日本の農家所得向上の 経験から何を学ぶか?

2010年度東大農経院
第1回「オリエンテーション」
2010年6月10日
有本寛
(一橋大学)
「農経」のおかれた状況
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川崎(2010)「世界に認められた研究者たち」
AJAE:1968~2009年まで約3000本の論文
うちfirst authorの日本人25名,36本
25名中
– 国外PhD 16名,国内博士 4名
– 未取得 3名,不明 2名
• 国内+未取得7名中6名は,AJAE掲載者との
共著
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この講義のゴール
• 国際標準の農業経済学研究のアプローチ,
方法論,研究デザインを,実例を通して学ぶ
• それとの比較のなかで「農経」研究の強みと
弱みを考える
• その上で自分のアプローチやスタンスを
考える
• プレゼン能力を上げる.とにかく上げる.
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スケジュール
• 第1週:「農経」アプローチを考える
• 第2週:回帰分析と因果関係1:RCT
• 第3週:回帰分析と因果関係2:パネル,PSM,IV
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第4週:農地貸借,所有権と投資,分散錯圃
第5週:規模,貸借契約と生産性
第6週:チーム生産・集落営農,補助金の帰着問題
第7週:プロポーザル検討会
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単位取得要件
• (必)論文報告+レジュメ作成(最低1回)
• (必)数回の課題レポート
• (選)プロポーザル作成と報告
• 成績評価
– 出席
– 報告+レジュメ,課題レポート
– 議論への貢献度
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論文報告にあたって
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2人で1チーム
レジュメ(A4で4枚以内)を配布
PPT等の視覚資料を使用すること
報告時間は45分以内(厳守)
• レジュメとスライドを報告する週の月曜日
12:00(厳守)までに有本までメールすること
• 報告の質がゼミの質を決めることを忘れなく
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論文報告
• 7/1
– Deininger et al (2008)
– 中嶋(2008)
– 桂(2002)
• 7/15
– Lin (1992)
– Kirwan (2009)
• 7/8
– Assuncao and Braido
(2007), Barret et al
(2010)
– Hanan and Mansuri
(2009)
• 全部で7報告
7