Taro- 36-37 物理基礎(1年).jtd

物理基礎 (2単位)
学年・コース等
教 科 書
副教材等
1学年・(必履修科目)
新編
物理基礎 (数研出版)
フォローアップドリル物理基礎「運動の表し方・力・運動方程式」「力と運動・
熱と気体」「仕事とエネルギー・熱」「波・電気」(数研出版)
ステップアップノート物理基礎(新興出版啓林館)
1 学習目標
①日常に起こる物体の運動やエネルギー現象を観察・実験を通して探求して、それらの
基本的な概念や原理・法則を理解し考え方を身につける。
②身近に見られる水波や音などの波について、その共通の特徴・性質を観察,実験など
を通して探求し,波動現象についての基本的な概念や法則を理解するとともに、それ
らを日常生活と関連づけて考察できるようにする。
③生活の中で用いられている直流や交流の電気の性質を観察,実験などを通して探求し,
それらへの関心を高めるとともに,基本的な概念や法則を理解し,電気の日常生活と
の関わりについて認識する。
2 指導の重点
①基本法則などを数式を用いて表現すること。さらに,式だけではなく物理現象との関
連を理解し,基礎力を身につけること。
②問題文を正しく理解し,その中に潜んでいる物理法則を正しく数式化できるようにす
ること。
③全ての分野について,要点を整理し,偏りなく理解させること。
④以上を踏まえ,基本的な問題を確実に解けるようにすること。
3 指導計画
学期
単 元 名
1
学
期
中
間
運動の表し方
①直線運動の速度
②直線運動の加速度
③落体の運動
1
学
期
末
2
学
期
中
間
2
学
期
期
末
運動の法則
①いろいろな力
②力のつりあい
③運動の法則
④摩擦を受ける運動
⑤液体や気体から受
ける力
仕事と力学的エネル
ギー
①仕事
②運動エネルギー
③位置エネルギー
④力学的エネルギー
の保存
熱とエネルギー
①熱と熱量
②熱と物体の状態
③熱と仕事
学 習 内 容 ・ ね ら い
時間
速さ,変位,移動距離,速度,等速直線運動,加速
度,等加速度直線運動,速度の合成,相対速度など,
一次元での運動の表し方について理解する。自由落 12
下,重力加速度,鉛直投げ下ろし,鉛直投げ上げ,
水平投射,斜方投射などの落下運動を学習する。
物体にはたらくいろいろな力を学習し,力の法則性
について考える。力の作用・反作用,力のつりあい
4
を理解する。
運動の三法則について理解する。運動方程式の立て
方について理解し,いろいろな場面に利用して使い
8
方を学習する。
仕事,仕事の原理,仕事率について学習し、物理に
おける「仕事」について理解する。
運動エネルギーと重力や弾性力による位置エネルギ
ーについて学習する。力学的エネルギーの保存につ
いて理解する。保存力以外の力による仕事と力学的
エネルギーの変化について学習する。
熱と熱量,比熱,熱容量を学習した後、熱量保存の
法則を理解する。熱による物体の状態変化を学習す
る。熱がエネルギーの一形態であることを理解し,
熱力学第一法則を学習する。熱が関与する現象の不
可逆性を理解し,熱機関について学習する。
1
4
9
6
2
学
期
期
末
3
期
波の性質
①波と媒質の運動
②重ね合わせの原理
波の要素と性質,横波・縦波について理解する。重
ね合わせの原理,波の独立性,定常波について学習
する。何の反射,固定端反射,自由端反射について
学習する。
音
①音の性質
②発音体の振動と共
振・共鳴
物質と電気抵抗
①電気の性質
②電流と電気抵抗
③電気とエネルギー
交流と電磁波
①交流
②電磁波
エネルギーとその利
用
①エネルギーの移り
変わり
②エネルギー資源と
発電
物理学が拓く世界
①生活の中の物理
音波の性質や伝わり方について理解する。弦の固有
振動,気柱共鳴など,物体の振動について学習する。
静電気の現象を通して,電気の性質や静電気力を学
習する。帯電の仕組みや胴体・不導体について学習
する。オームの法則を理解する。ジュール熱と電力
量を学習し,電気とエネルギーの関係を理解する。
交流の特徴・性質を学習し,交流発電機・変圧器・送
電の仕組みを理解する。電磁波の性質と,その種類
を学習する。
いろいろなエネルギーがあることを理解し,エネル
ギーの移り変わりとエネルギーの保存を学習する。
いろいろなエネルギー資源があることを理解し,そ
れらによる発電方法を学習する。
物理がさまざまな面で日常生活を支えていることを
理解する。
7
7
6
4
2
1
4 課題・提出物等
週末課題、長期休業間の課題、実験レポート
5 評価規準と評価方法
評価は次の観点から行います。
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
物理的な事物 ・現
物理的な事物 ・現
象に関心や探求心を 象の中に問題を見出
持ち,意欲的にそれ し,探求する過程を
らを探求するととも 通して、事象を科学
に,科学的態度を身 的に考察し、導き出
に付けているか。
した考えを的確に表
現しているか。
観察・実験の技能
知識・理解
物理的な事物 ・現
物理的な事物・現
象に関する観察,実 象について、基本的
験を行い、基本操作 な概念や原理・法則
を 習 得 す る と と も を理解し、知識を身
に、それらの過程や につけているか。
結果を的確に記録、
整理し、科学的に探
求する技能を身につ
けているか。
以上の観点を踏まえ、定期考査,授業への取り組み(授業態度,質問や意見など学習活
動への参加),課題やレポート等の提出状況と作成内容,実験器具の適切な取り扱いや
安全への配慮,および,自然現象を定性的ならびに定量的に捉える物理的な見方・考え
方が成されているかを評価の対象とします。
6 担当者からの一言
物理は自然現象を数式で表す学問ですから,たくさんの公式(数式)が出てきます。よっ
て数学の知識や計算力が必要です。特に科学や工学を目指す人には避けられない学問で
す。問題を解くことで理解が深まっていくので、予習・復習・課題を必ず行ってください。
みなさんの健闘を期待します。
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