骨密度 骨密度(こつみつど、Bone Density)とは、単位体積あたりの骨量のこと。BMD(Bone Mineral Density)と表記さ れる場合もある。 骨密度の単位は g/cm²。若年成人平均値(YAM)を基準とした割合値(%)を指標として示されることもある。 骨密度(こつみつど)とは、骨を構成しているカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、骨にどれくらい含 まれているかを表すもので、骨の強さを示す指標である。 一般に 20 代でピークとなり、その後は徐々に減少する。女性の場合は更年期(閉経)をむかえるとエストロゲ ンなど骨を維持する女性ホルモンの低下によって男性よりも急速に減少することが知られている。 また、男性の場合、前立腺癌で内分泌療法を行なった場合に骨密度の減少が見られるという。 なお、ベジタリアンは一般人より骨密度が低いという調査報告もある。 骨密度測定 骨密度測定(こつみつどそくてい)とは、X 線や超音波等を使って、骨密度を測定すること。骨塩定量検査ともいう。 MD 法、DXA 法など幾つかの方法がある。 測定方法 測定方法により、測定対象部位も腰椎、大腿骨頸部、中手骨、橈骨、踵骨などと異なっている。 ・超音波法: 測定装置に足(かかと)を乗せて骨密度を測定します。X 線を利用しないためどこでも利用できることから、医療機 関でなくても骨密度を測定できる。 ・DEXA 法(デキサ法)(2強度 X 線吸収測定法)は骨密度の評価にために、大腿骨と腰椎をスキャンし骨密度を調査する。 大腿骨と腰椎は骨粗鬆症の患者が最も骨折しやすい部位ですので、骨粗鬆症の程度を調べるのに有効。 ・MD(Microdensitometry)法 (CXD(Conputed X-ray densitometer)法又は DIP(Digital Image Processing Method)法) ・DIP:Digital Image Processing、MD法の一種で、左手の X 線撮影を実施し、人差し指の第 2 中手骨の皮質骨における陰影度と アルミスロープの陰影度を比較して、骨密度を算出する測定方法 ・DXA 又は DEXA(dual-energy X-ray absorptiometry)法 (デキサ法、二重エネルギーX 線吸収測定法) ・QCT(quantitated computed tomography)法 (定量的 CT 法) ・QUS(Quantitative Ultrasound)法 (超音波骨密度測定法) ※いずれの方法にしても骨密度を計測する場合多少の誤差はある。 DXA(デキサ)法 超音波法 エネルギーの低い2種類の かかとやすねの骨に X線を使って測定。 超音波をあてて測定。 全身のほとんどの骨を測る ことができる。 腰の骨(腰椎)や太もものつ け根(大腿骨近位部)の骨密 度を正確に計測できる。 MD(エムディ)法 X 線を使って、手の骨 と厚さの異なるアルミ ニウム板とを同時に 撮影し、骨とアルミニ ウムの濃度を比べる ことによって測定。
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