物質の分類 教科書 p.44-45 元素(単 体) 純物質:1種類の物質 例:金、ダイヤモンド、水 化合物 均一物質 単一相 物質 均一混合物(溶液な ど) :2種類以上の純物 例:空気、原油、海水 質 不均一物質 二つ以上の相 (不均一混合物) 例:みかげ石、モザイク 元素と単体 水 電気分解 水素(H2) 酸素(O2) これ以上分けること不可 物質の基本的成分 元素の表し方 元素 元素記号 1種類の元素からできてい る純物質 単体 元素記号 教科書 p.46 同素体 • 同じ元素で違う性質の物質 例:炭素の同素体 ダイヤモンド 無色、電気を通さない 黒鉛 黒色、電気を通す 理由:構造が異なる 化合物 2種類以上の元素からなる純物質 例:水、二酸化炭素、酸化銅 化学反応でのみ,その成分元素に分離できる 化合物の構成元素の質量比は常に一定(プルースト 1799 年) 水素:酸素 1:8 水:H2O 相対質量 水素1,酸素16 教科書 p.46 問題 次の物質は混合物か純物質か?純物質なら 単体と化合物にわけなさい。 (1) 塩化ナトリウム水溶液 (2) アンモニア (3) 酸素 (4) ステンレス (5) プロパン (6) ダイヤモンド 塩化ナトリウム水溶液, ステンレス 酸素,ダイヤモンド アンモニア,プロパン 物質の性質 物理的性質 →物質の化学的な組成を変えることなしに決定できる性質 融点 沸点 色 臭い 味 など 化学的性質 →他の物質との化学反応の間に生ずる化学的な組成変化を記述 物理的変化→物質の化学的組成を変えることなく外見が変化 固体から液体への変化など 化学的変化→物質の化学的組成が変化 教科書 p.50-52 質量(エネルギー)保存の法 則 教科書 p.52-54 化学方程式(化学式) 反応物→生成物 質量保存の法則 ラボアジエ 酸化水銀を加熱→酸素と水銀が生成 反応前後で総質量は変化しない→質量保存の法則 →化学反応は物質の成分の組み換えであるという考えにつ ながった→原子説 エネルギー保存の法則 エネルギーは相互に変換可能 化学エネルギー 熱エネルギー 電気エネルギー 質量とエネルギーは相互変換可能 E=MC2 反応の前後で,質量とエネルギーの総和は保存される 講義ホームページ http://ch.ce.nihon-u.ac.jp/haruki/lecture/chem1/chem1.htm 元素 元素記号 元素 →それ以上簡単なものに 化学的に分解できないもの 元素の表し方 元素記号 元素の種類 ラボアジエ 33種の元素 現在までに117種類が確認 金属元素と非金属元素 半金属元素→半導体 113番元素を日本で発見 http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2004/040928_2/ 教科書 p.59-65 化合物 元素が一定の比で結合したもの →数千万種類 ここ10年で数倍に増加 うち無機化合物は数万種類にすぎない 炭素の化合物の種類 →有機化合物 種類が非常に多い 教科書 p.65-66 定比例の法則 教科書 p.66-67 化合物の構成元素の質量比は常に一定(プルースト 水素:酸素 1:8 水 素 ・ 酸 素 の 質 量 3.5 3 2.5 2 1.5 1 0.5 0 1799年) 酸素 1.6 g 水素 0.2 g 0 1 2 3 4 水の質量 (g) 水:H2O 相対質量 水素1,酸素16 倍数比例の法則 教科書 p.67-68 2種以上の元素から構成された化合物において,一つの元 素に対するもう他の元素の比は,簡単な整数比となる 二酸化炭素 (CO2) 1.000g C + 2.670g O 一酸化炭素 (CO) 1.000g C + 1.335g O 酸素の重量比 = 2.670/1.335 = 2/1 ABとAB2 Bの比率は1:2 原子・分子・イオン 原子 ドルトンの考え 物質 分割 最小の単位 原子(atom) 教科書 p.73-74 1.原子は分割不可能 誤り→素粒子に分割できる 2.元素の原子の質量はすべて等しい 誤り→同位体が存在 3.異なった元素の原子は大きさと 質量が異なる 4.原子がむすびついて分子ができる 5.化合物を構成する原子の比は 単純な整数比 6.原子の結合する比率が違えば 化合物の種類が違う 原子の構造 ドルトン:原子は物質の最小粒子 ところが 陰極線の実験 原子の中から粒子放出 電場や磁場で曲がる 電荷をもつ粒子が飛び出す 原子を作ってい る粒子の存在 電子 (e-) 負の電荷 教科書 p.75 陽子 電子1個の電気量ー1 電子は負の電荷 原子は電気的に中性 電気量同じ 陽子 (p) +電荷をもった粒子の存在 陽子1個の電気量+1 質量 電子:9.11×10-31 kg 陽子:1.67×10-27 kg 電子1個の電気量(電気素量) -1.60×10-19 C 陽子は電子の1840倍の重さ = -1 と表記(単位なし) 中性子 教科書 p.75 原子の重さを比較 原子 陽子の数 相対質量 余分な重さ 中性子の数 H 1 1 0 0 He 2 4 2 2 C 6 12 6 6 この余分な重さ はどこから? 電荷:0 質量:陽子と同じく らい の粒子が存在 中性子 (n) Chadwick に よって発見 1.6603×10-27 kg = 1 amu(原子質量単位) 電子:0.0005486 amu ←原子の質量を考える時は無視してよ い 陽子:1.0073 amu 陽子と中性子の質量はほぼ同じ 中性子:1.0087 amu で,約1amuと覚えておく
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