実習 Ⅱ

実習Ⅱ -総合型基礎薬学実習2年
実 習
必 修
1 単位 34 講
前期
LaboratoryⅡ
(科目責任者)
丹保 好子、
科目担当者
山下 浩、
馬場 暁子、
伊藤
水上
佐藤
慎二、
徳美、
恵亮、
和田
金田
三原
浩二、 前田 伸司、
京介、 鈴木 裕治、
義広、 野呂瀬 崇彦
小松
伊藤
健一、 村岡 早苗、
萌子、若命 浩二、
授業概要 薬学の基礎的・基本的技術について、実習を通して学ぶ。
一般目標
(GIO)
1. 生化学:生命活動の担い手であるタンパク質、酵素について理解するために、その構
造、性状、代謝についての基本的知識を修得し、それらを取り扱うための基本的技能を
身につける。
2. 微生物学:微生物の基本的性状を理解するために、微生物の分類、構造、生活史などに
関する基本的知識を修得し、併せて代表的な微生物取扱いのための基本的技能と態度を
身につける。
3. 有機化学:官能基が有機化合物に与える効果を理解するために、カルボニル基、アミノ
基などの官能基を有する有機化合物について、反応性およびその他の性質に関する基本
的知識を修得し、それらを応用するための基本的技能を身につける。
4. 分析化学:容量分析と分光分析の基礎を理解し、医薬品の定量法を修得する。
5. 放射化学:放射性物質の安全取扱について理解し、放射線量測定法の基本的技能を身に
つける。
6. 生薬学:生薬の本質的な性質・特性を理解するため、代表的な薬用植物の基原、特徴、形
態、含有成分に関する基本的事項を修得する。
1. 生化学:酵素反応の特性を一般的な化学反応と対比させて説明できる。
2. 生化学:代表的な酵素の活性を測定できる。(技能)
3. 微生物学:主な消毒薬を適切に使用できる。(技能・態度)
4. 微生物学:主な滅菌法を実施できる。(技能)
5. 微生物学:グラム染色を実施できる。(技能)
6. 微生物学:無菌操作を実施できる。(技能)
7. 微生物学:代表的な細菌または真菌の分離培養、純培養を実施できる。(技能)
8. 微生物学:代表的な細菌を同定できる。(技能)
9. 有機化学:代表的な官能基の定性試験を実施できる。(技能)
10. 有機化学:官能基の性質を利用した分離精製を実施できる。(技能)
11. 有機化学:課題として与えられた医薬品を合成できる。(技能)
到達目標
12. 有機化学:反応廃液を適切に処理できる。(技能・態度)
(SBO) 13. 分析化学:代表的な分光スペクトルを測定し、構造との関連を説明できる。(技能)
14. 分析化学:代表的な(擬)一次反応の反応速度を測定し、速度定数を求めることができ
る。(技能)
15. 分析化学:日本薬局方収載の代表的な医薬品の容量分析を実施できる。(技能)
16. 分析化学:実験値を用いた計算および統計処理ができる。(技能)
17. 放射化学:代表的な放射線測定器を使用して放射線量を測定できる。(技能)
18. 生薬学:代表的な薬用植物を外部形態から説明し、区別できる。(技能)
19. 定められた書式、正しい文法に則ってレポートを作成できる。(技能:独自)
20. 目的に応じて適切なプレゼンテーションを構成できる。(技能:独自)
21. 他者の学修を促進するために、適切なフィードバックをすることができる。
(態度・技能:独自)
区
分
1
2
項
目
授
業 内 容
1. ガイダンス(1)
1. 実習の目的と意義
(1 日間、1 講)
2. TBL(Team-based Learning)とは
1. ガイダンス(2)
1. 実習の準備
(1 日間、1 講)
2. 学修課題(予習資料)の提示
(丹保、野呂瀬)
(科目担当全教員)
1. 実習に関する知識の確認テスト
3
1. 生化学:酵素反応
(3 日間、6 講)
2. 未知酵素の同定
3. 酵素活性の測定
4. 学生間相互評価
(対応 SBO 1,2,19,21)
(丹保、村岡早、伊藤萌、佐藤恵)
1. 滅菌と消毒の意義と目的と無菌操作法
1. 微生物学:微生物の
4
2. 細菌の発育に必要な培地を選択と調製
培養、染色、同定、滅菌 3. 感染症の起因菌における各種薬剤の感受性試験
(3 日間、6 講)
4. 細菌のグラム染色
(対応 SBO 3,4,5,6,7,8,19)
1. 有機化学:官能基の
5
性質・反応性
(3 日間、6 講)
(小松、前田、若命)
1. 混合物の分離同定
2. アスピリン及びアセトアニリドの合成
3. 医薬品の確認試験
(対応 SBO 9,10,11,12,19)
(和田、金田、鈴木、馬場)
1. 実習に関する知識の確認テスト
1. 分析化学:医薬品の
6
安定性
2. アスピリンの定量
3. アスピリンの分解速度
(3 日間、6 講)
4. 学生間相互評価
(対応 SBO 13,14,15,16,19,21)
1. 放射化学:アイソ
7
トープ実習
(1 日間、2 講)
8
9
1. 生薬学:薬草園
(1 日間、2 講)
1. まとめ・発表
(2 日間、4 講)
テキスト
実習時に配付する。
参考書
実習時に伝達する。
(山下浩、馬場、三原)
1. 放射性物質の安全取扱
2. 密封線源の測定
(対応 SBO 17,19)
(水上、伊藤慎、前田)
1. 薬用植物の形態観察と模写
2. 薬用部位の確認と官能的評価
(対応 SBO 18,19)
(山下浩、小松、若命)
1. 実習した内容のまとめ
2. 実習結果の発表
(対応 SBO 20)
(科目担当全教員)
成績評価
実習試験(50%)、実習態度(発表態度、確認テスト、学生間相互評価)(20%)、レポート
(30%)により評価する。
科目担当者
丹保
伊藤慎
和田
前田
小松
村岡早
山下浩
水上
金田
鈴木
伊藤萌
若命
馬場
佐藤恵
三原
野呂瀬
との連絡
教員室:B117、メールアドレス:y-tampo(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B105、メールアドレス:itoh-m33(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B106、メールアドレス:kowada(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B411、メールアドレス:maeda-s(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B412、メールアドレス:komatsu(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B416、メールアドレス:muraokas(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B109、メールアドレス:yama(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B108、メールアドレス:mizu(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B108、メールアドレス:kaneda(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B108、メールアドレス:yuji.suzuki(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B416、メールアドレス:mimoekoito(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B412、メールアドレス:wakame-k(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B108、メールアドレス:baba-a(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B116、メールアドレス:sato-k(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B109、メールアドレス:mihara-y(at)hokuyakudai.ac.jp
教員室:B206、メールアドレス:norose(at)hokuyakudai.ac.jp
*(at)は@に置き換えてください。
事前学修・
事後学修
関連科目
備
考
1. 実習の準備についてはガイダンスで説明する。
2. 実習前に学修課題(予習資料)を提示する。
3. 実習終了後毎回、実習ノートなどを整理しておくこと。
生化学Ⅰ、生化学Ⅱ、微生物学、有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱ、有機化学Ⅲ、分析化学Ⅰ、
分析化学Ⅱ、放射化学、生薬学Ⅰ、生薬学Ⅱ
1. 実習レポートの提出を行う。
2. 「区分 3 および 6」は TBL により実習に必要な知識を学ぶ。TBL の詳細についてはガイダ
ンスで説明する。