平成 27 年度静岡市公立小中学校事務職員会の活動にあたって このたび静岡市公立小中学校事務職員会会長となりました小池紀江です。 静岡市公立小中学校事務職員会は、旧静岡市と旧清水市が合併した平成 15 年4月に発足 し、旧蒲原町・旧由比町の編入を経て現在にいたっております。現在では、静岡市内 129 校(一部未配置校あり) ・134 名の事務職員で構成しています。 今年度は、静岡市公立小中学校事務職員会グランドデザインのもと活動を開始する初年 度となります。静岡市公立小中学校事務職員会(以下、本会 とします)は、長年にわた り「子どもの豊かな育ちを実現する学校事務」をテーマに掲げ活動を行ってまいりました。 このたびのグランドデザイン策定にあたり、 「子どもの豊かな育ち」の実現をミッションと 捉え直しました。このミッションを達成するための研究を活動の中心におき、テーマを「教 育の質を高める教育事務を創造する」としました。具体的には、研究部を中心にグランド デザイン活動プランのもと進めていきます。 本会の活動は、 「研究」の段階で終わらせることなく、共同実施を通して「実践」に結び つけていくことにより、 「子どもの豊かな育ち」の実現というミッションを果たしていきま す。会員一人一人が、グランドデザインのもと、目指すべき方向を共有し、 「子どもの豊か な育ち」の実現のために活動、実践できるよう組織として取り組んでまいります。 さて、今年度の活動の中には、私たち政令指定都市に勤務する事務職員にとって避けて は通れない大きな課題があります。 平成 29 年度にせまる 「政令指定都市への給与等の委譲」 です。このことは、私たち事務職員の身分上の課題はもちろんですが、学校事務や事務職 員の在り方、ひいては、学校におけるすべての職員の人員配置等にも影響を及ぼすものと 考えられます。そのため、本会の組織に「課題検討委員会」を新たに位置づけました。先 を見通しての課題研究、他の教育団体との連携を深めていきます。 この平成 29 年度の大きな課題は、私たち事務職員を大きな曲がり角に立たせているとい えるでしょう。しかし、この曲がり角の先の景色が「子どもの豊かな育ち」の実現にとっ て良きものとなるよう、私たち会員一人一人の力を信じて、心を合わせていくことができ れば、この曲がり角の先はきっと良いものが見えてくると思います。 本会は今までの取組の中で、さまざまな課題を解決するための力を積み上げてきました。 そして、今こそ、この力を組織として発揮する時であると考えます。 この1年間が実りある1年間となるよう努めてまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。 平成 27 年4月吉日 静岡市公立小中学校事務職員会 会長 小池紀江
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