「教育効果を高める環境」(H27.5.1)

教育効果を高める環境
校長 堀内省剛
本校では、教育効果を高めるための環境整備に努めています。その一つが4S(「整理」
「整頓」
「清潔」
「清
掃」
)の徹底です。お陰様で、本校の取り組みは、多方面で評価をされるようになりました。昨年度末には、本
校の校舎を施工したJV関係者、設計事務所の皆さんが二年次の点検に本校を訪れましたが、一様に校舎の使
用状況が良いことに感心されていました。実は、
「引き渡し後、使い方が荒く、校舎の壁や床がすぐに汚れたり
傷んだりする学校も少なくない」というお話をお伺いしました。そして、いったんそうなると汚れや破損が加
速することも多いそうです。
本校の児童・生徒にとって、4Sを意識し、実行に移すことは、社会的・職業的な自立をする上で欠かせな
い実践的な態度の学びにつながるとともに、精神的な落ち着きをもたらす人間性の涵養にもつながります。今
後も両部門の児童・生徒たちには、4Sの徹底された環境をとおして、様々なことを学んでほしいと思います。
さて、今年度は、教育効果を高める環境整備の新たなステージに入ります。その一つが、共用スペースにお
ける書道作品の展示や生け花作品の計画的な展示です。書道作品は、大東文化大学の書道研究室のご協力を仰
ぎながら、芸術性の高い作品を展示する予定です。また、生け花作品は、就業技術科生徒の作品を中心に展示
し、校内に彩りを添えてもらいます。すでに就業技術科の都市農園芸の実習の成果により、校門から玄関まで
のアプローチには現在、様々な草花が咲き、実に気持ちの良い空間が広がっています。同様に校内にも児童・
生徒たちの豊かな人間性を涵養する、気持ちの良い空間づくりを進めてまいりますので、ご期待ください。
平成27年5月1日