骨密度計の使い方 主要な骨密度測定方法 • A-1000 InSightは、超音波(QUS)を用いて 踵の骨密度を評価するシステム(超音波骨密 度測定法)。放射線を利用しないで計測。 • 臨床測定法(病院)では、二重エネルギーX線 吸収法(DXA)が使用されており、身体のあら ゆる箇所を計測できる。 特徴 • 放射線を使用しないため、医療従事者でなくても使 用できる。 • 高齢被験者の骨量の変化を高い精度でモニターで きる。 • スティフネス指標の精度誤差は、骨粗鬆症者の測 定において、変動係数の約2%である。 • 大腿骨部/脊柱部の二重エネルギーX線吸収法 (DXA)と同程度に、骨折リスクを予測でき、 有効なTスコアが得られる。 機材の原理 • 超音波骨密度測定法とは、骨の物理的特性を 超音波で測定する。 1)伝搬速度(SOS:speed of sound) 2)周波数の減衰率(BUA:broadband ultrasound attenuation.広帯域超音波減衰係数)を測定して、 SOSとBUAを用いて、スティフネス指数を求める。 • 踵骨を対象に、体重を支え、非常に高い骨代謝 機能を有している骨密度を評価する。 • 骨密度が低ければ、超音波の速度は遅く、減衰 量は小さい。 測定項目の詳細 1)超音波伝搬速度(SOS) 骨密度のミネラル部分と密接な関連があるが、骨の微細構造との関連性は 低い 2)広帯域減衰係数(BUA) 骨密度のミネラル部分と密接な関係があるが、軟部組織との関連性は低い 3)スティフネス指数 SOSとBUAから算出されたスティフネス指数は、骨の構造(骨密度)を 反映している。BUAとSOSよりも誤差の少ない指標。 スティフネス指数=(0.67*BUA+0.28*SOS)-420. →詳細は付属CDにあるマニュアル(付録A)を読んでください。 骨折リスク • Tスコアの活用法 ー1~ー2.5 オステオペニア(骨量減少) ー2.5未満 骨粗鬆症
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