確保が課題となっています。
一方、公共土木事業の平準化できない特性に加え、異常気象による災害発生により
事業量が増加することもあり、平成18年の激甚災害に指定された梅雨前線豪雨につ
いては支援を求められた経過もあることから、緊急事業に対応する体制の確保も必要
です。
【今後の方針】
関係市町村の受託事業の把握と、市町村土木事業への補完的な役割をより一層果た
すことができるように、受託業務を的確に執行するとともに、市町村職員の資質、技
術力向上に取り組んでいきます。
道路法の一部改正により道路ストックの定期点検が法制化される中、老朽化した道
路施設等の長寿命化を図ることによる維持管理・修繕・更新を効果的・効率的に行う
ため、関係市町村と連携し、道路施設の点検結果や修繕計画の情報を共有することに
より、的確な維持修繕工事を進め道路施設等の老朽化対策を図ります。
27
【施
1
策】
設計・積算、工事監督業務については、高度な専門技術をもって取り組むととも
に、事務の効率化に努めます。
2
道路ストックの老朽化対策等の新たな業務については、関係市町村と連携し事業
の促進を図ります。
3
新たな入札契約制度の研究や公共土木事業全般に係わる技術力向上・保持のため
の研修会、講習会等へ積極的に参加し、技術資産の蓄積と継承を図ります。
4
事業量に見合った技術職員を確保するとともに、緊急時、特に広域的な災害時に
は関係市町村と共に他類似団体と連携を構築し対処します。
5
関係市町村職員の土木技術に対する資質向上のため技術研修を行います。
28
12 広域的な幹線道路網構想及び計画の策定並びに同構想及び計画
に基づく事業の実施に関すること
【経
緯】
広域幹線道路網の整備については、平成22年3月に長期構想・基本構想・基本計
画の見直しを行い、平成26年の広域道路網マスタープランに基づく「上伊那地域幹
線道路網構想・計画書」を策定し、国、県及び関係市町村と連携・調整しながら進め
てきました。また整備促進のため路線毎の同盟会等を通して国・県等の関係機関に提
言活動を行ってきました。
【現状と課題】
当圏域の幹線道路については、中央道をはじめ国・県道を中心に国道153号バイ
パスなどの各路線の整備を進めていますが、全線の整備には至っておらず未整備区間
で慢性的な渋滞が発生しています。
こうした幹線道路は、生活圏や産業経済圏の拡大においての住民生活や経済活動に
欠くことのできない重要路線であり、平成39年に開通するリニア中央新幹線長野県
内駅のアクセス道路としての広域幹線道路、また、中央道西宮線、国道153号、竜
東線は、県の「緊急輸送道路ネットワーク計画」における緊急輸送路、また上記路線
と伊那西部広域農道については、災害発生時の応急活動のため県の公安委員会が指定
する緊急交通路として位置付けられており、南海トラフ巨大地震等の発生時に大動脈
として機能するには、隣接する他圏域と連携し、早期の整備が必要とされています。
平成18年2月に開通した県内初の地域高規格道路 ※ P38 である「伊那木曽連絡道路」
により、木曽地域等との所要時間の大幅な短縮が図られましたが、他県と連絡する広
域幹線道路としての整備は不十分であり早期に取り組む必要があります。
更には、安全でスムーズな道路交通を確保するための交差点改良、歩道の整備等が
必要です。また、過去50年間にわたり整備充実した道路ストックの老朽化に適切に
対応することにより、道路の健全性、信頼性を維持し、次世代に良好な資産として引
き継ぐことも求められています。
【今後の方針】
リニア中央新幹線長野県内駅が設置されることを契機として、南信地域に整合した
道路ネットワークとして新たに長野県が平成26年度に策定した「広域道路網マスタ
ープラン」や、リニア中央新幹線開通を見据えた「上伊那地域将来ビジョン」に基づ
き「上伊那地域幹線道路網構想・計画書」を策定し、国、県及び関係市町村と連携・
調整しながら道路整備を進めていきます。
また、各種道路整備に際しては、消防の広域化、少子高齢社会等に対応した安全・
安心という視点についても配慮し、計画を進めます。
29
【施
1
策】
地域の望ましい道路整備のあり方を再確認し、広がりとつながりのある地域づく
りを目指した、道路ネットワークを形成します。
2
国、県及び関係市町村と調整を図りながら、広域的な幹線道路網構想及び計画を
必要に応じ改定します。基本構想は10年間、基本計画は5年間とし、5年ごとに、
計画期間満了前に見直しを行います。
3
関係市町村は、広域的な幹線道路網構想及び計画に基づく幹線道路整備を行いま
す。なお、これらの道路等整備に際しては、災害時の消防広域化、少子高齢化等に
対応した「安全・安心」という視点についても配慮し、計画を進めます。
4
関係市町村と連携して国・県道の整備促進の働きかけを関係機関に行います。
30
■幹線道路の整備促進関係団体
同盟会等の名称
設立年月
目 的
構 成 団 体 等
会 長
長野県南部、愛知県、岐 静岡県沼津市長
阜県、静岡県、三重県の
2年ごと各県で持回り
県及び市町村
事
務
局
沼津市
H2.12
中部地区における国道の整備促進、
適正な道路管理の支援、啓蒙等
長野県南部国道連絡会
H2.11
