(1) equation eq01.ls y eq01.makeresid eq01resid Fitted Residual

2014 年計量経済学 I 6/09 提出用 宿題 PDF の問題 (大学では印刷しないように)
各人ごとにデータは異なるが,(仮想の) 家計に対する消費アンケートデータであり,
• Y・・・年間消費額 (万円)
• X・・・年間所得 (万円)
• H・・・世帯人数 (人)
これを元にして,
Yi = b1 + b2 Xi + b3 Hi + ei
(1)
とモデル化して (ei は誤差項),多重回帰を行って,ブローシュ・ペーガンテスト (BP テスト) をして,その結
果を報告するという宿題である.
今回は Eviews で作業が終わったファイルを,
0609hw 学籍番号 8 ケタ.wf1
(wf1 は Eviews の拡張子であるので自動的につく) というファイル名で保存し,Y ドライブの,私の提出
フォルダの計量経済学のフォルダにコピーすればよい.
作業手順は以下.まずはいつものように
• Y ドライブに,学籍番号別のテキストファイルがあるので,自分の番号の .txt ファイルを,Z ドライブ
にコピーする.
• Eviews を立ち上げて,File > Open > Foreign Data As... を選んで, コピーしたテキストファイル
を選択する.読み込む画面が出てくるが,完了を押せばよい.
では以下のように進めよ.
1. まずは Y, X, H の散布図を書いてみよう.コマンドラインに scatmat y x h と入れよ.できたグラ
フの Name ボタンを押して,そのまま graph01 という名前にせよ.x が大きくなると,y の散らばりが
大きくなっているような感じであることを,目で確かめよ.
2. (1) 式の重回帰を行う.要するに Y を定数項と X, H で,回帰するということである.いつものように
コマンドラインに
equation eq01.ls y ...
のような形で,eq01 という equation オブジェクトに OLS の結果を示すこととする.... の部分に何が
入るかは,自分で考えよ.
3. BP テストをまず自力で行う.
(a)OLS の残差を eq01resid という系列にする.コマンドラインで,以下を打て.
eq01.makeresid eq01resid
(b)ちゃんと残差を得ているか確かめよう.
i. eq01 オブジェクトをダブルクリックして,View ボタン> Actual Fitted Residual > Actual
Fitted Residual Table
ii. eq01resid オブジェクトをダブルクリック
そうして,前者の residual の数字と eq01resid の値が等しいことを確かめよ.
1
(c)Eviews の BP テストの左辺は,OLS の残差 eˆ2 だけである (私が講義で書いたように σ
ˆ 2 では割ら
ない).そこで次のように新しい変数 bpy を作る.
series bpy=eq01resid^2
(d)bpy を定数項と x で回帰する.結果を eq02 オブジェクトにする.よってコマンドラインに
equation eq02.ls y ...
上の... 部分は自分で考える.
(e)N R2 の値を計算しよう.N は推計のサンプル数で,R2 は eq02 の決定係数 R2 の値 (Eviews では
R-squuared) である.その積の値である.そこでその 2 つの値をメモして,それぞれ「ア」「イ」
として,以下のようにコマンドラインに打ち込め.
scalar nr2= ア*イ
(f)今作った値の nr2 オブジェクトをダブルクリックせよ.そしてその値をメモしておく.ダブルク
リックしても見えなかったら,そのときは Eviews の画面のの一番下側に,小さい字で 「nr2=
」という形で書かれている.
この nr2 の値が自由度 1 のカイ 2 乗分布の上側 5% 点 (3.84) より大きいかどうかを確かめよ.大
きければ,BP テストの H0 は有意水準 5% で棄却される.
4. 次に今までやった BP テストを,Eviews の組み込み方法でやってみて,上で出した nr2 の値が正しい
ことを確かめよう.
eq01 オブジェクトをダブルクリックして,推計結果の表をだす.そして,View ボタンから次の図 1 の
ようにして,Heteroskedasticity Test(不均一分散の検定) を選ぶ.
図1
5. 次の画面で,図 2 のようにする.Regressor の部分を,c と x のみにするのがポイント
6. 結果の表が出てくる.「Obs*R-squared」の右横の値が,先に出した nr2 の値と同じになる (nr2 を出す
2
図2
ときに四捨五入しているから多少の誤差はあるかもしれないが).
7. この結果の表で,Freeze ボタンを押しと,その結果を固定した Table オブジェクトができる.その
Table オブジェクトの,Name ボタンを押す.Table01 という名前が出てくるだろうから,そのまま
Enter する.
8. 以上ができたら,この Eivews のファイルを以下の名前で保存する.
0609hw 学籍番号 8 ケタ.wf1
ただし学籍番号 8 ケタは半角数字で.そして最初に書いたように,私の Y ドライブの計量経済学の場
所にコピーする.
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