http://www.aromaticity.net .炭素-窒素転位反応 代表的なものとしてベックマン転位( ベックマン転位(Beckmann rearrangement)反応とイソシアナート 中間体を経るホフマン転位 ホフマン転位( 転位(Hofmann Hofmann rearrangement)反応があります. 375 3750 ベックマン転位反応 ベックマン転位反応 オキシム(oxim:C=N-OH の構造を含む化合物)を酸処理すると,OH 基とトランス位の アルキルが N 原子へ移ります. O+H2 OH + N N H C C R2 R1 R2 R1 - H2O R1 R1 + C N + N R2 O H2O R H N 1 C R2 R2 C 図 1.ベックマン転位.オキシムは R R CO とヒドロキシアミン(NH OH)との縮合反 応でつくる. 1 2 2 ホフマン転位反応 ホフマン転位反応 カルボン酸アミドを Br と KOH(NaOH)で処理することで,アルキルアミンを与える反応 です.中間体としてイソシアナート(R-N=C=O)を経ることが知られています. 2 R C O O O Br2 NH2 R C NH Br OH− R C N Br - Br− O R N C H2O O R H N C OH - CO2 R NH2 O R N + N NaN3 RCOCl N この反応はクルチウス転移反応とよばれる 図 2.ホフマン転位反応(イソシアナート中間体を経る転位). また,塩化アシル(RCOCl)とナトリウムアジド(NaN )との反応でイソシアナートと して転位させる反応はクルチウス転位( クルチウス転位(Curtius rearrangement)反応とよばれています. 3
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