長野県南部地区における国道の整備 木曽、下伊那、上伊那、 南信州広域連合長
南信州広域連合
促進、適正な道路管理の支援、啓蒙 塩尻市の市町村及び構
2年ごと木曽、南信州、上伊那3広域連合で持回り
等
成団体
国道152号整備促進期成同盟会
H5.8
上田市、長和町、茅野
国道152号(上田~飯田)の整備促進 市、伊那市、飯田市、大
鹿村
中部国道協会
一般国道153号改良期成同盟会
S35.8
2年ごと各県持回り
飯田市長
会長市町村
任期2年
愛知県豊田市、稲武町、 伊那市長
愛知県豊田市~塩尻市間の153号の
上伊那~下伊那の沿線
速やかな改良整備
2年ごと持ち回り
市町村、塩尻市
伊那市
一般国道153号改良期成同盟会上
S48頃 国道153号の上伊那管内の整備促進 上伊那管内沿線市町村 駒ヶ根市長
伊那部会
上伊那広域連合
一般国道153号伊那バイパス促進期
成同盟会
伊那市
H9.7
国道153号伊那バイパスの沿線市町村 伊那市、箕輪町、南箕輪
伊那市長
が連携をとり、整備促進を図る
村、宮田村
国道153号伊南バイパス建設促進期
S61.10 国道153号伊南バイパスの建設促進
成同盟会
駒ヶ根市、飯島町
飯島町長
飯島町
辰野町
国道153号整備促進協議会
H14.3
国道153号辰野地区沿線区による全
線のバイパスおよび整備促進
辰野町(沿線12区)
宮所区長
国道153号両小野バイパス建設期
成同盟会
H53.6
国道153号両小野地区のバイパス整
備促進
塩尻市(沿線5区)
辰野町(沿線1区)
理事長
国道361号改修促進期成同盟会
S49.7
国道361号の改修促進
沿線市町村
塩尻市、辰野町
持ち回り
伊那市長
会長市
2年ごと高山市と持回り
国道361号権兵衛峠・姥神峠トンネル
開削促進期成同盟会
木曽、上伊那の市町村
及び関係団体
上伊那広域連合、
H2.5
国道361号両トンネルの早期開削促進
主要地方道竜東線整備促進期成
同盟会
S42.8
辰野町、箕輪町、伊那
(主)伊那辰野(停)線及び伊那生田
市、駒ヶ根市、飯島町、
飯田線のうち上伊那地域の整備促進
中川村
飯島町長
飯島町
主要地方道竜東線吉瀬大草整備
促進期成同盟会
H10.11
(主)伊那生田飯田線のうち吉瀬~大 駒ヶ根市、飯島町、中川
飯島町長
草間の整備促進
村
飯島町
主要地方道飯島飯田線改良促進
期成同盟会
H5.11
(主)飯島飯田線の早期改良促進
駒ヶ根長谷線改修期成同盟会
H10.11
(主)駒ヶ根長谷線の改良の新方策を 駒ヶ根市、伊那市、大鹿
駒ヶ根市長
調査研究、事業の普及促進
村
飯島町、松川町、高森
町、飯田市
上伊那広域連合長
木曽広域連合
飯田市長
飯田市
駒ヶ根市
県道下諏訪辰野線改良・バイパス建
県道下諏訪辰野線の整備促進、適正
S53.10
岡谷市、辰野町
設促進期成同盟会
な道路管理の支援、啓蒙等
岡谷市長
岡谷市
県道諏訪辰野線整備促進期成同
盟会
S58.11
県道諏訪辰野線の整備促進、適正な
辰野町、諏訪市
道路管理の支援
諏訪市長
諏訪市
県道与地辰野線整備期成同盟会
S57.4
県道与地辰野線の早期改良促進
箕輪町
地元選出町会議員
箕輪町
県道西伊那線改修促進期成同盟
会
H4.9
県道西伊那線の改修促進
伊那市
伊那市長
伊那市
県道芝平高遠線整備促進期成同
盟会
S62
県道芝平高遠線の整備促進
伊那市
伊那市長
伊那市
松川インター大鹿線及び松川大鹿線
改良促進期成同盟会
S49.2
松川インター大鹿線、松川大鹿線の改良
中川村、大鹿村、松川町 大鹿村長
促進
大鹿村
箕輪の竜東線の未来を考える会・
竜東線箕輪地区整備促進期成同
盟会
H16.7
(主)伊那辰野(停)線のうち箕輪地区
箕輪町
の整備促進
箕輪町
31
地元区長
13 消防に関すること(消防団に関すること並びに水利施設の設置、維
持及び管理に関することを除く。)
【経
緯】
上伊那地域の消防体制は、昭和48年に伊那市、高遠町、辰野町、箕輪町、南箕輪
村、長谷村(平成18年、伊那市、高遠町、長谷村は合併し伊那市に)からなる伊那
消防組合と、駒ヶ根市、飯島町、中川村、宮田村からなる伊南行政組合が、それぞれ
の常備消防組織として発足し、関係市町村の消防体制の充実を図ってきました。
平成20年、長野県は「長野県消防広域化推進計画」を策定し、県内14の消防本部を、
東北信ブロック、中南信ブロックの2つの消防本部に再編することを目指しましたが、諸
般の事情により、いずれの協議も「一旦休止」となりました。しかし、上伊那地域の8市
町村は、東海地震に係る地震防災対策強化地域に指定されており、大規模災害時の受
援体制の強化が求められていることや、複雑化・多様化・大規模化する災害や事故に対
応するためには、自賄い方式や小規模本部といった消防組織では的確に対応できる人員
や車両、技術が確保できない現状を憂慮し、これらを克服するための広域常備消防体制構
築に取り組み、平成27年4月1日に伊那消防組合と伊南行政組合の消防本部を統合
し、上伊那広域消防本部が発足しました。
【現状と課題】
社会情勢や生活環境の変化による災害の複雑多様化、異常気象による自然災害の多
発など、消防を取り巻く環境は日々変化しています。国の中央防災会議は、東海地震
