徘徊模擬訓練の様子 【事前学習「 事前学習「認知症の 認知症の理解と 理解と対応」 対応」】 初めに認知症の方の特徴などの講義と認知症の 方への対応の仕方を学びました。 認知症の方と接するときの心がまえ 3 つのない 1 驚かせない 2 急がせない 3 自尊心を傷つけない DVD視聴による良い対応・悪い対応の事前学習 を行いました 次の5事例のような徘徊者に対し、グループごとに声かけなどの訓練を行いました。 【帰りのバスがわからない】 りのバスがわからない】 夕方、あなたは自宅帰る途中です。 ふと前を見るとバス停のベンチに座ったり立ったりしてい る女性がいます。誰か助けを探している様子です。 【防災無線の 防災無線の人】 あなたは散歩の途中です。 迷い人のお知らせが防災無線で流れます。 「こちらは昭島市役所です。行方不明のお知らせを いたします。本日午前 10 時 30 分頃、72 歳の三井宏 さんという男性が行方不明になりました。身長は、 170 ㎝くらいで、服装は白のシャツ、黒いズボンを 履いています。お心当たりのある方は昭島警察署ま でご連絡ください。 」 同じ服装の方の男性が道を迷って困っている様子です。 【娘が帰ってくる】 ってくる】 昼過ぎ、あなたは買い物に行く途中です。 住宅街の袋小路を左右に往復しながら不安そうな 表情をしている女性がいます。 時々「どうしよう どうしよ」と独り言を言ってい る声が聞こえます。小さな巾着袋を持っています。 【夫を探す女性】 女性】 夕方、あなたは買い物に行く途中です。 線路脇の歩道を歩いていると道に迷った様子の 女性がいます。女性は人形を抱えています。 通りかかると、 (男性に対しては) 「買い物は終わったの」と聞い てきました。 (女性に対しては) 「男の人を見ませんでしたか」 と聞いてきました。 【腰が痛くて動 くて動けない】 けない】 昼過ぎ、あなたは買い物に行く途中です。 道路脇に座り込んでいる女性がいます。女性の脇に は大きな荷物が置いてあります。 つらい表情をしています。 【110番通報後 110番通報後の 番通報後の警察の 警察の対応】 対応】 認知症徘徊者への対応の訓練後、昭島警察 署生活安全課防犯係長から110番通報する ときの注意点の説明があり、認知症の方の情 報(氏名、住所などの情報)をできるだけ集 めてほしい。また、現在地の情報を電柱の番 号、街路灯の番号など確認して警察に連絡ほ しいと話がありました。警察では、市と地域 包括支援センターと連携して対応しています。 【訓練後の 訓練後の感想・ 感想・意見交換会】 意見交換会】 訓練後の徘徊者(演技者)とサポーター(徘徊者への対応の 助言者)を交え、感想・意見交換会を行い、グループごと に発表していただきました。 主な意見 ・徘徊しているのか、ただ道に迷っているのか見きわ めが大変。どちらにしても声かけは大切 ・徘徊する方の家族が連絡先を必ずわかるようにして おくことが大切だと知りました。 ・何か(靴、服)に名前、住所を書いておく、電話番号 などを書いたものをはりつける。 ・どんな事に困っているかをまず知るように話しかけて いくことが大切だと思いました。 ・昭島市のこの訓練は有意義なことだと思う。継続して企 画していただきたいと思います。 演技者の意見 ・話をしても認知症とわからない人も多い。 ・細かいやりとりはわからない。 ・シンプルに相手に伝えたいことだけで話した方が良い。
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