加古川市上下水道局 設計委託業務入札実施要領

加古川市上下水道局
設計委託業務入札実施要領
平成27年4月改正
加古川市上下水道局経営管理課
(趣旨)
第1条 この要領は、加古川市上下水道局(以下「局」という。)の工事を伴う設計委託業務(以
下「設計委託業務」という。)に係る入札に参加する者(以下「入札参加者」という。)が地方
自治法、地方自治法施行令、加古川市水道事業及び下水道事業契約規程、加古川市上下水道局
契約事務取扱要領、その他関係法令、書類等を遵守し信義誠実の原則を守っていただくため記
載するものです。
この要領の内容を十分理解したうえで入札に参加してください。ただし、郵便応募型条件付
き一般競争入札(以下「郵便応募型入札」という。
)により契約を締結しようとする場合におい
て、
「加古川市上下水道局設計委託業務に係る郵便応募型条件付き一般競争入札の応募案内」と
この要領の記載内容が異なるときは、
「加古川市上下水道局設計委託業務に係る郵便応募型条件
付き一般競争入札の応募案内」を優先してください。
(関係法令の遵守)
第2条 入札参加者は、次の各号に掲げる事項に注意のうえ、関係法令を遵守し信義誠実の原則
を守り、市民の信頼を失うことのないよう努めなければなりません。
(1) 「刑法」、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」を遵守し、入札の公正、公
平を害する行為を行わないこと。
(2) 加古川市上下水道局委託契約約款に違反する再委託契約、その他不適切な形態による契約
により業務を実施するなど、契約当事者相互間の信頼関係を失うような行為を行わないこと。
(指名停止)
第3条 入札参加資格者が、
「加古川市上下水道局指名停止基準」に該当すると認められるときは、
指名停止を行います。公告日又は入札日のいずれかにおいて指名停止を受けている者は、入札
に参加することはできません。
(入札保証金)
第4条 入札参加者は、入札執行前に入札金額の100分の5以上の入札保証金を納めなければ
なりません。ただし、次のいずれかに該当する場合は、入札保証金の全部又は一部を納めなく
てもよいこととなります。
(1) 競争入札に参加しようとする者が、保険会社との間に局を被保険者とする入札保証保険契
約を締結し、その証書を局に寄託したとき、又は入札保証金に代わる担保を提供したとき。
(2) 上下水道事業管理者が特に納めさせる必要がないと認めるとき。
2 入札保証金に代わる担保を提供する場合にあっては、担保の種類等について事前に契約担当
職員に確認のうえ、手続きをしてください。
3 入札保証金又は入札保証金に代わる担保は、落札者に対しては契約締結後に、落札者以外の
者に対しては入札執行後に返還します。ただし、落札者の入札保証金については、返還しない
で契約保証金に充当することになります。なお、納付した入札保証金には、利子を付しません。
(入札の方法)
第5条 入札参加者は、入札公告、入札指名通知書、設計図書(図面、金抜き設計書、仕様書等
をいう。以下同じ。)、現場及び入札に関する条件等について十分理解したうえで入札に参加し
てください。また、これらにつき疑義のあるときは、担当職員の説明を求めることができます。
なお、入札後は、これらの不知又は不明を理由として異議を申し立てることができません。
2 入札参加者は、入札書(局指定の様式による。
)に必要事項を漏れなく記載したうえ封かんし、
その封皮に「入札書」と表記のうえ、委託業務名及び入札者の商号又は名称、代表者職氏名(個
人にあっては、その屋号及び代表者氏名)を記載し、入札の公告又は指名通知書に示した日時
及び場所において、入札事務執行職員(以下「契約担当者」という。)の指示に従い入札してく
ださい。なお、示した時刻までに入札会場に入場しない者は、その入札に参加することはでき
ません。
3 入札参加者は、入札を代理人に行わせることができますが、代理人は、入札時に委任状を提
出しなければなりません。この場合、入札書には、入札参加者の所在地、商号又は名称のほか、
当該代理人が記名押印しなければなりません。
4 入札参加者又は入札参加者の代理人(以下「入札者」という。) は、当該入札において他の
入札参加者の代理をすることはできません。
1
5
入札書に記載する金額は、アラビア数字で表示し、万一誤って記載したときは、入札金額を
訂正しないで新しい入札書を使用してください。
6 入札金額は、原則として契約対象となる1件ごとの総価格(税抜き)とします。
7 入札書を入札箱に投函した後は、その開札の前後を問わず、入札書を書き換え、引き換え又
は撤回することはできません。
(無効とする入札)
第6条 次の各号のいずれかに該当する入札は無効とします。
(1) 入札に参加する者に必要な資格のない者のした入札
(2) 入札書が所定の日時までに到着しない入札
(3) 委任状のない代理人がした入札
(4) 談合(連合)その他の不正行為によってなされたと認められる入札
(5) 入札保証金を納付すべき場合において、入札保証金が納付されていない入札又はその額が
所定の額に達していない入札
(6) 入札者の所在地、商号又は名称及び代表者職氏名(個人にあっては、所在地、屋号及び代
表者氏名)並びに押印のないもの又はこれらが判然としない入札書による入札