の30年以内の発生確率を87%に引き上げ、地震対応が危惧されており、大規模災
害に対応するための消防活動体制を強化する必要があります。また、住宅の防火対策
など、住民が安心して暮らせるまちづくりには、災害の発生を未然に防ぐ予防体制と
災害発生時に迅速に対応する消防、救急体制の更なる増強整備を図る必要があります。
1
消防体制
(1) 東日本大震災を踏まえ、想定される東海・東南海地震等の大規模災害に対応す
るため、緊急消防援助隊の受援体制の強化に向けて、関係機関等とより一層の
連携を図るとともに、消防装備の充実や機動力の向上など、消防体制を整備す
る必要があります。
(2) 消防車両及び資機材等の整備は、国及び地方の行財政改革の推進や長引く景気
の低迷などにより非常に厳しい地方財政の中で、広域的な消防力の整備の見直
しが必要となっています。
2
予防体制
(1) 高齢化社会を迎え、住宅火災による逃げ遅れなどの死傷者をなくすため、住宅
防火対策の強化を図る必要があります。
(2) 高齢者小規模福祉施設、ホテル、旅館等の予防対策や消防法に定める老朽化し
た危険物施設からの危険物流出防止対策を推進する必要があります。
3
警防体制
(1) 大型店の出店や、アパート、マンション等の高層化、都市構造や生活環境の変
32
化による大規模災害・複合災害等に対応する消防対応力の強化が必要です。
(2) 救急需要は5年間に18%増加しています。更に救急体制への住民ニーズは、
より高度な救急救命処置を求めています。病院収容までの時間の延伸などへの
対応、救急救命士・救急隊員のより高度な専門的知識・技術の習得、医療機関
等との連携強化が必要です。
4
通信体制
災害に迅速かつ適切に対応するには、受信した災害情報を迅速・確実に消防部隊
等に伝達するための消防通信体制の充実が必須なことから、広域化に併せて高機能
消防指令機器 ※ P38 の整備を行いましたが、この機器の維持管理及び更新には高額な
費用がかかることから、計画的な整備が必要です。
【今後の方針】
1
消防体制
広域的な大規模災害や特殊災害時における緊急消防援助隊の派遣体制、受援体制
の整備充実、社会環境や災害形態の変化に的確に対応できる出動体制及び適切かつ
効率的な消防装備の整備や機動力の向上、災害現場に即応できる職員の教育訓練の
充実に一層努力していきます。
2
予防体制
住宅防火対策として、住宅用火災警報器の設置を推進し、逃げ遅れなどの死傷者
をなくすための強化策を図ります。事業所等に対しては、防火防災に対する安全思
想の普及啓発に努め、火災等の未然防止及び被害の軽減に努めます。
3
警防体制
大規模災害・複合災害等に対応する消防活動能力の強化を図るため、消防装備の
整備に努めます。また、最新技術研修や訓練等により、職員の知識・技術の向上を
行い、警防体制の充実強化を図ります。
救急業務は、病院収容までの時間短縮に向けて、救急活動体制の検討や救命処置
技術の向上に努めるとともに、高度な専門的知識・技術の習得に向けて救急隊員の
生涯教育体制の充実を行います。また、住民等への応急手当の普及啓発をより一層
推進し、救命率の向上に努めます。
4
通信体制
災害情報を即時に消防部隊に伝達し出動させるため、通信指令体制の充実強化に
努めます。また高額な高機能消防指令機器の維持管理及び更新は、計画的な更新整
備を進めます。
【施
1
策】
大規模災害への対応
緊急消防援助隊の派遣体制並びに受援体制の整備充実を図るため、応援・受援計
画の策定、消防装備の計画的な整備、大災害に即応した訓練に努めます。
2
住宅及び事業所の防火・防災対策の推進
住宅防火対策の推進として、住民への広報啓発活動を推進するとともに、住宅用
33
火災警報器の設置推進に努めます。また、高齢者小規模福祉施設、ホテル、旅館等
の防火対象物や消防法に定める危険物施設への予防査察を積極的に行い、違反防火
対象物等の是正指導に努めるなど、予防体制の充実強化を図ります。
3
消防活動体制の充実強化
複雑多様化する各種災害や東日本大震災のような大規模災害に対応し、効果的な
消防活動を展開するため、消防車両等の計画的な更新をはじめ、消防資機材の充実
強化に努めます。また、火災、救助、特殊災害等の活動能力を強化するため、職員
研修や訓練等により知識・技術の向上を図り、消防活動体制の充実強化に努めます。
4
救急業務の高度化の推進
救急救命処置の範囲の拡大など、更なる救急業務の高度化への対応を図るため、
救急救命士・救急隊員の生涯教育体制の充実に努め、より高度な知識・技術の習得
の研鑚を図るとともに、救急症例の事後検証等により、119 番通報の受信から病院収
容までの時間短縮に向けた救急活動体制の検討や救命処置技術の向上に努めます。また、
住民等への応急手当の普及啓発をより一層推進し、救命率の向上に努めます。
5
通信指令体制の充実強化
災害情報を即時に消防部隊に伝達し出動させるため、通信指令員は高機能消防指
令機器の取扱いに習熟し、迅速・確実な指令の送出に努めます。また、高機能消防
指令機器の維持管理及び更新には日常的な点検を重視するとともに、緊急通報の窓
口としての重要性を考慮し、計画的な更新整備を図ります。
