パラメトリックソーナーを用いた内部診断技術 図1. 岸壁内部の空洞化による路面陥没 港湾施設における水中構造物表面の損傷状況の点 検は、潜水士による目視観察に頼っているのが現状 である。しかし、図1に示すような路面陥没の原因は 構造物内部の土砂流出であることから、内部の診断 技術が必要とされているが、いまだに技術が確立さ れていない。 そこで、本研究室では水中音響機器(パラメトリック ソーナー)を用いた水中構造物の高精度点検手法の 開発とその実用化に取り組んでいる。 パラメトリックソーナー: 送波器から2つの異なる周波 数の音波(1 次波)を同時に送 信することにより発生する差音 (2 次波)を利用するソーナー ①高い指向性 ②構造物内への透過性 図2. 2次波による構造物内部の非破壊検査 図3. パラメトリックソーナー
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