ダウンロード - オガタ動物病院

第49号(4月号) 発行日 2015年4月1日
キャンペーン情報
・狂犬病予防注射を接種したワンちゃん先着300頭に、ノミ・マダニ駆除を1回無料で行っています。
・春の健康診断セット 詳しくはホームページをご参照ください(www.ogata-ah.com)
獣医師通信
トリマー通信
狂犬病予防接種の季節になりました。 現在
暖かい季節がやってきました。皮膚トラブルが増える
キャンペーンを行っていますので、この機会
時期です、シャンプーをしてすっきりしましょう。
にぜひ予防接種を受けて予防を行いましょ
看護師通信
ノミ・マダニ予防の季節になりました。今年も
皮膚に塗布するタイプと、飲むタイプをご用意
しています。しっかり予防を行いましょう。
獣医師コラム
渋谷りんちゃん
石上かくくん
石上はなちゃん
嘔吐について
徐々に暖かい日も増え、桜の蕾もほころびはじめました。
この時期に多いのが、先月のコラムにもあった下痢と嘔吐です。季節の変わり目の春先や秋口は、
比較的下痢や嘔吐等の消化器症状を訴えての来院が多くなります。
犬や猫は比較的人間より嘔吐しやすく、特に猫は一気に食べると嘔吐することがしばしばです。
主な原因疾患
食事性(過食、無分別な食事、アレルギー)、薬剤・毒物、胃腸疾患(胃炎、腸炎、胃潰瘍、腫瘍、
異物、胃拡張捻転症候群、感染症、寄生虫、胃腸の運動性低下など)、消化管以外の腹腔内異常(膵
炎、腹膜炎、腹腔内腫瘍、肝・胆道系疾患、子宮蓄膿症、横隔膜ヘルニア、腎盂腎炎など)、代謝
性・内分泌疾患(尿毒症、副腎皮質機能低下症、甲状腺機能亢進症(猫)、糖尿病性ケトアシドーシス、
高カルシウム血症、肝性脳症、電解質異常など)、中枢神経疾患(脳腫瘍、髄膜炎、前庭疾患など)
一口に嘔吐といっても、疑われる疾患は多岐にわたります。比較的、犬でよくみられる嘔吐としては、
胆汁嘔吐症候群があります。これは空腹時間が長すぎることで、十二指腸に分泌された胆汁が胃内に
逆流し、胆汁の刺激性によって吐いてしまうことです。食事前に黄色い胃液を吐き、吐いた後も元気
や食欲があり、食べた後は吐かないという特徴があります。食事の間隔を均一にする、食事の1日量
を変えずに食事回数を増やす、朝方に吐くにであれば夜寝る前に少量の食事を与える、といった対策で
改善がみられることが多いです。それでも胆汁を吐くのであれば、お薬を検討します。
胆汁嘔吐症候群はほとんどの場合が心配はいりませんが、嘔吐を繰り返し元気や食欲も落ちてくるよ
うであれば、お早めに動物病院を受診していただければと思います。 獣医師 高橋 亮二
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