「消防統計」から (調査期間:1月1日~12 月 31 日)
■火災・救急の状況
1
(単位:件)
年次別組織市町村火災状況
市町村
合
計
伊那市
駒ヶ根市
辰野町
箕輪町
飯島町
南箕輪村
中川村
宮田村
年
平成 21 年
83
21
27
10
7
10
4
3
1
平成 22 年
63
20
15
7
4
6
6
4
1
平成 23 年
92
34
15
12
10
6
5
6
4
平成 24 年
73
34
16
3
7
5
4
2
2
平成 25 年
98
37
19
10
14
5
1
6
6
2
(単位:件)
年次救急活動状況
救
急
事
故
種
別
病
そ の他
急
害
自損 行為
加
一般 負 傷
運動競 技
通
難
災
労 働災害
交
水
火
計
自 然災害
合
内容
年
不
搬
送
平成 21 年
5,699
20
1
3
587
53
47
875
21
100
3,336
656
401
平成 22 年
6,288
18
0
5
594
66
35
951
17
71
3,780
751
397
平成 23 年
6,401
16
0
4
607
72
35
997
12
73
3,846
739
381
平成 24 年
6,453
13
0
5
560
75
40
974
19
64
4,001
702
383
平成 25 年
6,726
21
0
4
582
59
35
1,065
15
75
4,086
784
435
34
14 調査研究に関すること
上伊那広域連合の設立以来、合理的な行政運営や、住民福祉の向上と個性ある地域
づくりを目指し、関係市町村が抱える市町村単独では対応することが困難な共通の課
題に連携して取り組み、その解決・克服策を調査研究してきました。
より効率的かつ合理的な行政運営と更なる住民サービスの向上のために、広域的共
同処理が求められるものについて、必要に応じて調査研究組織を設けて研究していき
ます。
35
15 広域計画の期間及び改定に関すること
この広域計画の期間は、平成27年度から平成31年度までの5年間とし、計画期
間満了前に見直しを行います。
ただし、事務事業の追加等で変更の必要が生じた場合及び広域連合長が必要と認め
た場合は、広域連合議会の議決を経て随時改定します。
36
注釈
P3
※ペレットストーブ
木を粉々に砕いて乾燥し、圧縮成形した木質ペレットを燃料とするストーブです。
※木質バイオマス
「バイオマス」とは、生物資源(bio)の量(mass)を表す言葉であり、「再生可
能な、生物由来の有機性資源(化石燃料は除く)」のことを呼びます。そのなかで、
木材からなるバイオマスのことを「木質バイオマス」と呼びます。
木質バイオマスには、主に、樹木の伐採や造材のときに発生した枝、葉などの林
地残材、製材工場などから発生する樹皮やのこ屑などのほか、住宅の解体材や街路
樹の剪定枝などの種類があります。
一口に木質バイオマスといっても、発生する場所(森林、市街地など)や状態(水
分の量や異物の有無など)が異なるので、それぞれの特徴にあった利用を進めるこ
とが重要です。
※ユネスコエコパーク
ユネスコエコパークとは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間
社会の共生)を目的として、ユネスコが開始しました。ユネスコの自然科学セクタ
ーで実施されるユネスコ人間と生物圏(MAB:Man and the Bioshere)計画におけ
る一事業として実施されています。地域の豊かな生態系や生物多様性を保全し、自
然に学ぶと共に、文化的にも経済・社会的にも持続可能な発展を目指す取り組みで
す。
ユネスコエコパークは国内で親しみをもってもらうためにつけられた通称で、海
外では「BR:Biosphere Reserves(生物圏保存地域)」と呼ばれています。世界のユ
ネスコエコパークの登録総数は、117 か国 621 地域、日本では 2014 年 6 月に正式登
録承認された福島県只見地域、南アルプスユネスコエコパークを加え 7 地域が登録
されています(2014 年 6 月現在)。
P5
※ふるさと市町村圏
「ふるさと市町村圏」は、地域の自立的発展を進めることを目的に、都道府県知
事が、関係市町村と協議のうえ選定する地域です。
平成 20 年、国はふるさと市町村圏施策を含むこれまでの広域行政圏政策が当初
の目的を達成したとして、今後は新たな施策に移行することを決定しました。
これからの広域連携は、各地域での自主的な活動にまかされる形になります。
※ふるさと市町村圏基金
旧自治省(現総務省)が「ふるさと創生」を掲げて創設。ふるさと市町村圏に選定
された市町村圏内の市町村の出資金と都道府県の助成金で 5 億〜20 億円規模とし、
運用益を地域振興事業に充てています。
※ソフト事業
サービスなどの役務(形として残らない物)を提供する業務をいいます。
37
P9
※インバウンド観光
インバウンド(inbound)とは、外から入ってくる観光、一般的に訪日外国人観
光を指します。海外観光はアウトバウンド(outbound)といいます。日本ではアウ
トバウンドに比べ、インバウンドの数が著しく少ないことから、インバウンド観光
