京都大学医学部附属病院 6434 一次サンプル採取マニュアル その他の検体検査 / 遺伝子関連検査 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 第3版 T細胞受容体γ鎖Jγ DNA再構成解析 [SB][組織] T-cell receptor gamma chain J gamma, DNA rearrangement analysis 基本情報 JLAC10 分析物 8C663 T細胞受容体g 鎖Jg 識別 9931 DNA再構成解析 材料 測定法 第2章 特掲診療料 第3部 検査 第1款 検体検査実施料 血液学的検査 D006-6 免疫関連遺伝子再構成 診療報酬 第1節 検体検査料 2500点 検査オーダー・検体採取 患者同意に関する要求事項 検査結果に影響を 与える臨床情報 検体 ⇒ 検査項目分類 ⇒ その他の検体検査 ⇒ DNA再構成解析 ⇒ TCRγ鎖Jγ[SB] 検体 ⇒ 検体検査 ⇒ 外注検査(一般) ⇒ 外注(遺伝子) ⇒ TCRγ鎖Jγ[SB] オーダー ボタン 検査予約 至急オーダー 不可 オーダーについて 患者の検査前準備 サンプル採取のタイミング 記号 添加物(キャップ色等) ミ 採取組織に応じた容器 ミ 採取細胞に応じた容器 検体ラベル(単項目オーダー時) ホンバン テスト 採取材料 組織 細胞 採取量 250mg 2×10^7 cells 測定材料 注 800 外 N60 氷 TCR-g-Jg [SB] 容器に 組織採取 採血管について 検体採取について 09.03 組織 ホルマリン固定組織不可 @ 外注1 検体搬送について ミ 検体保存について **-****-61004* 1ml **-***-*** 再検査・追加検査の対応可能日数 DNAにて6ヶ月保管 検査結果報告 測定機器 測定方法 検査所要日数 検査部門 電気泳動槽(Horizon 11.14) サザンブロットハイブリダイゼーション(SB) 11~14日 外部委託(SRL) 6282 2366 / 2489 京都大学医学部附属病院 6434 一次サンプル採取マニュアル その他の検体検査 / 遺伝子関連検査 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 第3版 T細胞受容体γ鎖Jγ DNA再構成解析 [SB][組織] T-cell receptor gamma chain J gamma, DNA rearrangement analysis 基準値 期間 JLAC10 現行 項目 T細胞受容体γ鎖Jγ再構成 基準値設定材料 組織,細胞 男性 遺伝子再構成を認めず 女性 遺伝子再構成を認めず 単位 緊急異常値 警告値 臨床情報 臨床的意義 T細胞においてもB細胞と同様に分化過程においてTCR遺伝子の再構成が見られる. TCR遺伝子は現在α,β,γ,δの4鎖が知られているが,TCRβ鎖遺伝子も免疫グロブリン遺伝子と同様にV,D,Jの各領域遺伝子から成り,D-J連 結ついでV-DJ連結の順に再構成が生じる. γ鎖遺伝子可変部は,V,J領域遺伝子から成っていて,これらの遺伝子はT細胞の分化,特に胸腺内での分化の過程で遺伝子再構成を行い,γ 鎖とδ鎖遺伝子はα鎖とβ鎖遺伝子に先立ち再構成され,それぞれ複合体を形成しT細胞レセプターとして発現される.TCRβ鎖遺伝子は第7染 色体長腕(7q32または7q35)に,TCRα鎖遺伝子は第14染色体長腕(14q11.2)に,TCRγ鎖遺伝子は第7染色体短腕(7q15)に,TCRδ鎖遺伝子は第 14染色体長腕(14q11.2)に座位し,TCR遺伝子も免疫グロブリンと同様にTCRδ鎖→TCRγ鎖→TCRβ鎖→TCRα鎖のハイアラキーが存在すると 考えられるため,TCR遺伝子の再構成パターンを調べることにより,T細胞の分化過程の一部を知ることができる.またリンパ球表面マーカーなどの表 現型による分類が困難な場合に有用な検査である. 異常値を示す病態・疾患 リンパ性白血病,悪性リンパ腫 参考文献 エスアールエル Web Page「検査項目レファレンス」 村上龍文他:日本臨床47-増-113~123 1989 岡部實裕他:日本臨床47-増-485~491 1989 最終更新 2367 / 2489 4th Jun. 2014
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