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.炭素-窒素転位反応
代表的なものとしてベックマン転位(
ベックマン転位(Beckmann rearrangement)反応とイソシアナート
中間体を経るホフマン転位
ホフマン転位(
転位(Hofmann
Hofmann rearrangement)反応があります.
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ベックマン転位反応
ベックマン転位反応
オキシム(oxim:C=N-OH の構造を含む化合物)を酸処理すると,OH 基とトランス位の
アルキルが N 原子へ移ります.
O+H2
OH
+
N
N
H
C
C
R2
R1
R2
R1
- H2O
R1
R1
+
C
N
+
N
R2
O
H2O
R
H
N
1
C
R2
R2
C
図 1.ベックマン転位.オキシムは R R CO とヒドロキシアミン(NH OH)との縮合反
応でつくる.
1
2
2
ホフマン転位反応
ホフマン転位反応
カルボン酸アミドを Br と KOH(NaOH)で処理することで,アルキルアミンを与える反応
です.中間体としてイソシアナート(R-N=C=O)を経ることが知られています.
2
R
C
O
O
O
Br2
NH2
R
C
NH
Br
OH−
R
C
N
Br
- Br−
O
R
N
C
H2O
O
R
H
N
C
OH
- CO2
R
NH2
O
R
N
+
N
NaN3
RCOCl
N
この反応はクルチウス転移反応とよばれる
図 2.ホフマン転位反応(イソシアナート中間体を経る転位).
また,塩化アシル(RCOCl)とナトリウムアジド(NaN )との反応でイソシアナートと
して転位させる反応はクルチウス転位(
クルチウス転位(Curtius rearrangement)反応とよばれています.
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