学校評価 - 静岡市立清水興津中学校

平成26年度 学校評価書 (最終評価)
学校(園)名:静岡市立清水興津中学校 Ⅰ 経営の重点に関わること
1 学校教育目標 「響き合い やり抜く生徒」
2 重点目標
心を育む学びの
環境づくりと鍛
える教育の推進
(1)自らの目標を
もち、それに向け
て努力を続ける生
徒を育成する。
①生徒たちは、自分の目標をもって、精一杯様々な活動に取り組んでいる。
<手だて>
・学校教育目標・学年目標・学級目標につながりをもたせる。
・年間・ステージ・長期休業等に個人の具体的目標をたて、評価・改善する機会を
設定する。
・各学年行事等にスローガンや目標を設定しそれに向け、努力をさせる。
学校関係者評価委員会から
自己評価
B
【学校説明】
・多くの生徒は目標をもち、真面目に取り組んでいるといえるが、一部の生徒は目標を
もてずに安易な方向に流されてしまう生徒もいる。
・学習でも行事でも、自分の得意なことはがんばれるが、苦手なことは避けようとする
傾向がある。。
・部活動や行事には精力的に取り組んでいるが、学習に対しては意欲が低い。
・自分の目標を見つけること、その目標を今より高く設定することが課題。
B
・昨年度に比べ、学校がきれいになってきたように感じ
る。毎日清掃をしている成果があらわれている。
・学習に関しても、先生方の日頃の努力はよくわかるの
で、自信をもって取り組んで欲しい。
・部活動や行事に関して、真面目に取り組む姿勢が見ら
れ
る。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・学校重点目標「しっかり聴こう 伝えよう」~時間・あいさつ・そうじ~を達成するために、今年度以上に「時間を守ること」「礼儀や言葉使い」「場を清め
る」ことを徹底して行なう。
・時間・あいさつ・そうじについて、それぞれの質を高める。
(2)友を大切に
し、共感的な人間
関係の中で生活で
きる集団を形成す
る。
①生徒たちは、朝から落ち着いた学校生活をはじめることができている。
・毎朝、8時15分から8時30分までの15分間、朝読書の時間を設定した。
・学級担任がしっかりとつき、落ち着いた雰囲気の中で読書をさせた。
・清掃を日課に組み入れ、落ち着いた環境の中で生活できるようにした。
B
【学校説明】
○朝学習により、落ち着いた学校生活を始めることができている。
○読書の記録をとったり、国数英の学力補充をしたり、昨年より有効に朝学習の時間を使うこ
とができた。
●一部の生徒は集中して読書ができない生徒がいたり、中にはおしゃべりしたり寝ているもの
がいるのが今後の課題。
②生徒たちは、集団生活の中で、相手の気持ちを理解しようと努めている。
・しっかり聴こう 伝えようの重点目標及時間、あいさつ、掃除について指導を徹
底する。
【学校説明】
○自分たちなりに理解しようとつとめている生徒が多い。
●反面、一部の生徒には心ない言動、他の生徒を攻撃する姿、相手の気持ちを尊重できない生徒、
自分優先の生徒が出てきている。
●自分の言動が相手のに相手にどんな思いをさせるのかを考えられる生徒が少なくなってきてい
る。
B
B
・朝学習については、昨年度から随分改善されてきたよ
う に感じる。先生方の話し合いによって方向性がつけら
れ、具体的な取り組みがなされてきている。
・全校道徳など心を育てる取り組みはされてきていると
思われる。
・保護者・生徒のアンケート結果と先生方のアンケート
結果に差があるが、もう少し自己評価をあげてもいいの
で
はないか。
・生徒が「しっかり話を聴く」ということはできている
と思う。
・評価は100%すべていいということはないから、気にな
る点もあると思うがきりがないと思うので、場面場面で
評価したい。
B
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・昨年度までの課題であった朝学習については、今年度記録を取ったり、学年全体で学力補充に取り組んだりして充実した内容になったといえる。ただ、まだまだ
改善点はあるのでもっと充実した内容にしていきたい。
・相手の気持ちを理解しようとするための取り組みが、まだ具体的でないので、具体的な取り組み方法を考えて行く。
Ⅱ 各指導部・領域等に関わること
大項目
1
教育課程
学習指導
中項目
評価指標
(1)確かな学力の ①生徒たちは、基礎的・基本的な知識や技能、学習習慣を身につけることができ
定着
ている。
【市共通項目1】 <手だて>
