1 重点プロジェクト Ⅰ - 佐賀市

1
重点プロジェクト Ⅰ
(1)子どもに確かな学力と学ぶ喜びを身に付けさせる
①目指す
目指す子ども像達成推進
ども像達成推進
21年度の事業目標
昨年度評価委員
からの指摘事項
及 び 改 善 策
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
自己評価
佐賀市が目指す子ども像の達成状況を3つの部会で調査分析
し、課題克服の対策まで含めて学校に示す。
①基礎学力部会(全国学力学習状況調査、佐賀市基礎基本到達
度調査)
②社会常識部会(全国学力学習状況調査)
③佐賀問題部会(佐賀に関する問題)
家庭や地域住民にとって分かりやすいよう、佐賀市
指 摘 の目指す子ども像と学校教育目標が同じ方向を向い
ていることは重要。
各校の特色や思いを活かしながらも、佐賀市の目指
改善策 す子ども像と方向性を合わせて学校教育目標を作成
してもらうよう学校へ促していく。
◇11月の教育課程の説明会、校長・園所長会で、目指す子ど
も像を教育課程に入れるよう指導徹底。
[基礎学力部会]4月:全国学力学習状況調査、5 月:基礎基
本到達度調査分析(公表6月)、9,10 月:全国学習状況調
査結果分析(公表10月)、2月:部会まとめと課題
[社会常識部会]4月:全国学力学習状況調査、9~11 月:
結果分析、12月:公表、2 月:部会まとめと課題
[佐賀問題部会]5月:全体会、10~12月:佐賀問題実施
と業者分析、12~2月:委員での分析とコメント挿入、2
月:公表、部会まとめと課題
学校が調査結果をできるだけ早く活用できるよう、3つの部会
は速やかに分析調査まとめを行なう。
おおむね達成
(昨年度)おおむね達成
②早稲田・
早稲田・佐賀21
佐賀21世紀子
21世紀子ども
世紀子どもプロジェクト
どもプロジェクト
21年度の事業目標
21年度の実績
子ども出前講座、中学生を対象としたスピーチコンテストを、
佐賀市在住の中学生を対象に早稲田大学教育総合科学学術院
と佐賀市教育委員会が連携して行う。それにより、佐賀の七賢
人である大隈重信や佐賀の自然環境への理解を深め、「出前講
座に参加してよかったと思う」と答える生徒の割合やスピーチ
コンテスト応募者数を増やし、21 世紀を担う人材育成の一助
とする。
◇早稲田大学キャンパス体験・修了式
4 月 24 日(金)芙蓉校3年生24名参加
◇子ども出前講座開催
・大隈重信講座:19名参加
-1-
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
・科学実験教室(芙蓉校):中学部生徒62名全員参加
・自然科学教室(佐賀市在住中学生):参加希望者は51名
だったが、新型インフルエンザの影響で中止
◇教職員講座開催:早稲田大学教授による講義を8月に実施。
佐賀市外30名、佐賀市内小学校37名、中学校20名、計
87名参加
◇スピーチコンテスト:応募42名、最優秀賞 昭栄中1年『大
隈さんは佐賀がきらい!?』、優秀賞 城北中2年『大隈重
信の生き方から学んだこと』、大和中2年『大隈重信と私』
。
◇早稲田・佐賀21世紀子どもプロジェクトの更新
◇昨年度インフルエンザの流行期(11月)に自然科学教室が
重なり中止せざるを得なかったので、9月末~10 月中旬で
自然科学教室を実施したい。
達成
自己評価
(昨年度)やや不十分
③生徒会活性化事業
21年度の事業目標
昨年度評価委員
からの指摘事項
及 び 改 善 策
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
中学校リーダー研修会、生徒自身が企画・立案し実行する中学
校パワーアッププラン事業、生徒会担当者研修会を開催し、子
どものリーダー性を育むとともに、生徒会の活性化を通して、
公立中学校自体の活性化を図り、「生徒会活動・中学校が活性
化した(意識が高まった)」と答える生徒・教員の割合60%
を目指す。
中学校リーダー研修会について、生徒の自主性と連
