58. 慢性病看護学特論

大学院看護学研究科
博士前期課程
授業
科目
慢性病看護学特論
Advanced Care of the long-term patient
開講年次
1 年次
単位数
2単位
選択必修
必修
時間数
30 時 間
科目
分類
専門科目
実践看護学
担当
教員
池田清子(専任)
河井伸子(専任)
授業形態
講義・ゼミ
使用教室
授業の目的及びねらい
最初に慢性病や慢性性を病者の側から捉える視座を確認する。さらに慢性病による患者・家族
の生活や発達課題への影響、ならびに慢性病への対処や反応を理解する上で有用な概念、諸理論
やモデルを学び、慢性病者や家族の能力を十分に生かす看護援助の開発の基盤となる能力を育成
する。
授業のキーワード
慢性病、セルフケア、説明モデル、病みの軌跡、病者役割、スティグマ、ボディ・イメージ、無力感、
アドボカシー、対処、QOL
講義回数
授
業
内
容
及
び
計
画
第1回
第 2回
慢性病、慢性状況とは:慢性病の諸特徴、病者・家族の課題・問題
事前学習:文献1の序章~7 章を要約したのち、ディスカッションテーマを設定する。
第 3回
第 4回
慢性病、慢性状況とは:慢性病の諸特徴、病者・家族の課題・問題
事 前 学 習 : 文 献 1 の 第 8 章 ~ 第 14 章 を 要 約 し た の ち 、 デ ィ ス カ ッ シ ョ ン テ ー マ を
設定する。
第 5回
第 6回
慢性病:医学モデルと病者の説明モデル その違いと理解
事前学習:文献2の第1章~第5章 第7章を要約したのち、ディスカッションテー
マを設定する。
第 7回
第 8回
病みの軌跡モデル:病みの軌跡の局面、管理と影響条件
事前学習:文献3を要約したのち、ディスカッションテーマを設定する。
第 9回
第 10 回
慢 性 病 者 の 理 解 - 病 者 役 割 、 ス テ ィ グ マ 、 ボディ・イメージ、無力感
事前学習:文献4の chapter2.3、10、12 を要約したのち、ディスカッションテーマを設定す
る。
第 11 回
第 12 回
慢性病者の療養生活の理解
慢性病者による自伝や手記を数冊読み、これまで授業で考察した内容を考慮しな
がら、個人とその家族に必要な看護援助を考察する。
第 13 回 オレムのセルフケアモデルについて
第 14 回 事前学習:文献 5 を要約したのち、ディスカッションテーマを設定する 。
第 15 回 事例を通して、今まで学習してきたモデルや理論を用いながら、慢性病を持つ人やその家族が抱
える慢性病特有の複雑で解決困難な問題とその背景について討議する。
テキスト及
び参考文献
文 献 1) ア イ リ ー ン ・ モ ロ フ ラ ブ キ ン (著 ), パ マ ラ ・ D. ラ ー セ ン (著 ), Ilene Morof Lubkin
( 原 著 ) , P a ma l a D . L a r se n ( 原 著 ) , 黒 江 ゆ り 子 ( 翻 訳 )、 ク ロ ニ ッ ク イ ル ネ ス ― 人 と 病 い の 新
た な か か わ り 、 医 学 書 院 (2007)
文 献 2) 文 献 A ns e l m L . S J . C o r b i n , S . Fagerhaugh 他 ( 著 ), 南 裕 子 ・ 木 下 康 仁 ・ 野 嶋 佐 由 美
(翻 訳 ) 慢 性 疾 患 を 生 き る ― ケ ア と ク オ リ テ ィ ・ ラ イ フ の 接 点 、 医 学 書 院 (1987 )
文 献 3) ピ エ ー ル ウ グ 、 P ier re W oog( 著 ) 黒 江 ゆ り 子 ,宝 田 穂 ( 監 訳 ) 慢 性 疾 患 の 病 み の 軌 跡 ―コ
ー ビ ン と ス ト ラ ウ ス に よ る 看 護 モ デ ル ,医 学 書 院 (199 5 )
文 献 4) ア ー サ ー ク ラ イ ン マ ン ・ A r t h u r Kleinman (原 著 ), 江 口 重 幸 ・ 上 野 豪 志 ,五 木 田 紳 (翻
訳 )、 病 い の 語 り ― 慢 性 の 病 い を め ぐ る 臨 床 人 類 学 、 誠 信 書 房 (1996 )
文 献 5) ド ロ セ ア E.オ レ ム ( 著 ) ,小 野 寺 杜 紀 ( 翻 訳 ) オ レ ム 看 護 論 ―看 護 実 践 に お け る 基 本 概 念
医 学 書 院 (2005 )
成績評価の方法と基準
・ 授 業 中 に 提 示 す る 課 題 へ の 取 り 組 み 、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 内 容 お よ び 討 議 へ の 参 加 態 ( 60% )
・ 最 終 レ ポ ー ト ( 4 0% ) : 授 業 で の 討 議 を 踏 ま え て 、 モデルや理論を用いながら、慢性病を持つ人やそ
の家族が抱える慢性病特有の複雑で解決困難な問題とその背景について考察する(2400 字~3600 字)。
教員から学生へのメッセージ
各自、文献を読み、プレゼンテーションの準備をして臨むこと、またプレゼンターは、討議ポイ
ントを明確にして下さい。文献の内容理解とともに、実践での経験を関連づけて解釈することを
期待します。該当すると思われるケースを説明できるように準備して下さい。