運動処方論

科目名
履修
年次
科目
目的
到達
目標
運動処方論
Principles of Exercise
Prescription
2年次
後期
科目
区分
担当教員
大西 範和(501)
(研究室番号)
専門支持科目
選択
区分
選択
単位数
(時間)
2(30)
授業
形態
講義
科目等
履修生
否
オープンクラス
否
運動処方とは、継続的な運動による身体諸機能の改善効果に期待し、スポーツ・パフォーマンスの向上や健康づくりのために、
科学的な根拠に基づいて運動の内容を決めていくことである。本授業では、その基本原則を学びつつ、実際の形態や体力の測定
や運動指導の演習を交えて学習し、保健・医療・福祉の現場で役立つ基本的な運動処方の知識と技能の獲得を目指す。
1.健康の維持増進に対する運動の効果や役割の概要が説明できる。
2.運動処方に必要な形態や体力の測定ができ、その結果に基づいて運動プログラムを作成することができる。
3.初歩的な運動指導ができる。
毎時の活動状況(50%)、レポート(50%)、出欠席状況(1回の欠席で-8%、遅刻や早退計3回で1回の欠席とする)
成績評価方法
(基準)
教科書
再試験
再レポートで評価する(100%)
等
朝山正己・彼末一之・三木健寿編著 「イラスト運動生理学」東京教学社
加藤象二郎編著「初学者のための生体機能の測り方 第2版」日本出版サービス
参考書等
受講者への
メッセージ
本授業は看護の専門分野に密接な関わりを持っており、保健・医療・福祉の現場で応用できる内容なので、運動処方や
運動療法に興味のある者、特に保健師を目指す者には履修を勧める。
各種の測定や運動指導を受講生で相互に行うことになるので、協調性を持って授業に参加してほしい。
備考
学習項目
回
運動処方の原則と手順
1回
形態計測・身体組成の推定
2回
運動負荷テストの実際
3回
運動強度と呼吸・循環系の応答の関係
4回
各種活動時の運動強度の評価
5回
エネルギー消費量の計算
6回
形態・体力測定
7回
運動プログラムの指導と実施①
8回
運動プログラムの指導と実施②
9回
運動プログラムの指導と実施③
10回
運動プログラムの指導と実施④
11回
運動プログラムの指導と実施⑤
12回
運動プログラムの指導と実施⑥
13回
形態・体力測定
14回
総括
15回
学習内容
健康と運動の関連や運動が引き起こす適応現象について基本的知
識を身につけるとともに、健康・体力づくりのための運動処方の
流れや原則について学習する。
運動処方のための基礎調査として、長育、周育、幅育、量育にわ
けて形態計測を行うとともに、皮下脂肪厚、体脂肪率の測定を行
う。
運動時の酸素摂取量、心拍数、血圧などを計測し、運動負荷テス
トの方法、注意点、テスト項目の意義などを学ぶ。
運動負荷テストで得られたデータを基に運動時の呼吸循環系の応
答について学び、運動処方に役立てる方法に触れる。
種々のスポーツ活動時の脈拍数、心拍数、主観的作業強度(RPE)
などを測定し、運動強度や身体活動度を評価する方法について学
ぶ。
各種スポーツや運動で測定した心拍数や代謝等量(METS)から、そ
の時の酸素摂取量やエネルギー消費量を推定する方法に触れると
ともに、それらの妥当性や問題点について学ぶ。
実際に形態・体力の測定を体験し、そのデータをもとに、以後6回
の授業で実施する運動プログラムを作成する。全員が運動指導を
担当できるよう計画を作成する。
作成した計画にしたがって、運動を実施する。指導担当が他の受
講者を対象に、運動指導を行う。運動中の心拍数、RPEなどを測定
する。
作成した計画にしたがって、運動を実施する。指導担当が他の受
講者を対象に運動指導を行う。運動中の心拍数、RPEなどを測定す
る。
作成した計画にしたがって、運動を実施する。指導担当が他の受
講者を対象に運動指導を行う。運動中の心拍数、RPEなどを測定す
る。
作成した計画にしたがって、運動を実施する。指導担当が他の受
講者を対象に運動指導を行う。運動中の心拍数、RPEなどを測定す
る。
作成した計画にしたがって、運動を実施する。指導担当が他の受
講者を対象に運動指導を行う。運動中の心拍数、RPEなどを測定す
る。
作成した計画にしたがって、運動を実施する。指導担当が他の受
講者を対象に運動指導を行う。運動中の心拍数、RPEなどを測定す
る。
処方した6週間の運動プログラムの効果を調べるために、第7回と
同様の測定を実施する。
自分や全体の測定値を客観的に評価し、運動プログラムの効果に
ついて検討する。また、運動指導体験などについて総括する。
主担当
教 員
授業
方法
大西
講義
大西
実技
大西
実技
大西
講義
大西
講義
大西
演習
大西
演習
大西
実技
大西
実技
大西
実技
大西
実技
大西
実技
大西
実技
大西
演習
大西
演習
学 習 課 題
1回目課題(事後):健康・体力づくりのための運動処方の流れや原則について復習しておく。
2~7回目課題(事後):測定したデータについて計算処理などを進めておく。
8~13回目課題(事前):運動処方の案を作成し、指導ができるよう練習しておく。
14回目課題(事後):測定したデータについて計算処理などを進めておく。
15回目課題(事前):測定したデータについて総括できるよう準備しておく。
15回目課題(事後):測定値の客観的評価、運動プログラムの効果や運動指導体験などに関するレポートを期日までに提出する。
レポート配点(50%)。