指 摘 帯感を高めるために宿泊型のリーダー研修会の検討
を行なってはどうか。
他の類似事業(子ども会連絡協議会ジュニアリーダ
改善策 ー研修会、青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センター
等)との連携も含め、今後研究を行なう。
◇中学校リーダー研修会
・8月:生徒会役員研修会開催
・2月:新生徒会役員研修会開催
◇パワーアッププラン事業:応募14校(昨年10校)
継続して生徒会活動を活性化するための方策検討及び、教職員
の組織化された指導力の向上
達成
自己評価
(昨年度)おおむね達成
④心の教育の
教育の充実(
充実(不登校への
不登校への対応
への対応)
対応)
21年度の事業目標
次の5点により、不登校率や不登校になった理由の全体件数に
対する学校に起因する理由の件数の割合を減少させる取り組
みを行う。
①不登校児童・生徒への学校の対応について、グループローラ
作戦の在り方を元に学校訪問の際に支援する。
-2-
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
自己評価
②いじめ、不登校、問題行動の予防対応について佐賀市教育研
究所で検討を行い、研究成果を広める。
③不登校 IT 支援事業の運用を工夫し、ひきこもり状態などの
不登校にきめ細やかに対応する。
④「くすの実」を不登校対応の拠点として、学校との連携を図
るとともに、体験活動を充実させる。
⑤毎月 1 日の「佐賀市「いじめ・いのちを考える日」を活性
化する。
①不登校学校対応支援
・学校訪問における全小・中学校への指導
・不登校対策推進校 7 中学校の取り組みの情報収集と活用
・佐賀大学との連携研究の成果を広報
②いじめ、不登校、問題行動の予防策と即時対応の研究所での
検討
・児童生徒理解部において、不登校等の原因分析と対応策を
探究するため月 1 回研究所員会を開催し、授業、部活動
における不登校対策を研究し、冊子を作成
③不登校 IT 支援事業の運用の活性化
・IT 学習支援者が 3 名のため一時期に 3 人の不登校児童生
徒対応体制だが、今年度はサポート相談員を活用し、合計 4
名の児童生徒へ支援。
④くすの実の活性化
・不登校対策の拠点として SSW やサポート相談員から情報
を集め、学校と連携を強化した。
⑤いじめ命を考える日の活性化
・H20 から各学校の取りくみを集め情報を学校間で共有化
できるようにし、H21 年度も継続して情報を収集
以上の取組みによって、不登校率が平成20年度から21年
度において、小学校 0.31 から 0.30%に、中学校 4.00 から
3.52%に減少した。また、学校起因の理由の割合も 37.7%
から 28.0%に減少した。
①グループローラー作戦により、各月学校からは、その報告が
上がってきている。今後は、その運用が適切になされている
かを把握し、望ましい方向を指導する。
②教育研究所で検討した授業等の改善案について、学校訪問等
を通じて学校に浸透するようにする。
③IT 支援は、NPO と連携し、より多くの生徒に対応できる
ようにする。
④グループワーク、言語化、遊戯療法を教科学習を通して取り
入れたり、体験活動を工夫したり、特別支援教育の観点から
不登校児童生徒へのアプローチを考えたりすることが必要
である。
⑤年度当初や各学期の終わりの節目、生徒会や児童会の世代交
代の節目等に集約したり、取材・広報をしたりしながら、継
続的に活性化を図っていく。
おおむね達成
-3-
新規事業
(2)幼保小中の連携強化
①幼保小接続期の
幼保小接続期の教育の
教育の充実
21年度の事業目標
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
自己評価
幼稚園・保育所から小学校への接続期の教育の充実を図るため
に、
①小学校では、「わくわく」第5版の改訂作業を行い、内容の
充実を図る。
②幼稚園・保育所では、年長児担任研修会や保育参観を行い、