の推進が求められています。
※SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
人と人との繋がりを促進・サポートする参加型のホームページです。
※ゲートウェイ
入口、玄関という意味です。
P10
※ヘルスツーリズム
ヘルスツーリズム (Health Tourism) とは、健康回復や維持、増進につながる観
光のことである。温泉療法や森林療法などがあります。
P11
※自治体クラウド
地方公共団体が情報システムを庁舎ではなく、外部のデータセンターにおいて保
有・管理し、 通信回線を経由して利用できるようにする仕組みです。複数の地方
公共団体が一体となって共同化を進めることにより、割り勘効果によるコスト削減
やシステム管理等の業務の負担軽減が期待できます。また、堅牢(ろう)なデータセ
ンターを利用することで、セキュリティの強化、災害対策などを図ることができま
す。
※インフラ環境
IT の分野では、何らかのシステムや事業を有効に機能させるために基盤として必
要となる、施設や設備、回線、ソフトウェア、制度や、それらの組み合わせなどの
ことです。
P27
※道路ストック
これまでに整備を行ってきた道路の舗装、道路橋、トンネルや標識・照明などの
道路附属物のことです。
P29
※地域高規格道路
高規格幹線道路網と一体となって、高速交通体系を築き、地域相互の交流促進・
連携強化を図る質の高い道路です。
P33
※高機能消防指令機器
119番通報を受信し、各消防署へ出動を指令し、無線の一元管理を行う機器で
す。
38
上伊那広域連合広域計画
資 料 編
◇ 第4次広域計画策定組織
◇ 第4次広域計画策定組織図
◇ 第4次広域計画策定経過
◇ 上伊那広域関係市町村人口推計
◇ ふるさと市町村圏基金の運用及び利子収入の状況
◇ 上伊那広域連合執行組織図
◇ 上伊那広域連合のあゆみ
◇ 上伊那広域連合第4次広域計画策定委員会設置要綱
◇ 上伊那広域連合第4次広域計画策定委員名簿
39
第4次広域計画策定組織
1
広域計画策定委員……素案の審議
上伊那広域連合広域計画策定委員会設置要綱(H26.5.12 施行)により 13 名で構成
2
広域計画策定幹事(市町村企画担当課長)……素案の策定
3
専門部会……素素案の策定
部会名
担当項目(上伊那広域連合規約第5条)
担当課
総務部会
・広域行政の推進に関すること(1 号)
広域連合
市町村企画担当
・ふるさと市町村圏基金事業の実施に関すること(2 号)
総務課
課長
・広域的な観光振興に関すること(3 号)
・調査研究に関すること(14 号)
オ
その他広域的に重要な課題で、第 11 条に規定する広域連合長
が必要と認める事項に関すること。
・広域計画の期間及び改定に関すること(15 号)
情報部会
市町村企画担当
課長
・業務システムの共同利用を行うための電算機の設置、管理及び運用
に関すること(4 号)
広域連合
情報システム課
・ 調査研究に関すること(14 号)
ア
広域的な地域情報化の推進に関すること
保健福祉部会
・養護老人ホーム入所判定委員会の設置及び運営に関すること(5 号) 広域連合
市町村保健福祉
・障害支援区分認定審査会の設置及び運営に関すること(6 号)
担当課長
・介護認定審査会の設置及び運営に関すること(7 号)
保健福祉課
・広域的な医療体制の整備調整に関すること(8 号)
・ 調査研究に関すること(14 号)
イ
広域的な保健医療及び福祉の推進に関すること
環境衛生部会
・循環型社会形成の推進に関すること(9 号)
広域連合
市町村環境衛生
・ごみ処理施設の設置、管理及び運営に関すること(10 号)
環境衛生課
担当課長
・ 調査研究に関すること(14 号)
新施設計画推進 室
建設部会
ウ
広域的な環境保全に関すること
エ
広域的な廃棄物処理に関すること
・関係市町村が行う公共土木事業に係る事務のうち、当該市町村の長
市町村建設担当
との協議により広域連合が処理することとなった事務に関するこ
課長
と。(11 号)
施設課
広域連合
土木振興課
・広域的な幹線道路網構想及び計画の策定並びに同構想及び計画に基
づく事業の実施に関すること(12 号)
消防部会
消防組合
・消防に関すること(消防団に関すること並びに水利施設の設置、維 広域連合
持及び管理に関することを除く。)(13 号)
消防次長・署長
40
広域消防準備室
<第4次広域計画策定組織図>
提案
上伊那広域連合
正副連合長会
議決
上伊那広域連合議会
計画案
広域計画策定委員会
(識見を有する者・関係者)
計画素案
パブリックコメント
幹事会
(市町村企画担当課長)
計画素素案
消防部会
総務部会
情報部会
保健福祉部会
環境衛生部会
建設部会
市町村企画
担当課長
市町村企画
担当課長
市町村保健福祉
担当課長
市町村環境衛生
担当課長
市町村建設
担当課長
消防次長・署長
広域連合
広域連合
広域連合
広域連合
広域連合
広域連合
総務課
情報システム課
保健福祉課
土木振興課
広域消防準備室
環境衛生課
新施設計画推進室
施設課
41
消防組合
第4次広域計画策定経過
年
月
日
会
議
等
内
H26.2.24
広域連合議会
予算議決
