テクニカルスキルの質と戦術的価値 Frank van Fraayenhoven KNLTB, The Netherlands このプレゼンテーションの目的:参加者に自分のドリル、練習を見直して、ほかのトレーニングの価値に気づい て欲しいということである。 このプレゼンテーションではトレーニングの内容を扱う。しかし、これはドリル自体、あるいはドリルの構成に ついてではなく、背後にあるドリルの目的、哲学について取り扱う。 伝統的に、テクニカルプラクティスは動きを大事にしてきた。近年の考え方では、テクニカルプラクティスはス キル、機能を意味する。そして主にボールを 2 人のプレーヤーの関係の一部として考えこれをうまく取り扱う方 法に時間をかける。テクいくは再定義され、アクションメソッドの中ではプレーヤーの知覚と意思決定の結果だ と考える。テクニックは意思に基づく運動であり、ボールにメッセージをこめ相手に伝えられる。 戦術について語るとき、パターンと戦術決定の違いを理解していなければならない。プレーヤーはラリー中つね に意思決定をしている。テクニカルな意思決定と戦術的意思決定ははっきりと区別できない。テクニカルな意思 決定はある状況でのタイミングとラケットフェースのコントロールに基づく選択である。プレーヤーは状況の緊 急性に気づかなければならず、エラーをしないように意思決定しなければならない。一方戦術的意思決定はポイ ントを勝ち取る可能性に基づいている。これらの意思決定を区別すること、そしてこれらの関係を理解すること は重要である。 ミスの数は直接片方のサイドについての自信に結びつく。そして境界線を反対に動かす。戦術的価値はテクニッ クの質による。しかし、よいテクニックが課なら筋も戦術的に役立つとは限らない。 テクニックはボールスピード、ボールスピン、正確さ、安定性が決定的し、特に圧力のかかったときにそうであ る。これは練習で、自信とは関係なくできるかぎり高いレベルにする事ができる。状況によってはこれらのひと つひとつのが戦術の決定的な要因になる。だからさまざまな状況でこれらの要因がどのような戦術的価値がある か考えることは重要である。 多くのコーチは戦術的パターンが好きで、compulsory patterns を試合でプレーヤーに使わせたがる。あるプレ ーヤーにはこれが理想的であるが、他のプレーヤーには戦術的に縛られるより自由に選択させることが必要であ る。 このプレゼンテーションでは上に述べた原理をターゲットエリア、高いネット(ウインドウ)をもちい、以下の 目的/トピックとしてドリル/練習を紹介する。 ・サーブトレーニングの例:正確さのコンシスタンシー(一貫性)とバリエーション ・フォアハンドの例:一つのウインドウに対するコンシスタンシー(一貫性)とバリエーション ・相手に関係したターゲットとボール落下点としてのターゲット ・パッシングショットの高さ、角度の正確性の価値/重要性 ・ある要因/価値の分離、たとえばボールスピード
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