最短経路 出発点から数カ所の中継地を経て到着点に 達するとき、 最短距離、最短時間、最小運賃などを求め る。 方法 ◎ ラベル法 ◎ 行列和法 2015/9/30 ©ATSUTO NISHIO ラベル法(最短距離) 手順 0 .出発点地にラベル[*,0 ]を付ける。 ⅰ.出発地を①とし、①に一番距離が近い中継地に①および 出発地からの距離を示したラベルを付ける。[①,2] ⅱ.既にラベルの付いた中継地と経路で結ばれている中継地 の中から、ラベルに示された距離と経路の距離の和が最小 となる中継地に、前の中継地とその距離の和を示したラベ ルを付ける。 ⅲ.残りの中継地に関して、ⅱを繰り返す。 ⅳ.全ての中継地にラベルが付けられたならば、出発地①か らの最短経路はラベルをさかのぼることにより得られる。 2015/9/30 ©ATSUTO NISHIO ラベル法(例4・1) 6 2 2 4 1 4 2 1 4 5 1 4 7 1 3 2 2 2015/9/30 5 ©ATSUTO NISHIO 6 ラベル法(0:出発地のラベル) 6 2 2 4 1 4 2 1 4 [*,0 ] 5 1 4 7 1 3 2 2 2015/9/30 5 ©ATSUTO NISHIO 6 ラベル法(ⅰ:) ①→②:0+2=2 [①,2 ] ①→③:0+5=5 6 2 2 4 1 4 2 1 4 [*,0 ] 5 1 4 7 1 3 2 2 2015/9/30 5 ©ATSUTO NISHIO 6 ラベル法(ⅱ:) [①,2 ] 6 [②,8 ] 2 2 4 1 5 1 [⑥,8 ] 4 7 1 3 ②→③:2+2=4[②,4 ] 2015/9/30 ④→③:5+1=6 1 4 [*,0 ] ①→③:0+5=5 4 [③,5 ] 2 5 2 2 ©ATSUTO NISHIO 6 [③ ④,6 ] ラベル法(①から⑦に行くためのは) ⑦から①にさかのぼる ⑦→⑥ → ③→②→① ④ [①,2 ] 2 6 2 4 1 2 5 4 [③,5 ] 1 4 [*,0 ] 5 1 [②,4 ] [⑥,8 ] 4 7 1 3 2015/9/30 [②,8 ] 2 2 ©ATSUTO NISHIO 注意 6 [③ ④,6 ] ラベル法(解答) ①→② : 2 ①→②→③ : 4 ①→②→③→④ : 5 ①→②→⑤ : 8 ①→②→③→⑥ : 6 ①→②→③→④→⑥ : 6 ①→②→③→⑥→⑦ : 8 ①→②→③→④→⑥→⑦ : 8 2015/9/30 ©ATSUTO NISHIO 行列和法 (最短時間) ラベル法をコンピュータで解くための手法 手順 ⅰ.都市が5都市で、出発地が①のとき、 V(0)=[0,∞,∞,∞,∞] ⅱ.V(0)のi番目の値と表の1列目のj番目の値を 加える ⅲ.ⅱで求めた値の最小値をV(1)の1番目に書く ⅳ.ⅱ~ⅲの操作を2列目で繰り返す。 ⅴ.ⅱ~ⅳの操作を[ ]内の値が変化しなくなる まで繰り返す 2015/9/30 ©ATSUTO NISHIO 行列和法 (最短経路) 手順 ⅰ.都市が5都市で、出発地が①のとき、 r(1)=[* ] ⅱ.V(0)からV(1)に移ったときに変化した値 の所は、何番目を持ってきたのか、その番 号を記入する。また、変化しなかった所に は・印を記入する ⅲ.r(4)までⅱの操作を繰り返す 2015/9/30 ©ATSUTO NISHIO 行列和法 (例4・2) 都市①,②,・・・,⑤とその間を行くのに必要とする時間 2 2 1 4 ∞ ∞ 1 ∞ 1 3 3 4 ∞ 1 2015/9/30 ©ATSUTO NISHIO ∞ 5 2
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