H26.4.24
第1回幹事会
策定方針協議
H26.5.7
正副連合長会
策定方針協議
H26.5.15
消防部会
H26.5.26
広域連合議会全員協議会
H26.6.19
環境部会
部会素素案検討
H26.6.26
建設部会
部会素素案検討
H26.7.3
保健福祉部会
部会素素案検討
H26.7.28
総務部会
部会素素案検討
H26.7.28
情報部会
部会素素案検討
H26.7.28
第2回幹事会
H26.9.3
正副連合長会
H26.11.13
第1回策定委員会
H26.11.19~12.18
住民意見 (パブリックコメント) 募集
H26.11.25
広域連合議会全員協議会
H26.12.19
第2回策定委員会
H27.1.21
答
容
部会素素案検討
申
策定方針協議
各部会の素素案検討結果説明・
協議
計画素案協議
委員委嘱・諮問・計画素案説明・
施設視察
計画素案に対する住民意見募集
第4次計画の中間報告
答申案協議
計画案答申
H27.2.10
正副連合長会
計画案の協議
H27.2.27
広域連合議会
計画案提案
42
上伊那広域関係市町村人口推計
関係市町村別人口推計値
(単位:人)
実績
推計値
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
伊那市
70,314
70,023
69,508
69,110
68,712
68,314
67,916
駒ヶ根市
33,773
33,611
33,376
33,085
32,798
32,511
32,224
辰野町
20,891
20,397
19,971
19,746
19,524
19,304
19,086
箕輪町
25,363
25,508
25,488
25,469
25,449
25,429
25,409
飯島町
9,879
9,816
9,710
9,618
9,525
9,433
9,340
南箕輪村
15,005
15,199
15,351
15,473
15,566
15,628
15,660
中川村
5,208
5,092
5,041
4,988
4,935
4,882
4,829
宮田村
9,296
9,373
9,396
9,418
9,440
9,462
9,462
189,729
189,019
187,841
186,907
185,949
184,963
183,926
上伊那広域連合
※上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(第四次改定版)より
※各年度10月1日現在の人口
200,000
180,000
9,296
5,208
9,373
5,092
9,396
5,041
9,418
4,988
9,440
4,935
9,462
4,882
9,462
4,829
15,005
15,199
15,351
15,473
15,566
15,628
15,660
9,879
9,816
9,710
9,618
9,525
9,433
9,340
25,488
25,469
25,449
25,429
160,000
140,000
25,363
25,508
25,409
宮田村
中川村
南箕輪村
120,000
20,891
20,397
19,971
19,746
19,524
飯島町
19,304
19,086
100,000
箕輪町
辰野町
33,773
33,611
33,376
33,085
32,798
32,511
80,000
32,224
駒ヶ根市
伊那市
60,000
40,000
70,314
70,023
69,508
69,110
68,712
68,314
67,916
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
20,000
0
43
ふるさと市町村圏基金の運用及び利子収入の状況
1 基金設置年月日
平成4年3月18日 500,000千円
平成4年5月21日 500,000千円
2 年度別運用状況及び利子収入の状況
年度
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
運用金額(円)
運用期間(日)
1,000,000,000
~365
1,000,000,000
~184
1,000,000,000
365
1,000,000,000
364
1,000,000,000
367
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
~365
1,000,000,000
~365
1,000,000,000
~365
1,000,000,000
~365
1,000,000,000
~365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
1,000,000,000
~365
1,000,000,000
362
1,000,000,000
365
1,000,000,000
365
44
利率(%)
3.91~5.20
2.35~4.16
2.07~2.67
2.90
1.70
1.65
1.65
1.65
1.05