(7) 代理人が入札する場合は、入札者の所在地、商号又は名称及び代表者職氏名(個人にあっ
ては、所在地、屋号及び代表者氏名)並びに代理人であることの表示、さらに当該代理人の
氏名及び押印のない入札書による入札
(8) 入札者又はその代理人が同一事項の入札において2通以上の入札書によってした入札又
はこれらの者が更に他の者を代理してした入札
(9) 入札書及びその他の入札書と同時に提出すべき必要書類に、鉛筆、シャープペンシルその
他の訂正の容易な筆記具により記入した入札
(10) 入札書に入札金額の記載のないもの、不明確なもの及び入札金額を訂正した入札書によ
る入札
(11) 入札書と同時に提出すべき必要書類の提出がなされなかった入札
(12) 入札時に提出する業務費内訳書に、入札者の商号又は名称及び代表者職氏名(個人にあっ
ては、屋号及び代表者氏名)並びに押印のないもの
(13) 入札金額と業務費内訳書の合計金額が異なる入札
(14) 入札前に公表した予定価格を上回る金額でした入札
(15) その他入札に関する条件に違反した入札
(公正な入札の確保)
第7条 入札参加者は、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律等に抵触する行為を絶
対に行わないようにしてください。
(入札の中止等)
第8条 入札参加者が談合(連合)し、又は不正不穏の行動をなすなど、入札を公正に執行する
ことができないと認められるときは、当該入札参加者を入札に参加させない又は入札の執行を
延期する、若しくは取り止めることがあります。
2 天災地変等のやむを得ない事由が生じたときも入札の執行を中止することがあります。
(入札辞退の自由)
第9条 入札指名通知を受けた者は、入札書を入札箱に投函する前(郵便応募型入札にあっては、
入札書の到着期限)までは、いつでも入札辞退届を提出できます。また、緊急により、あらか
じめ書面で入札辞退届を提出できない場合は、辞退する旨を通知(連絡)することでこれに代
えることができますが、事後速やかに、入札辞退届を書面により提出してください。
2 入札を辞退した者は、これを理由として以後の指名等について不利益な取扱いを受けること
はありません。
(開札)
第10条 開札は、入札場所で入札の終了後直ちに入札者立会いのうえ行います。
2 開札をしたときは、その開札の結果を後日管財契約課において閲覧に供します。
(落札者の決定)
第11条 入札を行った者のうち、予定価格の制限の範囲内で最低の価格をもって入札した者を
2
落札者とします。
前項の規定にかかわらず、契約の内容に適合した履行を確保するため、前項の落札者となる
べき者を落札者としない場合については、入札の公告又は指名通知書において、その適用があ
ることを明記します。
3 前2項の規定にかかわらず、局の行うすべての競争入札において、落札者となるべき者と契
約することが、公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあるなど契約の相手方として著し
く不適当であると認められるときは、その者を落札者としない場合があります。
(最低制限価格制度による落札者の決定)
第12条 前条の規定にかかわらず、局の発注する設計委託業務のうち設計金額が130万円を
超えるものについて競争入札に付す場合は、別途定める最低制限価格制度の規定を適用し、落
札者を決定します。
(落札となるべき同価の入札をした者が2者以上ある場合の落札者の決定)
第13条 落札となるべき同価格の入札をした者が、2者以上あるときは、直ちに当該入札者に
よるくじ引きで落札者を決定します。この場合、くじ引きを辞退することはできません。もし、
くじを引かない者がある場合においては、入札事務に関係のない職員が代わってくじを引くこ
ととなります。
(再度の入札)
第14条 開札をした結果、予定価格の範囲内の入札がないときは、直ちに再度入札を行います。
ただし、予定価格の事前公表をしたものにあっては、再度入札は行いません。
2 再度入札の回数は1回とし、その結果、落札者がないときは入札を打ち切ります。
3 再度入札に参加できる者は、初回の入札において有効な入札をした者だけです。
(入札関係資料の返還)
第15条 指名競争入札の入札参加者で、貸与を受けた設計図書等がある場合は、入札時(入札
を辞退しようとするときは、入札辞退届を提出する時)に契約担当者に返還してください。
(契約保証金等)
第16条 落札者は、契約締結にあたり、契約金額の10分の1以上の契約保証金を納付しなけ
ればなりません。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合は、契約保証金の全部又は一部
を納めなくてもよいこととなります。
(1) 契約の相手方が保険会社との間に局を被保険者とする履行保証保険契約を締結したとき。
(2) 債務の不履行により生ずる損害金の支払いを保証する銀行又は上下水道事業管理者が確
実と認める金融機関等の保証があるとき。
(3) 契約保証金に代わる有価証券等の提供があるとき。
(4) 契約金額が500万円以下であり、契約担当者が免除する旨を指示したとき。
2 契約保証金に代わる担保を提供する場合にあっては、担保の種類等について事前に契約担当
者に確認のうえ手続きをしてください。
