編集後記 除草剤試験の担当になり 3 年過ぎました。この間いくつもの

編集後記
除草剤試験の担当になり 3 年過ぎました。この間いくつもの除草剤を扱ってきましたが、毎年新
規に製品化される除草剤の製品名はどうやって命名されているのか、ふと気になりました。自分の
子供が生まれたとき、妻や、両親に相談しながら何日も名前に迷ったことを思い出しました。おそ
らく、農薬メーカーの担当者も「名前次第で除草剤の売れ行きが左右されるのではないか。
」と子供
が生まれた親の気持ちと同じではないかと思います。今度試験の打ち合わせなどあったらメーカー
の担当者にぜひ聞いてみたいと思っています。
<細野 哲>
執筆していただいた皆様にはお忙しい中事例報告していただきありがとうございました。埼玉県
では、昨年の 2 月の大雪被害を受けたハウスの復旧に向けた取組が急ピッチで進められています。
3月9日現在の状況は、県全体で再建84.6%、再建完了66.3%です。
等の一日も早い再建と、農業者の営農再開を支援しています。
被災した農業用ハウス
<荒 信二>
今の職場に配属されて 13 年になりました。農家さんからの問い合わせの中では雑草防除(除草
剤)に関する内容が最も多いです。やはり、作物栽培にとって雑草防除は古くて新しい終わりのな
い課題であることを改めて実感しています。今後も本誌などを通じて最新の情報にアンテナを高く
して日々の業務を遂行していきたいと思っております。
<石井利幸>
今年度より編集委員を務めさせていただくこととなりました。日頃の業務は果樹と花き関係の研
究のため、メインの読者にはなじみが薄いかと思われますが、ジョイント栽培に関する記事を執筆さ
せていただきました。ナシ以外にも応用が可能で、水田で大規模に新規果樹導入という話も来ており
ますので、関心がある方はぜひ実物をご覧ください。
<北見 丘>
今年度は研究室名が変更になるなどありましたが、同じく適2試験担当及び編集委員を務めさせ
ていただき、これらの担当もかれこれ4年になりました。そして、毎年のように原稿チェックやコ
ラム、編集後記が締め切りギリギリとなり、大嶋支部長には大変ご迷惑をおかけしています。どう
やら来年度も異動なく、編集委員を務めさせていただくことになりそうです。来年度こそはギリギ
リにならないようにしたいと思います。
<宇賀神七夕子>
この欄を書くのも3回目となります。除草剤の開発には長い時間と多くの人の努力が必要なこと
を痛感した3年間でした。水稲では、27 年産から飼料用米の増産が本格的に始まります。コスト
削減を意識するあまり、雑草、病害虫の防除が手薄になることも考えられるので、まずは、現場の
変化を正確に把握することが必要な年になると思っています。
<薄井雅夫>
植調協会は創立 50 周年を迎え、昨年記念式典を盛大に開催しました。関東支部も設立されて 10
年が経ち、本誌の発行も回を重ねて 10 号となりました。その間、支えていただいた多くの皆さま
に感謝いたします。これからも雑草に関わる現場の話題、身近な話題など内容の充実図り、本誌が
いっそう活用されるよう努めたいと思っていますので、ご寄稿のほど宜しくお願いいたします。ま
た、本誌をより発展させるため、みなさんのご意見を関東支部へぜひお寄せいただければ幸いで
す。ご多忙な中、ご寄稿下さった皆さんに心より感謝いたします。
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<大嶋保夫>