老年看護学概論 (Introduction to Gerontological Nursing) 担当教員名 寺島喜代子 科目区分 専門 オフィスアワー メールアドレス 授業概要 授業目標 必修 対象学年 2 開講期 前期 単位数 2(30h) 講義終了後研究室 寺島(N306) 寺島:[email protected] 生命力アセスメントモデルをつかって高齢者の生命力の特徴と“もてる力”を拡げ る看護とは何かを学ぶ。高齢者の【支える力】として現在起こっている問題を理解し たうえで老年看護実践の礎となる高齢者観や実践に必要な理論や諸制度を学ぶ。 1.生命力アセスメントモデルを理解する 2. 高齢者疑似体験や高齢者インタビューをとおして高齢者理解を深める 3. 【支える力】である保健医療福祉のケアシステムや、健康障害を持つ高齢者や家族 が直面している問題や課題を理解する 4.【生活する力】である高齢者の運動機能の加齢変化が高齢者の生活に及ぼす影響を 理解する 授業計画・内容 第 1 回 ライフサイクルにおける老年期の特徴を理解する 第 2 回 高齢者疑似体験をとおして高齢期の姿勢やの運動機能の変化が生活に及ぼす影響を理解する 第 3 回 生命力アセスメントモデルをつかって高齢者の特徴と老年看護の援助の視点を理解する 第 4 回 生命力アセスメントモデルの【支える力】である ①高齢者を支える保健医療福祉の変遷と動向、ケアシステム制度を理解する 第 5 回 ②地域で生活する高齢者を支える介護保険制度のサービスの内容と問題を理解する 第 6 回 ③要介護状態の高齢者と共に生活する家族の理解と援助について理解する 第 7 回 ④施設で生活する高齢者のQOLを脅かす問題とその要因を理解する 第 8 回 ⑤高齢者の人権を脅かす問題とその要因を理解する 第 9 回 ⑥地域包括ケアシステムとは何か、システムが機能するための課題を考える 第 10 回 ⑦高齢者の終末期医療や意思決定における現状の問題点と課題を理解する ①~⑦はグループごとに取り組み発表する 第 11 回 高齢者インタビューの発表とまとめ(地域で暮らす高齢者が望むケアと援助を考える) 第 12 回 生命力アセスメントモデルの【生活する力】である 人間にとっての“運動”の意味と高齢者の運動機能の変化が生活にもたらす影響を理解する 第 13 回 生活動作の基本である姿勢や歩行や上肢の運動を支える骨格、関節、筋肉運動を理解する 第 14 回 高齢者の運動機能の低下であるロコモティブシンドロームと廃用症候群を理解する 第 15 回 加齢に伴う運動機能の変化が、食と排泄や呼吸循環に及ぼす影響を理解する キーワード 教科書 生命力アセスメントモデル 支える力 保健医療福祉システム 運動機能 系統看護学講座専門 20 老年看護学(医学書院) 系統看護学講座専門 専門分野Ⅱ 成人看護学(10)運動器(医学書院) 参考書 評価方法 ・評価基準 関連科目 履修要件 ナースがみる病気(講談社)、育児の生理学(現代社) ① 高齢者インタビューのレポート(10%)② グループ課題とまとめ(5%) ③ 学習ノート(5%) ④ 期末試験(80%) その他 解剖生理学Ⅰ、解剖生理学Ⅱ、臨床病態学Ⅰ、臨床病態学Ⅱの各科目は履修している こと。 運動器系の解剖生理の復習をした「学習ノート」の作成を課す
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