・個別指導やドリル、反復学習、家庭学習の習慣づけ、テスト計画表作成など、基礎
基本の定着に向けて、個々の生徒への指導をより強化する。
学校関係者評価委員会から
自己評価
B
【学校説明】
○英語の1Pノート、国語の漢字の書き取りなど、継続して取り組む課題などを行い、基
礎・基本の定着と家庭学習の習慣化を図った。
○基礎基本の習得のため、長期休業中や放課後の補習(全学年)、基礎学力テスト(1年)など
に取り組んだ。
○定期テスト前にテスト計画をたてさせ、計画的な学習を指導した。
●家庭の協力があり、前向きに取り組めている生徒とそうでない生徒との差が大きい。
②生徒たちは、考えをもち、説明し合う授業をとおし、わかる喜び、できる喜び
を味わっている。
<手だて>
・小集団で説明し合う授業を単元の中に意図的に設定した。
【学校説明】
○各教科において、小集団の中で説明し合う活動を意識して学習活動をおこなった。
●基礎学力が不足している生徒は、説明を聞くだけになってしまうこともあった。
B
B
・先生方には自信をもって取り組んで欲しい。
・今年度学力調査のことが話題になった。大変な面もあ
る
が、生徒に基本的な学力をつけれるよう頑張って欲し
い。
・評価指標については、興津中独自の重点がわかるよう
な
指標の方がいいと思うので、来年はそのような点も考
慮
してほしい。
・朝学習で学力補充に取り組んでいる学年があると聞い
て
いるので、来年は全校で取り組むような姿勢がとれる
と
いいと思う。
B
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・漢字の書き取りや英単語練習など、基礎基本に関わる課題を継続的計画的に家庭学習として取り組ませる。
・基礎基本の習得のため、全学年で基礎学力テストを年間計画に位置づける。また、長期休業中や放課後の補習を各学年の実情に応じて行い、学力の補充に努め
る。
(2)道徳教育の充 ①生徒たちは、道徳の取り組みをとおし、友だちの意見を聴き、思いやりの心を
実
育てている。
【市共通項目2】 <手だて>
・週1回の道徳の時間を充実させる。
・全校道徳・学年道徳を実施する。
・生徒の実態に応じて機をとらえ、それぞれの立場での道徳指導を行う。
B
【学校説明】
○各学級で道徳コーナーを設置し、道徳の時間の取り組みを充実させることができた。
○全校道徳として、思いやりの心をテーマにした「河童の笛」を鑑賞した。
●相手の話す内容を理解して、真剣に聴くことができていない様子も見られた。
B
・今年度は昨年度と比較して道徳について時間を取るこ
とができたと聞いている。全校道徳も生徒に好評だった
と
聞いている。
・道徳は家庭からだと思う。マナーは家庭から学ぶとい
うことが大切。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・学年で授業の内容を統一するしたり、「しずおかマナーブック」や「わたしたちの道徳」を計画的に活用したりして、道徳の内容を充実させていく。
・来年度も引き続き、思いやりをテーマにした演劇の鑑賞を行う。
・道徳の時間だけでなく、日常生活の中で、機会をとらえてマナーや常識を指導していく。
1
教育課程
学習指導
2
生徒指導
(3)特別活動の充 ①生徒たちは、生徒会活動や学級活動をとおして、主体的によりよい学級・学校
実
をつくっていこうとする意識を育んでいる。
【市共通項目3】 <手だて>
・専門委員会活動・係活動等において一人一役以上は分担をもち、責任もって行わ
せる。
・体育祭、合唱祭、学年行事を通して学級・学年集団のまとまりを強くするよう意
識させる。
・リーダーを中心とした自治的な組織づくりを行う。
・行事(体育祭・合唱祭など)に取り組む姿勢がよい。
・部活動でも積極的な取り組みが行われている。
A
A
【学校説明】
○自分の仕事に責任をもち、取り組む生徒が多い。
○クラスによる差はあるが、リーダーを中心に、自分たちで練習計画を立て、行事に取り組ん
でいる。
○生徒会本部、専門委員長を中心に、自分たちで考え、活動をよりよくしようとしている。
○ボランティア活動への参加も、朝のあいさつ運動を中心に、積極的に参加している。
△今後の課題として、活動の内容を吟味し、よりよい活動にしていくことが求められる。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・生徒会本部を中心に、福祉施設への訪問や「服の力プロジェクト」への参加や、ペットボトルの蓋回収など積極的にボランティア活動に取り組んだ。