「えがお」の意義や活用方法について共通理解してもらい、
園・所における一層の活用を図る。
③幼保小合同研修会においてモデル校区の取組を紹介する。
以上3点を行うことによって、小学校区単位での幼保小連携教
育の充実を図る。
◇小1担任研修会を開催
◇「わくわく」実施にかかわる学校訪問(市内の全小学校の1
年担任・TT 担当者の81名が参加)
◇「わくわく」第5版の改訂
◇幼稚園・保育所の年長児担任研修会の開催
◇幼保小の合同研修会を開催
小学校のプログラム「わくわく」は、教科書の改訂があるため
に見直しをする必要がある。
達成
(昨年度)おおむね達成
②本庄幼稚園・
本庄幼稚園・本庄小学校 幼小一貫教育の
幼小一貫教育の研究
21年度の事業目標
21年度の実績
本庄幼稚園と本庄小学校において、保育参観・授業参観・交流
活動などを行いながら、幼稚園と小学校のつながりを生かした
指導方法や指導内容を研究していくことで、「安心感をもって
学ぶ意欲のある子ども」を育てることを目指す。さらに、その
成果を市内全小学校・保育所・幼稚園に発信して幼保小連携を
進める。
◇保育参観・授業参観・研究会の実施
◇本庄幼稚園と本庄小学校で指導方法や指導内容の検討会を
開催した。
◇年長児と1年生の交流活動を19回実施(面浮立・野菜作り
等)
◇本庄小学校・幼稚園の研究発表会で幼小一貫教育公開保育・
公開授業を実施し、幼小一貫教育研究成果を発表
◇完全給食に向けた協議:年中児保護者対象の給食試食会を実
施し次年度の方法については保護者説明会や新入児保護者
へ説明
-4-
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
幼稚園・小学校のつながりを生かした指導方法・指導内容を研
究することは、これまでの本庄小学校の研究方法(仮説検証型)
と違って、事例をとりながら検証を重ねていくことになるが、
昨年度までの取り組みで共通理解ができ、研究も進んできた。
しかし、幼小のカリキュラム作成については、校種が違うの
で、より一層、教育と保育の共通理解を図りながら、時間をか
けて進めていくことになると考える。
給食については、量・食材の大きさを年少と年長とで変える
配慮が必要なので、選択性とはいえ、年少については配慮が必
要になるので、再度検討をする。
小学校との連絡通路は、幼稚園側が仮設なので、平成23年
度の当初予算で整備するよう準備をする。
おおむね達成
自己評価
新規事業
③校舎隣接型 小中一貫校の
小中一貫校の研究
21年度の事業目標
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
自己評価
地域の特色と小・中学校が隣接している環境を生かしながら、
小中9年間の学びの連続性を基本的な形としたカリキュラム
編成により、児童生徒一人ひとりのよさを伸ばし、生徒指導の
充実を図り、学力向上、豊かな心の醸成など特色ある教育を推
進し、「子どもたちは小学校から中学校へ不安よりも期待を持
って進学していると思う」と答える保護者の割合60%を目指
す。
◇小中一貫教育に向けての組織、運営システムの構築
・「小中一貫教育導入準備委員会・小中一貫教育導入会議・
専門部会」
、「思斉の教育を考える会」の設置及び検討
◇一貫教育方針の策定、学校教育目標の検討
◇小中9か年を見通し、思斉小中の特色を生かしたカリキュラ
ムの構築
◇生徒指導や教育相談体制の組織化及び心豊かな児童生徒育
成、学習・生活のしおり等の作成
◇広報用パンフレットの作成配布
◇小中間の渡り廊下の設置(9月完成)及び一貫教育推進室の
整備(H22年5月完成)
平成21年度に策定したカリキュラムの本格実施と改善
達成
新規事業
④特別支援教育の
特別支援教育の推進
21年度の事業目標
◇特別な支援を要する児童生徒の介助や学級での補助・指導等
を行う生活指導員を小中学校に配置するとともに、学校全体
で障がいのある児童生徒に支援できるよう校内支援体制の
-5-
昨年度評価委員
からの指摘事項
及 び 改 善 策
