学年:5年 単元名:1.整数と小数 1.単元目標(全 4 時間) ・整数と小数

学年:5年
1.単元目標(全 4 時間)
単元名:1.整数と小数
・整数と小数が、十進位取り記数法に基づいてい ・「十進位取り記数法」「単位の考え方」「分類整
ることを理解する。
理の考え方」を通して、小数や整数の概念を深
める。
2.指導内容
・整数、小数の十進位取り記数法の仕組みと小数点の移動。
・記数法の仕組みと 10 倍や100倍などの大きさの数
・記数法の仕組みと10分の1や100分の1などの大きさの数
3.指導のポイント
○「単位の考え方」
(何を単位にしてそれがいくつ分あるか)を理解することが重要。
・単位を変えることにより、小数も整数と同じように考えることができる。
・0.1 を単位にすると・・・・
0.01 を単位にすると・・・・
○十進位取り記数法のきまりの拡張。
・小数への拡張。→整数でのきまりが、小数でも成り立つ。
・10倍-100倍-1000倍
1/10-1/100-1/1000
位を別々にして、それぞれを 10 倍、100 倍または、1/10 1/100 していって答を求める。
それを繰り返すことによって、結果を見てアルゴリズムを見つけさせる。
小数点が、「0」の数だけ右へよったり左へよったりする。
・小数点の移動→「小数点を移動する」とは、どういう意味かを子どもたちに考えさせたい。
27.35 を10倍する。
20を10倍すると 200
7 を10倍すると 70
0.3 を10倍すると 3
0.05 を10倍すると 0.5
あわせて、273.5←(何題かして、
「0」の数だけ小数点が右
による。)=アルゴリズム
1/10 の場合も同じようにする。
原理に従って答えを導く。→原理に従って数問答えを出す。→問題と答えの間の決まりを見つける。
→その決まりに従って数問答えを出す。→原理に従って出した答えと照合する。
→一致すれば、そのきまりは、正しいと考える。(アルゴリズム)
○10倍-100倍-1000倍
1/10-1/100-1/1000 だけでなく、もっと数が、大き
くなっても同じように考えればいいことを子どもたちにつかませたい。
4.指導計画
(課題設定)
・小数と整数のしくみへの動機付け。
・「十進位取り記数法」「単位の
・小数の十進位取り記数法の仕組みと小数
考え」を通して、小数や整数
点の移動の理解。
の概念を深める。
(3 時間) ・記数法の仕組みと 10 倍や100倍など
の大きさの数の理解。
記数法の仕組みと10分の1や100分の
1などの大きさの数の理解。
たしかめ道場
(1時間)
1
(授業の流れ)
まず、導入で、となりの位との間に 10 倍、1/10 の関係があることを想起させる。
・黒板いっぱいに数直線をかいて、視覚に訴える。
まとめ
1.27.35 は、どんな数?説明してみよう。
①10 を 2 つ、1 を7つ、0.1 を3つ、0.01 を5つ合わせた数。
②0.01 を 2735 集めた数。
0.1 や 0.01 を 1 と考えると、小数も整数と同じように考えることができる。
↓
③27.35 を 10 倍するとどうなるか考えよう。わけも説明しよう。
④27.35 の 1/10 はどうなるか考えよう。わけも説明しよう。
2.42.195 を 10 倍 100 倍 1000 倍して、そのきまりを見つけよう。
T:42.195 を 10 倍するといくらですか。→C:421.95
T:なぜそうなるのか説明しよう。
C の説明
40×10=400
2×10=20
0.1×10=1
0.09×10=0.9
0.005×10=0.05
あわせると 421.95 になります。
T:では、同じやり方で 100 倍 1000 倍を計算してみよう。
C:自力解決→発表
T:では、結果をまとめます。 42.195×10=421.95
42.195×100=4219.5
42.195×1000=42195
T:この結果を見て、何かきまりは見つかりませんか。
C:0の数だけ小数点が、右に移動している。
T:そうですね。では、10000 倍ならどうなるでしょう。→C:421950
T:そうなるか確かめましょう。→C:たしかめ。
3.1/10 1/100
1/1000 の場合の展開も同じ。
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