科目名 大越 扶貴(405) 多次 淳一郎(105) 担当教員 (研究室番号) 中北 裕子(409) 井倉 一政(408) 災害看護論 Disaster Nursing 1(15) 授業 形態 否 科目 目的 選択 単位数 (時間) オープンクラス 健康危機管理の観点から、災害が人々の健康に及ぼす影響とそれに対する看護活動について災害サイクルに沿って学習する。 災害サイクルの静穏期における地域保健活動に焦点を当てた地域アセスメントを行い、災害時に予測される課題の抽出と支援の 方向性の検討を通じて既習の知識、技術の統合を図る。 専門科目・広域看護学 選択 区分 否 4年次 後期 到達 目標 科目 区分 科目等 履修生 履修 年次 講義 (1)災害が人々の健康に及ぼす影響を理解できる (2)災害サイクル各期における被災者の健康課題と看護活動について理解できる (3)静穏期の防災・減災活動における看護職の役割を考察できる 演習への参加状況(40%)、最終レポート(50%)、出席状況(10%) 成績評価方法 (基準) 教科書 再試験 当初評価で合格点数に満たない場合には、追加レポートにより再評価を行う。 追加レポートは60点満点とし、当初評価の点数は加味しない。 等 酒井明子、菊池志津子編;看護学テキスト 災害看護‐看護の専門的知識を統合して実践につなげる‐(改訂第2版), 南江堂,2008 (1)標準保健師講座3 対象別地域看護活動,医学書院 (2)安克昌;心を癒すということ‐大災害‐,作品社 (3)上田耕造;東日本大震災 医療と介護に何が起こったのか,萌文社 (4)臼井玲子,他;3.11ドキュメント 東日本大震災 原発事故と被災地の保健師活動,萌文社 参考書等 受講者への メッセージ 災害看護は看護の専門的知識を統合した実践的な学問です。グループワークやフィールドワークを通じて、主体的な個 別学習はもとよりメンバーで協力して学びあうことを期待します。 備考 学習項目 回 災害の理解 1回 2回 学習内容 災害の定義、種類、災害支援に関する制度、災害時要援護者につ いて学ぶ。 災害サイクル各期における健康問題と看護 災害サイクルについて学ぶ。 活動①(超急性期~亜急性期) 災害サイクルの超急性期・急性期(災害発生1週間以内)における 救命活動について学ぶ。 災害サイクルの亜急性期(災害発生1ヶ月以内)における避難所で 生じやすい健康問題と看護活動救命活動について学ぶ。 3回 災害サイクル各期における健康問題と看護 復旧復興期(災害発生1ヶ月~3年)に被災者に起こる健康問題 活動②(復旧復興期・静穏期) (PTSD、生活不活発病など)と看護活動について学ぶ。 静穏期(災害発生3年以降)における地域保健活動について学ぶ。 4回 地域防災対策の実際 ~津市の地域防災計画と取組みの実際~ 地域の実状に即した静穏期における防災対策について津市(市全 域およびフィールドワーク実施地域)の取組みの実際から学ぶ。 静穏期における看護活動① -フィールドワーク準備- シミュレーション事例(状況:地震による津波被害を想定、対象: 高齢者を想定)を提示し、グループ(病院・保健福祉部門・地区 役員)別に視診・インタビュー項目を検討する。 静穏期における看護活動② -フィールドワーク- グループで視診とインタビューを実施し、必要な情報を収集す る。 5回 6回 7回 8回 静穏期における看護活動③ 収集した情報をもとに地域アセスメントを行い、対象地域におい -予測される課題の抽出と支援の方向性の て予測される災害時の課題を抽出し、支援の方向性を検討する。 検討- 報告会に向けた資料を作成する。 静穏期における看護活動④ -報告会- グループ別にフィールドワークのまとめ(抽出された課題と支援 の方向性)を発表する。フィールドワークの協力者(地区役員、 防災担当職員、地域包括支援センター職員、病院職員)の助言を 得ながら討議を行う。 主担当 教 員 授業 方法 大越 講義 多次 講義 多次 講義 ゲスト スピーカー 講義 大越 他 演習 大越 他 演習 大越 他 演習 大越 他 演習 学 習 課 題 2回目課題(事前):教科書「第Ⅳ章-1. 災害サイクル各期における看護活動(A.~C.)」を通読しておく 3回目課題(事前):教科書「第Ⅳ章-1. 災害サイクル各期における看護活動(D.~E.)」を通読しておく 4回目課題(事前):津市危機管理室のホームページで「津市地域防災計画」について概要を把握しておく 5回目課題(事前):教科書「第Ⅴ章 -2.地域アセスメント」を通読しておく 8回目課題(事後):レポート課題「災害対策における看護の役割(仮)」、A4サイズ2.5枚以上3枚以内にまとめ期日までに提出する。 (レポートの体裁、提出方法、期日については別途連絡する。配点は60点で、評価項目及び項目別配点についても 別途連絡する)
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