0.97
1.00
0.80
0.80
0.70
0.50~0.60
0.75
0.60
0.60
0.45
0.45
0.45~0.55
0.35~0.385
0.41~1.5
果実(円)
44,090,546
34,952,464
25,311,641
28,920,546
17,093,150
16,500,000
16,500,000
16,545,204
10,471,232
9,673,424
9,763,357
7,336,914
7,300,202
6,166,129
4,443,303
7,459,499
5,370,000
5,970,000
4,477,500
4,467,636
4,639,052
3,622,500
6,687,500
上伊那広域連合執行組織図
平成27年4月1日現在
上伊那広域連合長
代表副広域連合長
副広域連合長
助 役
総
務
課
リ
ニ
ア
推
進
課
情
報
シ
ス
テ
ム
課
上伊那広域連合事務局
上伊那広域消防本部
事務局長
消 防 長
会計管理者
事務局次長
消防次長
出納員
保
健
福
祉
課
環
境
衛
生
課
ご
み
処
理
施
設
整
備
課
施
設
課
土
木
振
興
課
消
防
課
45
警
防
課
予
防
課
通
信
指
令
課
伊
那
消
防
署
高
遠
消
防
署
辰
野
消
防
署
箕
輪
消
防
署
伊
南
伊
南
北
消
防
署
南
消
防
署
上伊那広域連合のあゆみ
年 月 日
S 45
7
広域市町村圏指定
45
7 21 「上伊那地域広域市町村圏協議会」設立
46
3
46
9 13 「上伊那地域広域行政事務組合」設立
「上伊那地域広域市町村圏計画」策定
47 10
「上伊那郡市民会館」竣工
47 ~
水源調査開始
48
4
コンピュータ共同利用研究開始
52
9
「上伊那情報センター」竣工
52 10
1 コンピュータ共同利用開始
53
1 伝染病隔離病舎業務開始
4
53 12
54
4
54 11
「伝染病隔離病舎」竣工
1 と畜場業務開始
1 視聴覚ライブラリー業務開始
55
1 25 二次医療(病院群輪番制病院運営事業)業務開始
55
3 27 「上伊那地域新広域市町村圏計画」策定
57
4
58
5 11 と畜場業務「㈱上伊那食肉センター」へ移管
1 一次医療(在宅当番医制運営事業)業務開始
58 10
地方自治情報センターから優良団体賞受賞
60
オンラインシステム業務開始
5
60 10
H
主なあゆみ
農家基本台帳システムが地方自治情報センターから優秀システム賞受賞
63
2
1 印鑑証明発行業務開始
63
4
1 財務会計オンライン業務開始
2
1
8 精神障害者共同作業所「コスモスの家」開所
3
3 23 「第 2 次上伊那地域新広域市町村圏計画」策定
3
9
4
3 18 ふるさと市町村圏基金設置
5
4
5
5 ふるさと市町村圏に選定
1 老人ホーム入所判定業務開始
7~9 信州博覧会へ上伊那広域館出展
8
6
地図システム業務開始
9
6
「上伊那広域行政推進研究会」設置
46
年 月 日
H 10 12
主なあゆみ
「上伊那広域行政推進研究会」最終報告
11
1
1 戸籍システム業務開始
11
3 31 伝染病隔離病舎業務廃止
11
6 30 「上伊那地域広域行政事務組合」解散
11
7
1 「上伊那広域連合」設立
11 10
1 介護保険認定審査業務開始
12
1
4 上伊那ネットワーク業務開始
12
3 31 「上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」策定
12
5 22 「上伊那広域連合広域計画」策定
13
2 26 「上伊那地域ふるさと市町村圏計画」策定
13
7
1 オンラインシステム表示ファイル化
14
8
5 住民基本台帳ネットワーク1次稼動
14
8 30 「上伊那郡市民会館」廃止
14 12
1 「伊那中央清掃センター、クリーンセンターたつの」 広域連合に移管
15
4
1 上伊那地域ごみ処理費用有料化開始
15
4
1 「上伊那広域連合情報化計画」策定
15
8 25 住民基本台帳ネットワーク2次稼動
15
8 25 自動交付システム稼動(住民票・印鑑登録証明書)
15 11
1 「上伊那広域連合事務所」竣工
16
2 17 総合行政ネットワーク(LGWAN)接続
16
6
16 11
1 「上伊那広域連合情報セキュリティポリシー」策定
1 自動交付システム稼動(税関係証明)
17
2 14 「第2次上伊那広域連合広域計画」策定
17
3
17 11
「上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」見直し
14 戸籍証明広域自動交付開始(全国初)
18
1
1 新システム最適化プロジェクトチーム設置
18
3
10 伊那中央清掃センター燃焼施設等改造工事竣工
18
3
31 伊那市・高遠町・長谷村合併対応システム統合
18
3
31 上伊那郡町村会・上伊那土木振興会解散
18
4
1 土木振興課設置
18
4
1 上伊那地域公平委員会共同設置
18
4
1 精神障害者共同作業所「コスモスの家」伊那市へ移管
47
年 月 日
H 18
6
