老年看護技術論

老年看護技術論
(Gerontological Nursing
担当教員名
科目区分
Skills)
寺島喜代子・吉村洋子
専門
必修
対象学年
2
開講期
後期
単位数
1(30h)
オフィスアワー
メールアドレス
授業概要
講義終了後研究室
寺島(N306) 吉村(N305)
寺島:[email protected] 吉村:[email protected]
生命力アセスメントモデルの『生活する力』であるバリア機能と快に関連する清潔
と、運動と休息を脅かす高齢期の障害を理解し、高齢者が自立した生活を維持できる
ためのアセスメントと、高齢者の“もてる力”を活かしながら生活過程をととのえる
看護を学ぶ。
授業目標
1. 高齢者の運動と休息を妨げる要因を理解し、活動を維持するための看護を学ぶ
2. パーキンソン病の回復段階にある高齢者の事例展開と演習をとおして運動機能の
障害を持つ高齢者の離床に向けた看護の実際を学ぶ
3. 高齢者のバリア機能を高め快を引き出す清潔ケアの実際を学ぶ
授業計画・内容
老年期の運動と休息
第1回
人間にとっての運動の意味と、看護の視点から見た頭部、体幹、四肢の機能を理解する(寺島)
第2回
加齢に伴う姿勢や歩行の変化や関節運動を理解し生活に及ぼす影響を理解する
第3回
高齢者の骨代謝と骨折、治癒過程の特徴と看護を学ぶ
第4回
加齢に伴う運動器官の変化が高齢者の生活に及ぼす影響を理解する(寺島)
(寺島)
(寺島)
第5回 加齢に伴う運動機能の障害(中枢神経系、心肺機能低下)が生活に及ぼす影響を理解する(寺島)
第6回
高齢者の転倒要因とアセスメント(寺島)
高齢者の不動状態に至るプロセスや高齢者に及ぼす影響を理解する
第7回
高齢者の自立を促す看護の実際と活動能力の評価を理解する
第8回
高齢者の活動と休息のリズムを妨げる要因と生活リズムをととのえる看護の実際を理解する
高齢者の離床を促す看護過程の展開と演習(寺島)
第9回
第 10 回
事例展開:パーキンソン病の急性増悪から回復し離床をすすめる段階にある高齢者(寺島)
事例を対象にした離床過程の演習(寺島)
(床上での ROM 訓練や筋力維持、座位耐性訓練、歩行自立までの訓練の介助)
第 11 回
事例展開のまとめ(寺島)
老年期の皮膚と清潔
(吉村)
第 12 回
高齢者の皮膚の特徴と皮膚機能のアセスメント
第 13 回
皮膚機能を高める清潔ケア、褥創ケア
第 14 回
事例からみた援助過程の実際
第 15 回
まとめ
キーワード
教科書
参考書
評価方法
・評価基準
関連科目
履修要件
その他
(吉村)
(吉村)
(吉村)
生命力アセスメントモデル 高齢者の運動機能
系統看護学講座専門 20 老年看護学(医学書院)
、ナースがみる病気(講談社)
系統看護学講座専門 専門分野Ⅱ 成人看護学(10)運動器(医学書院)
なし
期末試験
評価基準:試験 80%、レポート提出 20%
老年看護学概論、基礎看護学実習
解剖生理学Ⅰ、解剖生理学Ⅱ、臨床病態学Ⅰ、臨床病態学Ⅱ、老年看護学概論、
基礎看護学実習は履修していること。