放射線科(診断・IVR)臨床研修プログラム 目標 研修方略

平成 27 年 4 月 1 日
放射線科(診断・IVR)臨床研修プログラム
目標
一般目標 GIO
医師として基本的な態度・習慣を身につける
各種画像診断法(X 線単純写真,CT・MRI・核医学検査・超音波検査)の適切な検査の
実施および読影の進め方を身につける
画像誘導下手術(interventional radiology, IVR)に必要な知識および手技を身につける
行動目標 SBO
全般
1. 診察所見,医行為を診療録に記載できる
2. 医療チーム内での情報共有ができる
3. 適切な医師患者関係を形成できる
診断
1. 各種画像診断法の基本原理,適応,禁忌,基本的な撮像法を理解する
2. 各種画像診断法で用いる造影剤の特徴,適応,禁忌,副作用を理解する
3. 適切な造影ルートの確保ができる
4. 読影装置の操作ができる
5. 正常解剖,代表的な正常変異を理解する
6. 代表的疾患における異常像を理解する
7. 読影レポート作成方法を理解する
IVR
1. 各種 IVR 手技の基本原理,適応,禁忌を理解する
2. 動脈穿刺および止血ができる
3. 基本的なカテーテル操作,塞栓物質の取り扱いができる
研修方略
(6 週の研修期間)
1. 画像診断研修を週 8 コマ(1 コマは午前 9:00〜12:30 もしくは午後 13:30〜17:30 の診療
時間)行う.これには単純写真・CT・MRI の読影研修,CT・MRI の検査実施研修が含
まれる
2. 超音波検査研修を週 1 コマ行う
3. IVR 研修を週 1 コマ行う
4. 核医学検査研修を週 1 コマ行う
5. 朝カンファランス(毎朝 8:00),IVR 検討会(毎週月曜日 19:30)に参加し,症例検討,
症例提示を行う
6. 臨床各科との合同カンファランスに参加し,症例検討を行う
(3 ヶ月の研修の場合追加される項目)
7. 後期臨床研修予定科に特化した画像診断・IVR 研修
8. 希望に応じて放射線治療研修を任意の期間選択可能
週間予定(例)
月
火
水
木
金
朝カンファ
朝カンファ
朝カンファ
朝カンファ
朝カンファ
午前
CT
MRI
核医学
CT
超音波
緊急 IVR
午後
MRI
CT
IVR
MRI
CT
緊急 IVR
X 線単純写
X 線単純写真
X 線単純写
X 線単純写
真
真
真
夕方
医局会
カンファ
カンファ
カンファ
IVR 検討会
(脳神経,婦
(肝胆膵,呼
(呼吸器)
人科)
吸器)
任意
緊急 IVR
評価
研修中の評価(形成的評価)
・ 指導医および上級医が適宜口頭で試問し、研修者の理解が適切であるかを確認する
・ 研修者が手技を行った際には、指導医または上級医が終了直後に評価を行う
・ 看護師や技師に、医療チームの一員としての基本動作を評価してもらう
・ 研修終了前に当科研修中に経験した症例に基づき 15 分間のまとめを朝カンファランス
で発表する
研修後の評価
研修終了後に EPOC に研修医が入力した自己評価を元に指導医が評価を入力する。提出
されたレポートは指導医が確認し、内容によっては不備な点を指導し再提出を求める。
研修責任者
角谷眞澄*
指導医(* 指導医講習修了者)
上田和彦*,藤永康成*,金子智喜*,川上聡*,黒住昌弘*,松下剛*,渡辺智治*,
山田哲*,柳澤新*,藤田幸恵,松下美奈*,古川智子,大彌歩*,塚原嘉典,高橋正明,
藤田顕,金子貴久子,黒住明子,細田玲,小松大祐
上級医
小松舞