日本風料理

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日本そば
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辰巳台西教室/宮野詩織/中1
日本そば
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手打ちそばの作り方
【1】水まわし(加水)
あらかじめふるいにかけたそば粉に、水が均等にまわ
るよう3度に分けて加水します。1kgの粉に対して加水
量は約450cc~480ccが目安。分量は的確に計算するこ
とが大切です。
【2】水まわしが進むにつれて粉が水を含み、粉同士が
付着しあって、徐々に小さな塊に変化します。さらにそ
の塊同士は大きくなり、やがて“つや”が出てきます。
塊の状態は“ボロボロ”とした感じです。
【3】ねり・くくり(まとめ)
ボロボロの塊同士を木鉢の曲面を利用しながら手の平で
練り上げ、粘りを引き出していきます。内側へ折り込みな
がら繰り返していくと表面に“ツヤ”が出てきます。
日本そば
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手打ちそばの作り方
【3】くくりででき上った玉の裏側の傷を消すことと、
玉の中の空気をぬくのがこの作業 のポイントです。木鉢
の曲面を利用してころがしながら絞り込んでいくと玉は円
錐型になります。その先端がすなわち“へそ”です。次に
“へそ”を下にし、手の平をそえて押していき、正月のお
そなえもちのような正円に仕上げます。
【4】正円に延すことがポイントです。中央部分が高
く残りますが、手の平で押えて調整してください。1kg玉
で直径30~35cmにまで延ばします。次に打棒を使い円の
中心から前方へころがしながら正円になるよう心がけ、
生地を延し広げていきます。
日本そば
手打ちそばの作り方
【5】更に3本の打棒により、厚みの平均を整え
ながら長方に延し広げていきます。 延し終え
た部分は生地の乾きをふせぐため、手元の打
棒で巻き取っていきます
【6】たたみ
生地がうすく破れやすくなっているので、たたむ
時は十分気をつけてください。また、同時に十分
に打粉を振ることが大切です。たたみ方には外折
と内折があります。外折は切耳が外に出るため、
みた目はよくありませんが、そばの長さを容易に
保つことができます
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日本そば
手打ちそばの作り方
【8】包丁(切る)
手の置き方には色々ありますが、こま板を使う場
合は横木から添え手を少し離した方が安全です。
包丁の扱い方には“すり包丁”と“落とし包丁”
とがありますが、前に押し出して切る“すり包丁
”の方が、腕への反発が少なく疲れにくいので良
いようです。
【9】生舟(保管)
手で一こま分のそばを持ち、打粉を軽く払
い落して、順次丁寧に生舟に移します。そ
ばに風があたったり、無用な湿気が加わら
ないようにふたをきちんとし、できればビ
ニール袋を生舟にかぶせ冷蔵庫にて保管す
ると良いでしょう
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八ケ岳の段々畑のそば畑
そばの花
日本そば
【10】茹でて食べる
沸騰したたっぷりのお湯に入れ、再沸騰から60秒位ゆでます。その時さし水はせず
火加減で調節します。太さにより微妙に加減する。ゆであがったものを冷水でぬめりを
取りでき上がり。
完