スライド 1

1.マンモグラフィって?
 乳房のX線撮影のことです。
 乳房を引き伸ばし圧迫して レントゲン
を撮ります。
 胸部や骨のX線検査などと原理はまった
く同じです。乳房にX線を当てそのX線の
吸収の差をフィルムに写し出すものです。
 他のX線検査と大きく違うところは、乳房
は全体が柔らかい組織でX線の吸収差
が少ないため通常のX線装置では撮影
することが出来ません。その為、乳房専
用のX線装置を用いて乳房専用のフィル
ムに撮影する必要があります。
2.撮影装置って?
3. 撮影方法は?
5. マンモグラフィってなぜ必要?
 乳腺内に出来る微小石灰化や腫瘍陰影
を描出できます。石灰化は体中のあらゆ
るところで出現しますが、乳がんでもよく
みられます。特に触ることのできない乳が
んでは、この石灰化を見つけることが早
期発見に繋がります。しかし石灰化があ
るからといって必ずしも悪性とは限りませ
 斜めからの圧迫と上からの圧迫の2
ん。石灰化は良性の腫瘍やその他の病
種類を撮影します(検診では斜めから
変でも現れます。石灰化の形や並び方、
のみの時もあります)。
分布の仕方などから良悪を判別します。
マンモグラフィ検査はそういった微小石灰
化の早期発見、またそれが良性なものか
4. 撮影時間は?
否かの診断に大変有効です。
 1枚約1分(圧迫している時間は数秒
 マンモグラフィ検診により乳がん発見率
です。)個人差はありますが一人約5
は従来の約4倍に上がり、そのうち早期
分程度(4枚撮影)で終わります。
乳がんの割合も約75%と向上しています。
6. 痛いのになぜ圧迫するの?
7. 被ばくが多いって聞くけど…?
 X線ができる限り正確な像をつくれる
ようにするためです。また、圧迫するこ
とにより、被ばく線量が少なくなり(厚
さが1cm薄くなると被ばくが半分になり
ます)、動きによるボケも防止でき乳
腺の微小病変を描出するのに非常に
役に立ちます。
 当病院のマンモグラフィ
自分の為だと思って
ほんの少しの間頑張ってください。
0.07mSv
(自然に浴びている放射線2.4mSv より少ない)
発がんの増加が証明されているのは数百mSv
8. 重要なこと!
11. 追加撮影について

 リラックスしてもらうこと。(余分なところに
力が入ってしまうと、乳腺自体を圧迫でき
ないため)

9. お願い!
以下の方はお申し出ください。
 ペースメーカーを挿入されている方
 豊胸術をされている方
 現在、妊娠中・授乳中の方
 しこりや気になる場所がある方
10.当院の乳房撮影における専門資格
 マンモグラフィ検診施設画像認定施設
 検診マンモグラフィ読影医師(6人)
 検診マンモグラフィ撮影有資格技師(7人)
白い尾を引いた塊が
悪性の腫瘤
微小石灰化と呼ばれるとても細かい石灰
化が存在した場合など、拡大撮影を追加
させていただく事があります。
拡大する事により、良悪性の鑑別に必要
な形状や数・大きさ・並び方がはっきりし、
情報量が増えます。
12.実際の写真
白い粒々が
石灰化