地理情報システム論 第3回 コンピュータシステムおける データ表現(1) コンピュータによる地図表現 ラスタ形式 地図全体を同形・同大 の区画に分割 区画ごとの属性・対象 の数(割合)・量(標高 など)を記号や数値で データ化 ベクタ形式 2015.04.25 地理情報システム論 対象を図形的要素 (点・線・面)ごとに分 離 座標系を定めて点の 順序番号(ID)と位置 を数値化 線や面は点列・線分 列の集合としてデータ 化 2 ラスタ形式とベクタ形式の特性 ラスタ形式 大きさが粗いと再現性 が悪い 縮小・拡大・回転など 幾何学的演算に弱い データ形式が単純 要素ごとの位置関係 が明確でレイヤ間での 比較が単純 2015.04.25 ベクタ形式 地理情報システム論 データ化の作業に手 間がかかる 要素ごとの位置関係 を知るための幾何学 的演算が不可欠 縮小・拡大・回転によ る劣化がない 3 ラスタ形式の実際 データの視覚化と演算 Excelによるデータ表現の例 GIS_sample2 →マルチバンド(レイヤ)な データの処理 Excelによる視覚化 Excel VBA(プログラミング)による演算 データ化の手順 GIS_sample1 →ラスタデータの原理とVBA による自動処理 GIS_ex02 →紙面ベースの地図のデータ化の手順 地図からの読み取り手順とデータ化 読み取りサイズの違いによる比較 2015.04.25 地理情報システム論 4 コンピュータのデータ管理 データは数値化して管理 文字 コード化された数値の列 パソコンではASCIIと漢字用のShift-JISを使用 数値 2015.04.25 メモリ(主記憶装置)やハードディスクに2進数で格納 格納単位(通常はバイト=8ビット)にアドレスを付けて連続 的(1次元的)に記憶 データの消去(無効化)などによる不連続な領域も発生する ので管理ブロックが存在 地理情報システム論 5 プログラムによるデータ表現 変数 配列変数 一般に固定幅(4バイト=32ビットなど)で管理 整数・実数・文字などの属性(型) データ列(数列や行列など)の表現に向く 構造型(レコード型) 属性(型)の異なる複数の要素からなる集合として表 現 2015.04.25 地理情報システム論 6 プログラムの機能 データ表現 演算 条件分岐 四則演算 +-*/ 関数定義による複雑な演算 比較演算による処理の分岐 反復 同一処理の反復 2015.04.25 地理情報システム論 7
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