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
充実を図る。
◇歩行や階段等の昇降に困難をきたしている児童生徒に対し
て、安心かつ安全な学校生活ができるように、昇降機を設置
する。
特別支援教育については、生活指導員の配置を増や
意見
していることに加えて、教員や指導員の質も向上し
ており、非常に評価できる。
◇生活指導員配置校の訪問(生活指導員運用の仕方及び学校支
援体制の把握)
◇生活指導員の資質向上のため生活指導員の研修実施(15
回)
◇適正就学のための学校教育課・こども課・健康づくり課との
連携会議を実施(生活指導員と保健師との就学のための情報
交換及びこども課と情報交換を行い、連携しながら幼保小訪
問)
◇生活指導員が児童生徒の実態応じた支援ができるよう生活
指導員の質的向上を図っていく必要がある。
◇学校全体で、障がいのある児童生徒に学校全体で、支援でき
るよう校内支援体制の充実を図る。
◇適正就学を進めるため、こども課・健康づくり課と連携しな
がら、幼稚園・保育園の年長児の就学相談を行う。
◇各学校での特別支援教育をサポートするため、
「ひまわり相
談室」の相談業務を充実させる。
◇LD・ADHD対象の通級指導教室を小・中それぞれ1教室
増設し、施設設備の改修等を含め、通級による指導の一層の
充実を図る。
◇佐賀市就学相談会を実施し、対象児童生徒の適正な就学を図
る
達成
自己評価
(昨年度)おおむね達成
⑤幼保における
幼保における特別支援体制
における特別支援体制の
特別支援体制の充実
21年度の事業目標
21年度の実績
特別な支援を必要とする乳幼児を対象に幼稚園・保育所等への
巡回指導を行い、適切な保育・教育ができるよう支援します。
また、子育て(就学)相談や窓口相談を行い、保護者が安心して
子育てができるように助言を行う。
◇特別な支援を必要とする乳幼児について、在籍する幼稚園・
保育所等の教諭・保育士や保護者に対して、個に応じた特別
支援教育(保育)のあり方を助言、指導した。(公立幼稚園
1園・私立幼稚園41園・公立保育所4園・私立保育園34
園に訪問指導を実施)
◇学校教育課と同行し就学の保護者と小学校訪問(就学に関し
ての個別の相談にあたり保護者との学校訪問・相談を実施し
た。(51件))
◇市報掲載及び、幼稚園・保育所の保護者等向けのパンフレッ
トを配布し、相談を実施した。
◇8月:公私立保育所・幼稚園の保育士・教職員対象に特別支援
-6-
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
教育の事例研修を実施。10月:特別支援教育の講演会を実
施。1月:公立保育者研修会を実施。
◇特別な支援を要する子どもへの支援や手立てのあり方を指
導していくためには、各園に複数回の巡回指導が必要である
ため、優先順位をつけながら、園訪問をして活動を充実させ
ていく。
◇個別の支援の方法や支援計画の立て方については、昨年末に
作成した「えがお別冊」を活用して助言をしていく。
◇巡回指導での気づきや保護者等から受けた相談などを学校
教育課の就学指導担当者と情報を共有しながら、よりよい就
学へとつながるようにする。
おおむね達成
自己評価
新規事業
(3)学校の組織力、教師の資質向上
①佐賀市教育研究所の
佐賀市教育研究所の充実
21年度の事業目標
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
佐賀市立学校教職員の資質向上と能力の向上を目指して、佐賀
市教育研究所の機能を充実させていく。
◇管理職研修会の実施(校長研修2回、教頭研修3回)
◇学校経営・運営研修会の実施(10回実施)
◇研究主任研修会の実施
◇研究所員会(課題研究部、児童生徒理解推進部)の実施
◇「佐賀市教育研究所だより」の発行(5回)
◇現在の青少年センターの規模では佐賀市1,300人の研究
ニーズに応えることが難しい。
◇研究所員会の活動の成果を広く全市的に還元したいが、その
周知・活用になかなか至っていない。
