設備管理(facility management) 生産手段の多様化・機械化に伴って、 生産手段の維持・管理の重要性が高まった。 ・生 産 方 式 ・運用の範囲 ・測 定 方 法 ・機器の配置 ©ATSUTO NISHIO 機械化の目的 ・ 熟練の移転 ・ 労働の軽減 ↓ ©ATSUTO NISHIO 機械化の評価 機械化の適否や経済的効果を判定する場合の 具体的な判定項目 生産能力の増加 品質の向上 原価の引き下げ 労力の軽減 - - - - ©ATSUTO NISHIO 設備の種類 広義の設備 ・・・固定資産、不動産の全てを含む. 狭義の設備 ・・・人と一緒に働いて、原材料に変化を起こさせる 資産(たとえば、機械や装置) ©ATSUTO NISHIO 設備管理の目的 設備を通して、生産性の向上をはかる。 設備管理の中心は保全活動 ©ATSUTO NISHIO 保全活動 生産手段としての設備は、時間の経過とともに 性能が低下する. - 設備の劣化、陳腐化 ↓ 材料・熱動力の原単位の増加 ↓ ©ATSUTO NISHIO 劣化曲線 収 益 性 保 全 保 全 ©ATSUTO NISHIO 使用時間 保全費用の分析 保全活動を実施するための費用と、 保全活動を実施しないことによって発生する設 備の劣化、設備の故障停止によってもたらさ れる損失の バランスを分析する。 ©ATSUTO NISHIO 保全費用 費 用 お よ び 損 失 総費用 保全費 生産上の損失 保全活動のレベル ©ATSUTO NISHIO 保全活動の考え方 • • • • • • • • ©ATSUTO NISHIO 事後保全 1950年代までは、納期などに比較的余裕 があった時代であり。生産設備の構造が 単純。 ↓ 修理などの保全活動が容易。 ↓ 設備が故障してから保全活動を実施しても 支障がない。 → 事後保全 ©ATSUTO NISHIO 予防保全のための作業(JIS) • 故障の兆候または欠点を発見するための試 験、検査の実施。 • 注油、清掃、調整などの実施。 • 欠点を持つアイテムの取り替え修理。 • 定期交換部品の取り替えなどの作業。 ©ATSUTO NISHIO 予防保全の対象 • • • • ©ATSUTO NISHIO 事後保全と予防保全 ©ATSUTO NISHIO 保全組織 保全組織は、保守要員が組織上および配置上 どのようになっているかにより、集中型(集権 型)と分散型(分権型)に区別される。 ©ATSUTO NISHIO 保全組織 ・ (central maintenance) 組織および配置上にも保全要員が集中された形。全保守要員が 1人の保守責任者の下で組織化される。 ・ (area maintenance) 組織上は集中、配置上は各地域に分散された形。保全要員は製 品別、工程別、業種別に分類される。 ・ (departmental maintenance) 保全要員は各製造部門の監督者の下に分散して配置 される。 それぞれの保全要員は各部門長の下に置かれる。 ・ (combination maintenance) 地域保全ないし部門保全と集中保全を組み合わせ、それぞれの 長所と欠点を補う。 ©ATSUTO NISHIO 保全活動の問題点 • • • • • 。 。 。 。 。 ©ATSUTO NISHIO 保全効果の測定 突発故障件数 突発事故度数率 = 設備稼働時間 総修繕費 製品単位当たり修繕費 = 製品数量 ©ATSUTO NISHIO など レイアウト(layout) 工場計画(layout planning)、設備配置(plant layout)、工場配置(factory layout)とも呼ば れる。 レイアウトの目的 最も合理的に生産活動を展開できるように生産 手段の配置を計画し、生産性・経済性の向上 をはかる。 ©ATSUTO NISHIO (具体的な)レイアウトの目的 • • 。 。 • • • • 。 。 。 。 ©ATSUTO NISHIO (具体的な)レイアウトの目的 • • • • • • • 。 。 。 。 。 。 。 ©ATSUTO NISHIO レイアウトの型 直線型(入力と出力が同方向で、離れている) ©ATSUTO NISHIO レイアウトの型 U字型(入力と出力が逆方向で、離れてい る) ©ATSUTO NISHIO レイアウトの型 円形型(入力と出力が逆方向で、離れていない) ©ATSUTO NISHIO 運搬管理 資材管理の運搬業務の対象 ・・・ 原材料などの資材が中心 設備管理の運搬対象 ・・・ 設備 → material(s) handling :MH ©ATSUTO NISHIO 運搬管理のポイント ・ 最終的な目的は運搬をなくすこと。 ・ 現状の運搬作業そのものの改善と運搬機器の 保全。 ・ レイアウトを合理化し、流動化、逆流、停滞の 排除、工程間距離の短縮など運搬体系の整 備。 ・ 運搬機器導入に際しては、利用上の綿密な検 討を行い、標準形式のものを採用する。 さらに、故障時の代替性を考慮する。 ©ATSUTO NISHIO 購入し際しては、コスト比較を行う。 マテハンの目的 運搬対象、運搬者、運搬手段(運搬設備)、 運搬方法、運搬経路、運搬時間などの運搬諸 要素間の関係を調整し、運搬の合理化をは かることにより、生産性・経済性を向上させ る。 ©ATSUTO NISHIO (具体的な)マテハンの効果 • • • • • • • • 。 。 。 。 。 。 。 。 ©ATSUTO NISHIO
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