地理情報システム論

地理情報システム論
第8回
GISによる処理技法
GISデータの入手と座標系の変換
ベクタ形式における空間的演算(1)
GIS用のデータ

ArcGIS用のデータ

シェープファイル(ベクター形式)



フィーチャークラス(点・線・多角形)
フィーチャー(それぞれの図形)
ラスターファイル(ラスター形式)
2015.06.05
地理情報システム論
2
主な入手先


国土数値情報ダウンロードサイト
政府統計

(旧)統計GIS


2015.06.05
国勢調査
事業所・企業統計
地理情報システム論
3
座標系の種類

経緯度(測量座標/地理座標)

比較的広い範囲


日本全体・地域ブロックなどをカバー
直角座標(投影座標)

比較的狭い範囲(都道府県単位・市町村単位
など)での分析


2015.06.05
座標原点からの相対的距離座標
日本周辺では原点を17箇所設置
地理情報システム論
4
測地系の種類

基準点や地球の諸元値の違い


日本測地系
(東京測地系/Tokyo)


測量精度の向上と世界標準
おおよそ20世紀まで
世界測地系
(日本測地系2000/JGD2000)

21世紀以降
2015.06.05
地理情報システム論
5
ダウンロード(1)

対象地域
居住地

出身地

将来住んでみたい街

実習課題1の地域

(操作に自信のない人は例題と同じ)岡山県玉野市
のいずれかを選択(市区町村単位)


統計GIS(政府統計の総合窓口から)

2010年・国勢調査



2015.06.05
統計表(総人口・年齢別人口・住宅の建て方別世帯数)
境界データ(世界測地系・平面直角座標・Shape形式)
(それぞれの説明ファイル)
地理情報システム論
6
ダウンロード(2)

国土数値情報(JPGIS2.1準拠・SHAPE形式)

公共施設(点)


鉄道(線)


ダウンロード(1)で選んだ市区町村を含む都道府県
これは全国一律
その他の情報


2015.06.05
任意
あまり欲張らずにせいぜい2種類程度まで
地理情報システム論
7
保存場所と作業場所の準備


エクスプローラまたは
ArcCatalogで作業
基本構成

例
全体フォルダ



移動や複写が楽
tamano
玉野.mxd
download
内部にサブフォルダ



2015.06.05
ダウンロードしたファイ
ルおよび説明文書
シェープファイル
統計データ
地理情報システム論
shape
table
8
データの展開と形式変換

保存したファイルの解凍と種類ごとの整理


内部のファイルを[コピー]し,仕分け先のフォルダに
[貼り付け]
国勢調査データ


Shapeファイルはそのまま使用可
統計データファイルは(Excelなどで)そのまま利用可


結合テーブルとして使用する際には若干の加工が必要
国土数値情報データ

Shapeファイルはそのまま使用可
2015.06.05
地理情報システム論
9
加工ツール(ArcToolbox)
すべてが使える訳ではない
(契約ライセンスの都合)
2015.06.05
地理情報システム論
10
今回使用する加工ツール

ディゾルブ機能~ジオプロセッシングメニュー

フィーチャーの統合



投影変換~ArcToolboxのデータ管理/投影変換と座標変換


無条件に1つの図形(フィーチャー)に
属性の同じものを1つのフィーチャーに投影変換
座標系の相互変換
クリップ機能~ジオプロセッシングメニュー

指定された範囲内のフィーチャーを抽出
2015.06.05
地理情報システム論
11
投影変換(座標系の変換)

国勢調査データのShapeの座標系の確認



直角座標系は地域によって異なる(国内では17種)
他の素材データの座標系を変換する際のベースとし
て使用(「インポート」時に指定)
ArcToolboxの投影座標変換を使用して変換


入力座標系:経緯度・日本付近・JGD2000
出力座標系:「インポート」で国勢調査データを指示
2015.06.05
地理情報システム論
12
クリップ機能
一定範囲のフィーチャーのみを取り出す
範囲内のみ
抽出される
入力レイヤ
2015.06.05
クリップレイヤ
地理情報システム論
出力レイヤ
13