おおむね達成
自己評価
(昨年度)おおむね達成
②教師用パソコン
教師用パソコン導入
パソコン導入の
導入の検討
21年度の事業目標
21年度の実績
モデル校5校(久保泉小、金立小、金泉中、神野小、成章中)
に導入した教師用パソコンについて、教職員用コンピューター
検証会議を設置し、セキュリティ面や事務負担軽減の面から運
用状況を検証し、平成 22 年度以降、全校への導入を計画する。
◇検証会議(4回開催)
・活用方法、効果、課題、問題点等の抽出、対応
・検証項目への対応状況報告
・ログインの状況報告
・不正なアクセスの報告
・モデル校教職員へのアンケート実施
・検証項目への対応状況報告
◇検証結果のまとめ
-7-
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
モデル校5校に導入した教師用パソコンについて、セキュリテ
ィ面や事務負担軽減の面からの運用状況の分析結果を教職員
用コンピューター検証会議で検証し、平成 22 年度以降の全校
への導入を計画する必要がある。
おおむね達成
自己評価
(昨年度)やや不十分
(4)安全・安心な教育環境の整備
①学校施設の
学校施設の整備
21年度の事業目標
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
老朽化及び耐震化に伴う建替えや改修を行い、学校施設の安全
面、衛生面の確保及び機能の充実を図ります。
(1)老朽化による学校施設整備(危険改築)事業
①工事/校舎:諸富中学校(H21~23)
屋内運動場:神野小学校(H21、22)、
兵庫小学校(H20、21)
②設計/校舎:成章中学校(H21)
屋内運動場:西川副小学校(H21)
循誘小学校(H21)
、
高木瀬小学校(H21)
(2)耐震力不足による学校施設整備(耐震改修)事業
①工事/(改築)校舎:芙蓉小学校(H20、21)
(耐震補強)屋内運動場:赤松小学校(H21)
若楠小学校(H21)、
成章中学校(H21)
上記事業は予定どおり進捗
◇経済設計の実施
◇事業実施中における安全対策の強化
◇事業実施による学校運営への影響低減
◇事業計画及び実施における環境配慮の徹底
◇国庫補助採択に関する国の動向把握(及び必要に応じた事業
計画の見直し)
達成
自己評価
新規事業
②小・中学校施設の
中学校施設の在り方の検討
21年度の事業目標
21年度の実績
「佐賀市立小・中学校の適正配置に向けた基本方針(仮)」を
今年度作成し、今後の小・中学校配置について検討することで、
よりよい教育環境を整備し、充実した学校教育の実現を目指
す。
◇小中学校施設の在り方検討委員会の開催(6回)
◇先進地視察に実施(五ヶ瀬町(合同授業)、日田市(統合))
◇「学校適正配置等に関する答申」が教育委員会に出された。
-8-
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
◇昨年の答申を受け、まず緊急の課題である北山東部小学校の
在り方についての方針を早急にまとめる。
◇「小中学校の適正配置に向けた基本方針(案)
」の作成に着
手し、よりよい教育環境の整備と、充実した学校教育の実現
を目指す。
おおむね達成
自己評価
新規事業
③学校問題サポート
学校問題サポート体制
サポート体制の
体制の充実
21年度の事業目標
21年度の実績
22年度に向けた
課 題 や 改 善 点
自己評価
児童生徒の問題行動や保護者のクレーム等に対応するため、関
係機関との連携を図り、医師、弁護士などの専門チームや学校、
スクールサポーター、カウンセラー等の対応チームで対応する
体制を整え、効果的な解決を図る。
◇専門チームとの連携
・全体会は3回実施
・個別対応は医者(教輸通院)と弁護士(2 回)で行った。
110 番の家について警察の協力を得て 2400 件の確認
を行い、約 400 件について転居、不在がち等の結果を学
校に報告した。
◇児童生徒の問題行動等の実態把握
・月別報告書及び事案発生の電話連絡等で状況を把握
