『律経』出家事の研究

《平成27年 研究会活動紹介》
研 究 会 名
代表者氏名
『律経』「出家事」研究会
平林 二郎
研究会名 略称:『律経』
所属:綜合仏教研究所 研究員
活 動 紹 介
【活動内容】
既存の仏教学研究では解明されていないインドの仏教修行者や教団の実態に迫るために、徳光(Guṇaprabha)が著
した『律経』(Vinayasūtra)および『律経自註』(Vinayasūtravṛttyabhidhānasvavyākhyāna )の再校訂をおこない、インド
の律文献を効率的に研究するための研究基盤を構築する。
具体的な研究内容としては、チベット文字で書写された梵文貝葉写本と古いネパール文字で書写された梵文貝葉写本
の翻字をおこない、その内容についてチベット語訳・漢訳の律文献なども参考にしながら研究会参加者で検討し校訂を
進める。
【活動実績】※出版/論文/受賞・研究助成の経歴など
平成26年度より米澤嘉康特任専任講師代表「7世紀の律文献にみられる仏教者と仏教教団の研究」として本研究会は
科研費基盤(C)を受入
【平成27年度活動計画】
『律経自註』「出家事」部分を写本から見直し、および、Bapat & Gokhale 本の422経以降を読解。