3 契約保証金については、第1項第1号又は第2号のいずれかの方法でされますようお願いし
ます。
(契約の締結)
第17条 落札者は契約担当者から交付された契約書に記名押印し、落札決定の通知を受けた日
から10日以内に契約担当者に提出しなければなりません。
2 落札者が所定の期間内に契約書を提出しないときは、落札はその効力を失うこととなります。
3 落札者が落札決定から契約締結までの間に入札参加の資格制限又は加古川市上下水道局指名
停止基準に基づく指名停止を受けたときは、契約を締結することはできません。この場合、局
は一切の損害賠償の責を負いません。
(契約の確定)
第18条 契約は、契約の当事者である局と落札者とが契約書に記名押印したときに確定します。
(業務着手届等)
第19条 契約を締結した者は、契約を締結した日から7日以内に業務委託関係提出書類(業務
着手届他)を業務担当課に提出しなければなりません。
(技術者の適正配置等)
2
3
第20条 経営管理課契約に係る業務について、配置する技術者は、契約金額にかかわらず、原
則として他の業務と兼務が可能です。ただし、落札時に届け出た技術者は、退職等極めて特別
な場合を除き、その業務が完了するまで変更できません。
(業務実績の登録)
第21条 受注者は、調査設計実績等の登録業務として、委託金額が100万円以上の測量業務、
土木関係建設コンサルタント業務及び地質調査業務については、契約後又は業務完了後遅滞な
く、測量調査設計業務サービス(TECRIS)により業務実績データを作成し、監督員の確
認を得たうえで一般財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)に登録してください。
2 業務実績データの登録後、速やかに登録機関発行の登録内容確認書を監督員に提出してください。
3 登録業務に係る一切の費用は委託金額に含まれていますので、変更契約の対象としません。
(暴力団の排除)
第22条 加古川市における暴力団の排除の推進に関する条例(平成24年条例第1号。以下「条
例」という。)及び加古川市上下水道局契約からの暴力団排除に関する要綱第1条において準用
する加古川市契約からの暴力団排除に関する要綱(以下「要綱」という。)に基づき、要綱第2
条第4号に規定する暴力団等(以下「暴力団等」という。)は、契約(すべての再委託契約を含
む。)の相手方になれません。したがって、契約金額が200万円を超える場合は、契約に際し、
落札者は自らが暴力団等に該当しない旨等を記載した誓約書を提出してください。また、再委
託契約が発生する場合は、受注者は再委託契約の受注者から同様の誓約書を徴収し、業務担当
課へ提出してください。ただし、再委託契約金額(同一の契約に係る複数の再委託契約を同一の
当事者間で締結した場合には、その合計金額。
)が200万円以下の場合は提出する必要がありま
せん。
2 局は契約の相手方(再委託契約の受注者も含む。)が暴力団等であるか否かについて兵庫県警
察加古川署長に意見を聴くことがあり、また、聴取により得た情報を当該契約以外の契約にお
いて利用し、又は他の契約担当者、加古川市長等に提供することができます。
3 局は、契約の相手方が次の各号のいずれかに該当することが明らかになったときは、契約を
解除します。
(1) 暴力団等であると判明したとき。
(2) 再委託契約を締結するに当たり、その相手方が暴力団等であると知りながらその契約を締
結したと認められるとき。
(3) 再委託契約等を締結するに当たり、その相手方が暴力団等であり、局からその相手方と契
約しないよう、またはその相手方との契約を解除するよう求められたにもかかわらず、従わ
なかったとき。
4 契約の履行にあたり受注者が暴力団等から業務の妨害その他の不当な手段による要求(以下
「不当介入」という。)を受けたときは、業務担当課に報告し、又は警察に届け出て、捜査上必要
な協力を行ってください。当該契約の履行に係る業務の一部を第三者に行わせる場合にあっては、
その第三者が暴力団等から不当介入を受けた場合も同じです。また、届け出等を怠った場合は指名
停止措置の対象となります。
4
設計委託業務の入札における最低制限価格制度の事務の流れ
無効となる入札を除く
最低入札価格の提示者(一番札)
(1次判定)
低入札基準価格以上か?
位 者
に
低入札基準価格未満の場合
順
低入札基準価格以上の場合
次
※低入札基準価格は、予定価格の10分の6から10分の8の範囲内で、以下の各項目によ
り算定した割合を予定価格に乗じて得た額とする。
(1)土木事業に係る設計委託業務
ア 直接人件費の額
イ 直接経費の額
ウ その他原価の額に10分の9を乗じて得た額
エ 一般管理費等の額に10分の3を乗じて得た額
(2)建築事業に係る設計委託業務
ア 直接人件費の額
イ 特別経費の額
ウ 技術料等経費の額に10分の6を乗じて得た額
エ 諸経費の額に10分の6を乗じて得た額
判
移
最低制限価格以上か?
最低制限価格以上の場合
最低制限価格未満の場合
落札 決定
失 格
(注)有効な入札が1者の場合は、低入札基準価格の80%を最低制限価格とする。
(1円未満の端数は切り捨て)
行
※最低制限価格は、当該入札における有効な入札参加者の入札価格の平均値の80%とする。
(注)
5
定 を
(2次判定)
落札 決定