◇学校での対応状況についての把握
・問題行動などについての学校の対応状況について、電話連
絡や学校訪問を行い毎月把握
・専門指導員が巡回を行うときに支援・指導・把握を行い巡
回指導簿で学校教育課内での情報の共有を行った。
◇スクールサポーターとの連携会議
◇市教委内の関係各課との連携
・青少年課と不審者や問題行動の情報の共有化を図り、選任
指導員が重点的に不審者出没地点や問題行動場所の巡回
指導を行った。
◇専門指導員の巡回
・毎日、中学校を中心に述べ 171 校に渡り巡回指導を行っ
た。巡回指導においてはその学校の実態に即し適切な指導
支援助言等が行った。
◇報告・連絡・相談の体制づくりと敏速な対応についての指導
徹底を図らなければならない。
◇問題行動等の予防・早期発見についての取り組みを充実させ
る。(わかる授業の推進、共感的・教育相談的な生徒指導、
個別の支援計画を充実させた生徒指導、子ども・保護者との
コミュニケーションの充実等)
達成
-9-
(昨年度)おおむね達成
(5)成果指標
成果指標の
成果指標の達成状況
目標
実績
目標値
(H2
2)
平成21年度
指標
基準値
調査方法
児童生徒が楽しく小
中学校に通っている
と感じている保護者
の割合
78.3%(H20)
81%
79.9%
84.3%
市民意向調
査
児童(小学 3 年生)
の基礎学力(国語、
算数)の水準
国語 76(H19)
算数 84(H19)
国語77
算数85
国語76
算数84
2ポイン
ト増
佐賀市基礎
基本到達度
調査
82%(H19)
86%
90%
86%
こども課調
べ
70%
教育政策市
民満足度調
査
(保護者)
3ポイン
ト増
全国学習状
況調査(ア
ンケート)
幼稚園・保育所から
小学校へなめらかな
接続ができたと思う
小学 1 年生の学級の
割合
子どもたちは小学校
から中学校へ不安よ
りも期待を持って進
学していると思う保
護者の割合
「国語、算数・数学
の授業の内容が分か
る」と答える児童生
徒の割合
―
60%
64.8%
小国語:76.1%
小算数:77.3%
中国語:66.3%
中数学:63.7%
(H20)
小国語:77.6%
小算数:78.5%
中国語:67.8%
中数学:65.2%
小国語:77.8%
小算数:78.2%
中国語:69.2%
中数学:62.9%
※「教育政策市民満足度調査(教育総務課)」、「市民意向調査(行政管理課)」のデータは、平成22
年4月~5月実施の結果を掲載
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(6)評価委員からの評価
(重点プロジェクトⅠ)
指摘事項
項目
内容
(1)④
報告書(評価委員会の評価シート)に不登校対策のグループでの取り
組みを書いて欲しい。
(3)②
教師用パソコンの導入が進まないのは外部委員としてもどかしく感
じる。事務負担量を減らすための仕様(フォーマット)の統一、LA
Nを使うと効率が上がるのではないか。
項目
内容
(全国学力テストで)学力の高い秋田県では、大学と学校・地域と学
(1)①③ 校などのいろいろな連携が深い。生徒会の研修会でも宿泊して、学力
を高める取り組みなどを検討してはどうか。
意見
(1)③
重点プロジェクトに生徒会活動が上がっている所に価値・特長があ
り、これがうまくいっているのは良いこと。
(1)③
佐賀市内での研修会も意味があるが、外部刺激(福岡市、私立中との
交流)を取り入れるのも面白い。
(1)④
不登校対策で、地域・専門機関と学校を結ぶ先生がいれば連携が進ん
で良い。
(3)①
アメリカでは、日本の校内研修が高く評価されている。佐賀市でも多
くの研究が行われ、よく努力していると思うので、なんらかの機会に
評価することも大切
(4)③
アメリカの苦情処理の担当者は、年に 2,400 件処理している。今後
の日本でもその傾向が予想される。
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