平 成 24 年 度 沖縄県民生委員児童委員協議会 事業計画 沖縄県民生委員児童委員協議会 Ⅰ 基本方針 少子高齢化の進展は、これまでの福祉制度では対応できない様々な生活課題を生 み出しており、公的な福祉サービスの充実はもとより、地域住民による「支え合い」 を再構築していく取り組みが求められています。 特に、高齢者(世帯)や障がい者、子育て家庭における、社会的孤立を背景とす る課題への対応は急務となっており、さらに最近の雇用情勢の悪化等による失業や 生活不安の広がりにより、生活困窮家庭への支援が重要な課題となっています。 こうした様々な問題に対して、民生委員・児童委員が日ごろから行う、見守りや 訪問活動がますます重要になっております。また、地域住民の変化を見逃さずに生 活課題やニーズを発見し、必要な行政施策やサービスに繋げ、誰もが「安全」 「安心」 に生活することのできる地域社会の実現に向け、地域に密着した民生委員児童委員 活動の展開が期待されています。 そのためには、個人情報の適切な提供や災害時要援護者支援について関係機関と の連携が不可欠であり、本会としましては、民生委員制度創設90周年活動強化方 策「広げよう 地域に根ざした 思いやり」行動宣言を踏まえ、沖縄県社会福祉協 議会をはじめ、関係機関・団体との連携のもと、民生委員・児童委員の資質向上と 民児協活動の活性化、民生委員・児童委員が活動しやすい環境づくりに向け積極的 に取り組んでまいります。 Ⅱ 重点テーマ 「広げよう 地域に根ざした 思いやり」 ~顔の見える民生委員・児童委員、民児協活動へ~ Ⅲ 重点目標 1 単位・市町村(連合)・地区民児協の組織強化及び委員の資質向上を図る 2 「安心・安全な地域づくりに向けた推進運動」の展開を図る 3 児童委員活動の強化推進を図る 4 福祉・教育行政等関係機関・団体・地域と連携し、地域福祉活動の推進を図る 5 県・市町村等へ積極的に意見具申を行う Ⅳ 実施事項 1 県民児協会務の運営 (1)各種会議の開催 ① 正副会長会議の開催(年 6 回) ② 理事会の開催(年 2 回) ③ 総会の開催(年 2 回) ④ 各種委員会・部会の開催(各年 2 回) ア 児童福祉部会 テーマ「児童委員(主任児童委員)と学校・地域との連携強化」 イ 地域生活支援ネットワーク部会 テーマ「地域における支え合いづくりの取り組み強化」 ウ 総合企画委員会 テーマ「資質向上と活動しやすい環境整備に向けた取り組み強化」 エ 広報委員会 テーマ「顔の見える広報啓発による委員・組織活動の活性化」 (2)全国・九州ブロック会議等への参加 ① 全民児連評議員会(年 3 回) ② 全民児連評議員セミナー ③ 全民児連機関紙編集委員会(年 2~3 回) ④ 都道府県・指定都市民児協事務局会議 ⑤ 九州ブロック民生委員・児童委員関係事業会議 2 地区・市町村(連合)・単位民児協の組織基盤強化 (1)指定民生委員児童委員協議会への助成(全社協事業) 期 間:平成 23 年~24 年度(2 ヶ年) 民児協:2 ヵ所 助成額:63,000 円/年 (2)モデル民児協への助成(本会事業) 期 間:平成 23 年~24 年度(2 ヶ年) 民児協:2 ヵ所 助成額:60,000 円/年 (3)市町村民児協事務局担当者研修の開催(単位民児協会長研修と同時開催) (4)小規模離島民児協出前研修会の実施(7 箇所予定) 派遣先民児協:久米島、南北大東、多良間、石垣、竹富、与那国 (5)定例会・研修会等の企画協力、講師派遣(年 20 箇所) (6)民児協諸規程等の整備 (7) 