ものづくりエンジニアリング ファクトリーの概要説明 ものづくりエンジニアリングファクト リー(EF)とは • 平成21年度から5年間の教育改善プログラム として,文部科学省から予算措置されたもの – 関連施設である「環境風洞」は,平成20年度に補 正予算で設置が認められている. – 岩手大学工学部における今まで「ものづくり」への 取り組みが評価された結果の措置 • 「地域支援」だけでなく「学内教育体制の刷新」 も目指したプログラム 概算要求での資料 ものづくりEFの目的 • 長年にわたって取り組んできた「ものづくり」の理 念と経験を,より実践的な形で学部・大学院全体 で展開するための体制作り 学内外の組織との緊密な連携の元に、ものづくりに 必要とされる知識,技能およびものづくりに関連する 実験技術を自主的かつ実践的に学ぶことができる環 境を構築 最先端のものづくりに対応可能でかつ経営感覚を兼 ね備えた人材を育成する環境を構築 ものづくりEFの組織 工学部長 EF長 EF運営委員会 高度試作加工センター ものづくり総合実験センター ものづくり起業家支援室 ものづくりEFの業務 • 依頼試作加工への対応に関すること。 • 学生のものづくり・創作活動の支援に関すること。 • 学部等での高度試作加工に関する教育への支援,技術 相談,技術指導,教職員研修及び関連する設備及び施設 の維持更新及び共同利用に関すること。 • 学部等での実験に関する教育への支援,ものづくり関連 及び汎用的な共有実験機器の新規導入,更新,保守,管 理,技術指導,共同利用に関すること。 • 実験に関する安全教育に関すること。 • 学内構成員によるものづくり関連の起業的活動支援に関 すること。 • その他ものづくりに関する諸業務 ものづくりEFの職員 • • • • • • • • ものづくりEF長(教授:兼務) 副ものづくりEF長 高度試作加工センター長(兼務) ものづくり総合実験センター長(兼務) ものづくり起業家支援室長(兼務) 教員(プロジェクト教員など) 職員(技術系) その他の職員(技術職員など) 昨年度導入の施設・設備(1) • 高度試作加工センター – 加工機械新規導入 • ワイヤー放電加工機 • デジタルフライス加工機無響室 – 試作機新規導入 • 3次元造型機 • 3D CADシステム(Solidworks100台) – 施設改修 • 試作加工室 • スチューデント創造工房・学内カンパニー 昨年度導入の施設・設備(2) • 環境風洞実験棟 – 回流式低速風洞 • 風力発電・太陽光発電の高効率化,低騒音化に関する 教育研究用 • エネルギー関係の教育研究用 – 3次元レーザ流速計 – 無響室 – 数値風洞 昨年度導入の施設・設備(3) • ものづくり総合実験センター – 施設改修 – 計測機器導入 • サーモカメラ • 圧力較正装置 平成22年度 ものづくりEF事業 高度試作加工センター 高度試作加工センター概観 13 精密加工室 精密加工室(主な設備) ワイヤ放電加工機 NA2400(三菱電機) デジタルフライス盤 NR2(イワシタ) デジタルフライス盤 RT-US2N-EG(武田機械) 研削盤 PSG-52DX(OKAMOTO) 14 ワイヤ放電加工機(NA2400) 機械本体仕様(標準仕様) 型式 機 械 本 体 NA2400 (三菱ワイヤ放電加工機) 2010年3月導入 加 工 液 タ ン ク NA2400 最大工作物寸法 [mm] 工作物許容質量 [kg] テーブル寸法 [mm] 各軸移動量(X Y 各軸移動量(U Z) V) 1050 820 305 1500 880 [mm] 600 [mm] 670 400 75 310 最大テーパ角度 [ ] 仕様ワイヤ電極径 [mm] 0.1∼0.3 質量 [kg] 3800 加工液タンク容量 [l] 800 ろ過方式 15 75 (最大260mmにおいて) ペーパーフィルタ 2本 ろ過精度 [μm] 3 純水器(イオン交換樹脂) [l] 18 加工液温度制御装置 質量(乾燥) ユニットクーラー [kg] 350 15 デジタルフライス盤(NR2) 機械本体 仕様 型 式 NR2 機 械 名 称 NC付横フライス盤 各軸移動量(X Y 主軸変速 Z) [mm] 700 300 400 9段(手動) NR2(イワシタ) 2010年3月導入 16 非切削加工室 17 三次元造型機 18 平成22年度 ものづくりEF事業 環境風洞実験棟 環境風洞実験棟 20 環境風洞(回流式風洞) 21 無響音室 22 起業家支援室と学内カンパニー • 研究室の枠を超えた研究開発を行うことを可能にする新たな枠組み(学 内カンパニー)の構築を支援する – 起業家支援室 • 人的支援 – 学生の募集 – 学生へのトレーニング(3DCAD,機械加工,デザイン) • 財政的支援 – RA経費 » 自己資金獲得も必要 • リエゾン面での支援 – 企業との連携 – 共同研究開発のテーマ設定 – 学内への照会 • 総務・知財関係の支援 – 事務作業 – 学内カンパニー • 多様な形態 – – – – 研究開発 企業との共同研究・開発 社会的企業活動 学生主体の活動 起業家支援室と学内カンパニー • 起業家支援室,EFからの支援 – 資本金の援助 – 社員(学生)の募集,教育,派遣 – インターンシップ生の募集 – 活動場所の提供 – 設備の貸与 – 活動支援 – 学内調整(知財等) – 技術支援 学内カンパニーの例示(1) • iSpace Lab(活動中) – 航空宇宙・エネルギーに関する研究開発を行う • 月面探査機開発 – LLR(Lunar Laser Ranging) – ILOM(In‐Situ Lunar OrientaJon Measurement) • 学内参加者 – 船﨑(機械システム工学科) : 全体統括 – 佐藤(機械システム工学科) : 制御系 – 谷口(機械システム工学科) : 実験装置設計 – 加藤(機械システム工学科) : 数値解析 – 大学院生,学部生 • 学外参加者 – 国立天文台,JAXA – 地元企業からの参加も大歓迎 APPOLO・Luna計画でのLLR 日本での取り組み 学内カンパニーの例示(2) • A‐I DreamWorks(仮称) – 高精度高速位置決め装置の開発 • 幾つかの技術課題を学内の複数の教員が関与可能 – 画像処理 – 制御技術 • スキルのある学生をいろいろな研究室から採用 – 企業との連携 • 人(コーディネーター) • もの(装置持ち込み高度試作加工センター内) • 金(奨学寄付金など) 学内カンパニーの例示(3) • CAE(計算請負) • 試作請負 • 実験請負 • 鳥人間コンテスト支援
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