会 計 学 総 論 Ⅱ

会 計 学 総 論 Ⅰ
第8回 会計の基礎④
基本的な会計用語(続)
3 負 債 (Liabilities)
負債はつぎの要件を満たさねばならない。
Ex. 会社が計画している慈善団体への寄付は負債として認識されるか?
注意)
Ex. 航空会社はそのフリークエント・フライヤーの義務を果たすことが法的に必要か ?
Ex. 会社は、従業員に退職後のヘルスケア給付(医療給付)を約束している。しかし同
時にそれをキャンセルする権利を保留している。この場合、このヘルスケア給付(医療給
付) は負債として認識されるか?
2.
Ex. 会社が10億円の損害賠償請求で訴えられたとき、負債として認識されるか?
3.
Ex. スーツをまだ買っていないが、この1ヶ月以内に買おうと計画したとき、その金
額を負債として認識するか?
Ex. クレジットカードを使ってスーツを買ったとき、来月クレジット会社に支払うべき
金額は負債として認識されるか?
3 資 本(Owners’ equity)
ただし、基本的な会計等式は、
である。
資産残高がマイナスになることはあるか
Q
財布に現金\1,500あって、友達に\2,000借りがあったとき、君は現金をいく
ら持っていることになるか?
Q 会社に負債額よりも少ない現金額しかない場合、現金額はマイナスになるか?
負債残高がマイナスになることはあるか
Q
会社に負債はなく、その顧客が会社に\2,000の借りがある場合、つぎの表現
のうちどれが正しいか?
1. 会社には\2,000の支払債務がある。
2. 会社にはマイナス\2,000の支払債務がある。
3. 会社には\2,000の受取債権がある。
4. 会社にはマイナス\2,000の受取債権がある。
資本残高がマイナスになることはあるか
判 決 後
こういう状況を
という。