「福祉票」、「民生委員・児童委員活動記録」の利活用の促進 (8)社会福祉協議会等関係機関・団体・地域と連携した福祉活動の推進 3 大会、研修会等の開催及び派遣 (1)県民児協主催の大会・研修会 ① 単位民児協会長研修会の開催(年 2 回) ② 課題別研修会の開催(年 3 回) ※ ③ 地区別民生委員基礎研修会(4 地区) (2)全国大会、研修会等への参加・派遣 ① 第 81 回全国民生委員児童委員大会 期 日:平成 24 年 10 月 18 日・19 日 場 所:大分県 ② 民生委員・児童委員のための相談技法研修会 ア 傾聴技法研修会 期 日:平成 24 年 8 月予定(2 日間) 場 所:未定 イ 事例検討研修会 期 日:平成 24 年 9 月予定(2 日間) 場 所:未定 ③ 全国主任児童委員研修会(西日本) 期 日:平成 24 年 7~8 月予定(2 日間) 場 所:未定 ④ 民生委員・児童委員リーダー研修会 期 日:平成 24 年 12 月予定(3 日間) 場 所:東京近郊 ⑤ 全国児童委員研究協議会 期 日:平成 25 年 1 月~2 月予定(2 日間) 場 所:未定 ⑥ 全国民生委員指導者研修会(第 22 回全国民生委員大学) 期 日:平成 25 年 2 月予定(3 日間) 場 所:ロフォス湘南(神奈川県) ⑦ 都道府県・指定都市民児協事務局会議 期 日:平成 24 年 6 月予定(2 日間) 場 所:東京都 4.調査・研究事業の実施 5.関係機関・団体と連携した地域福祉活動の推進 (1) 「民生委員・児童委員発 災害時一人も見逃さない運動」の継続 (2)生活福祉資金貸付事業の推進 ① 対象世帯への支援強化 ② 「生活福祉資金借受世帯援助記録票」の活用 (3)市町村社会福祉協議会における相談事業への協力 (4)共同募金運動への協力 (5)日常生活自立支援事業への協力 (6)自殺対策に向けた関係機関との連携 (7)不登校・ひきこもりの方々への支援の取り組み (8)高齢者・障がい者・児童等各種福祉施策への協力 6.各種広報・啓発活動の実施 ※ (1)県民児協ホームページの運用 (2)「県民児協ニュース」の発行 (3)「民生委員・児童委員の日」活動週間中の新聞等記事掲載及び各市町村民 児協の取り組に対する取材依頼 (4)民生委員・児童委員活動支援情報システム(エムジェイ・アシスト)への 加入促進 (5)県広報紙等での活動紹介 7.沖縄県との懇談会の開催等 (1)県主管課(福祉・援護課、青少年・児童家庭課)と懇談会の開催 (2)県教育及び防災部局との懇談会の開催 8.沖縄県等各種審議会・委員会への委員派遣 9.顕彰関係の推薦・取りまとめ等 (1)叙勲 (2)厚生労働大臣表彰 (3)全国社会福祉協議会会長表彰 (4)九州社会福祉協議会連合会会長表彰 (5)県知事表彰 (6)沖縄県社会福祉大会会長表彰 (7)全国民生委員児童委員連合会会長表彰 (8)沖縄県民生委員児童委員協議会顕彰 10.全国共通事業の推進 (1)「民生委員・児童委員の日」活動強化週間の推進 期 間:平成 24 年 5 月 12 日~18 日 (2)全国民生委員互助共励事業の推進 (3)各種調査事業への協力 (4)各種表彰関係の取りまとめ (5)各種広報・啓発事業への協力 ① 「民生委員・児童委員活動PRカード」の配布 ② 「民生委員・児童委員必携」の配布 ③ 「児童委員活動手引き」の配布 ④ 「2013 年度版会長手帳」の斡旋・取りまとめ 11.各関係機関・団体との連絡調整
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