主なあゆみ
1 障害程度区分認定審査業務開始
19
1 11 「情報システム最適化計画」策定
19
7
20
2 22 「上伊那地域ふるさと市町村圏計画後期基本計画」策定
20
4
20
6 25 新ごみ中間処理施設用地候補地を伊那市富県の天伯水源付近に決定
19 「ごみ処理基本計画推進委員会」設置
1 新システム基幹系稼動(介護保険他)
20 10 22
平成15年からの住民基本台帳カード利活用の取り組みにより LASDEC
から奨励賞受賞
21
3 31 「広域行政圏計画策定要綱」及び「ふるさと市町村圏推進要綱」廃止
21
6
22
1 20 上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(第三次改訂)
22
2 22 「第3次上伊那広域連合広域計画」策定
22
4
1 地域医療再生計画の執行管理開始
23
2
7 証明書等コンビニ交付システム稼働
23
3 31 情報センター業務継続計画の策定
23
4
23
7 12 上伊那地域包括医療協議会再開
23
7 12 上伊那消防広域化研究会設置
24
3
2 上伊那広域連合情報化計画策定
24
3
2 上伊那地域の水資源を保全するための共同声明
24
3 19 上伊那広域連合単独グループウェア開始
24
6
1 児童養護施設「たかずやの里」整備支援基金の設置・寄附金募集
24
7
1 上伊那消防広域化協議会発足
24
8
9 新ごみ中間処理施設整備基本計画策定
1 新システム運用開始
1 視聴覚ライブラリー事業を上伊那地方視聴覚教育協議会へ移管
24 11 10 行財政改革アクションプラン策定
25
3 29 新ごみ中間処理施設の環境アセスメント評価書作成
25 12
2 上伊那広域連合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(第四次改訂)
26
2 24 上伊那地域将来ビジョン策定(リニア開業を見据えて)
26
3
26
3 31 児童養護施設「たかずやの里」整備支援寄附金募集終了
26
3 31 上伊那地域医療再生(計画)事業終了(H21~H25)
26
4
上伊那広域連合情報化計画改訂
1 上伊那消防広域化準備会議設置
48
上伊那広域連合第4次広域計画策定委員会設置要綱
(設置)
第1条
上伊那広域連合規約第5条に規定する広域計画を策定するため、広域計画策
定委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
(任務)
第2条
委員会は、広域計画の策定に関する調査、審議を行う。
(組織等)
第3条
2
委員会は、委員15人以内をもって組織する。
委員は、識見を有する者及び関係者のうちから上伊那広域連合長(以下「広域連
合長」という。)が委嘱する。
(任期)
第4条
委員の任期は、広域計画策定の終了までとする。
(委員長及び副委員長)
第5条
委員会に委員長、副委員長を置き、委員が互選する。
2
委員長は、会務を総理する。
3
副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときは、その職務を代理する。
(会議)
第6条
会議は、委員長が招集し、委員長が議長となる。
2
会議は、委員の過半数の出席により成立する。
3
議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数の時は、委員長の決するところによ
る。
(補則)
第7条
附
この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、広域連合長が定める。
則
この要綱は、平成26年5月12日から施行する。
49
上伊那広域連合第4次広域計画策定委員名簿
所
属
団
体
等
職
名
氏
名
助
教
上 原
三 知
専務理事
伊 藤
正
(一社)駒ヶ根青年会議所
理事長
田 中
雅 浩
長野県経営者協会上伊那支部
幹事長
中 島
光 孝
常務理事
下 村
篤
上伊那広域連合廃棄物政策審議会
副会長
芦 澤
惠 子
上伊那広域連合障害支援区分認定審査会
委員長
北 原
敏 久
信州みのわ花街道推進協議会
会
長
唐 澤
荘 介
いいちゃんまちづくり連絡協議会
会
長
宮 脇
正 子
堀
泉
信州大学農学部
伊那商工会議所
上伊那農業協同組合
南箕輪村民生児童委員協議会
前副会長
辰野町公民館
館
長
増 澤
利 定
宮田村むらづくり委員会
会
長
小 野
章
上伊那消防協会
協会長
古 村
幹 夫
50
備
考
委員長
副委員長
上伊那広域連合 第4次 広域計画
平成27年3月
発 行
事務局
上 伊 那 広 域 連 合
〒396-0025 長野県伊那市荒井 3500 番地 1
電 話
0265-78-2500
F A X
0265-73-5867
E-mail
[email protected]
U R L
http://www.kamiina-union.jp/
いなっせビル 3 階
伊那市・駒ヶ根市・辰野町・箕輪町・飯島町・南箕輪村・中川村・宮田村
上伊那広域連合広域計画
上伊那広域連 合
伊那市・駒ヶ根市・辰野町・箕輪町・飯島町・南箕輪村・中川村・宮田村