1. コンテンツ配信に優れている P2P 技術と、著作権 侵害問題の関係について 述べよ。 2. メタルケーブル、光ファイバーケーブル、それぞれ でビット信号が伝送される 仕組みを説明せよ。 3. 無線ネットワークを利用したイーサネットでフレーム 衝突を回避する手法につ いて述べよ。 4. IPv4 アドレスの枯渇とはどういうことか、また、イー サネットで用いられて いる MAC アドレスでは枯渇 問題がない理由を述べよ。 5. いわゆる TCP/IP 通信で、ネットワーク層での通信と トランスポート層での通 信の相違点を述べよ。 コンテンツ配信に優れている P2P 技術と、 著作権侵害問題の関係について 述べよ。 • P2P 技術では、効率的なデータ配信のために キャッシュ機能が重要な役割を果たす。この 時に、実装によっては、P2P 配信に関わって いるノードは、コンテンツに依存せず、また、 全く別の配信のキャッシュも持つ可能性があ り、著作権物が知らない間にキャッシュされる ことがある。そうすると、本人は著作権物に まったく関わっていないにもかかわらず、著作 権物の配信を行ってしまうことになる。 メタルケーブル、光ファイバーケーブル、それぞ れでビット信号が伝送される仕組みを説明せよ。 • メタルケーブルは電圧の変化させることでbit 信号を生成し、デジタル通信を行う。これに対 して、光ファイバケーブルは光の点滅させるこ とで、bit 信号を生成し、デジタル通信を行う。 無線ネットワークを利用したイーサネットでフ レーム衝突を回避する手法につ いて述べよ。 • CSMA/CA の仕組みに基づいて説明する。無 線では有線と異なり、送信側でフレームの衝 突検知ができないので、有線のように衝突し たら回避するような手順ではなく、衝突自体 が発生しないことが説明できること。 IPv4 アドレスの枯渇とはどういうことか、また、イーサ ネットで用いられて いる MAC アドレスでは枯渇問題が ない理由を述べよ。 • IPv4 アドレスの枯渇とは、IPv4 アドレスを世界 に配布していたIANA が、各地域の NIC に配 布していたアドレスブロックが尽きてしまった ことを指す。 • MAC アドレスのアドレス長は48bitであり、今 のところ、潤沢であるため。 いわゆる TCP/IP 通信で、ネットワーク層での通信とトラ ンスポート層での通 信の相違点を述べよ。 • ネットワーク層のプロトコルは IP であり、これ は、コンピュータのインタフェースの識別子で あり、インタフェースが一つの場合は、事実上 コンピュータの識別子となる。ネットワーク層 のプロトコルは、UDP、TCP であるが、識別子 の単位はコンピュータ内のプロセス・サービス であり、より細かく識別可能にするために ポート番号が用いられる。
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