・来年度から「小さな親切運動」の取り組みもはじまるので、地域とのつながりも密にしていきたい。
・先生方が休み時間や昼休みなども生徒についてくれてい
(1)一人一人を大 ①生徒ひとり一人の学びや成長がわかり、自己存在感が味わえる指導(生徒指
るということがわかって安心した。
切にした指導
導・掲示)が行われている。
<手立て>
・学級の中に生徒一人ひとりが活動した足跡や生徒の思いが伝わる作品などを掲
示する。
・職員室前、玄関ホール、昇降口付近を活用し、学習や行事の記録を掲示し意識
を高める。
【学校説明】
○どのクラスも生徒の活動が見える掲示を作成していた。また一人ひとりの紹介をする等、自
己存在感を味わえる学級掲示となっていた。
○昼休みや放課後など、生徒と積極的に関わることができた。
●はがれている掲示物にたいして無関心であったり、掲示物へのいたずらが見られた。
●教室内の整理整頓があまりできていない。
●掲示物・関わりについて取り組みの差が見られる。
B
B
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・自己存在感が味わえる校内掲示を次年度も充実させていく。
・今年度同様、清掃時間を日課の中でしっかり確保し、教室や校内の環境整備を充実させていく。
(2)楽しく心地よ ①生徒たちは、時と場に応じた言葉づかいや挨拶などをかわしている。
い学校生活の実現 <手だて>
・毎朝の挨拶運動、廊下で会ったときの挨拶、会釈、声かけ等を継続する。
・職員室内等正式な場での言葉遣いができるように指導する。
・授業前後の挨拶をしっかりさせる。
B
【学校説明】
○朝の「おはようございます。」から始まり、ろうか等でも「こんにちは」とあいさつを交わ
してくれる生徒が多かった。
●あらたまった場での言葉遣い、態度を身に付ける必要がある。特に職員室での指導が必要で
ある。
●言葉遣いは、敬語を使い慣れておらず、教師に対しても友達言葉を使う生徒が多かった。
B
・今なかなか言葉使いができない生徒も、成人したときは
きちんと場に応じた言葉使いができるようになってい
る。今できないからダメと言うことではない。長い目で
見ることも必要。
・校内だけでなく、校外でもあいさつしてくれる生徒がい
る。しかも立ち止まってあいさつをしてくれる生徒がい
た。
・敬語もきちんとつかえていると思う。
②生徒たちは、自浄能力や規範意識をもち、いじめや暴力をゆるさない雰囲気をもっ
ている。
<手だて>
・面談や日記、日常生活での観察からいじめ等につながる安易な行動や発言を見逃さ
ないで指導する。
・所属集団内で生活や活動のルールを徹底する。
B
B
・いじめはいつの時代でもあると考えた方がいい。もちろ
んいいことではないが、絶対なくすということは難し
い。出来なかったから指導がうまくいかないということ
ではない。
・心配なあらわれをきちんと見逃していないという姿勢が
わかった。一人でもなくしたいという姿勢が見られると
ころがよい。
【学校説明】
●悪ふざけの延長と感じている生徒がいて、やられている本人の気持ちを考えることができない。
●周囲の雰囲気に流されてしまう生徒が多い。相手の立場に立つことの大切さを指導する必要があ
る。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・毎週水曜日に行われる「見守り・声かけ運動」を自治会などと協力しながら、生徒やPTAの参加を呼びか、あいさつ運動を活性化させる。
・規範意識を高める手立てとして、ダメなものはダメと毅然とした姿勢で生徒への指導にあたる。
・生徒ととの日々の関わりを重視し、言葉づかいや礼儀などその場その場での指導を徹底する。
3
進路指導
(1)自己の生き方 ①生徒たちは、将来の進路を考え、地域社会との関わりを大切にしている。
を決定する能力の <手だて>
・自分を知るためのQUテスト、職業適正テスト等の実施と活用を行う。
育成
・2年時の職場体験活動を軸に、3年間を見通して校外学習、職業指導、職場見
学、上級学校調べ等を計画に位置づける。
・キャリア教育など進路を考える機会を与えられていると
思う。
・生徒はいろいろな地域の行事に積極的に参加している。
B
【学校説明】
○地域防災、興津川クリーン作戦、朝鮮通信使の行列参加など、地域と関わろうとする生徒が多数
いた。
○生徒と地域はとても密着しており、地域の支える力は大きい。
●地域社会、地域の教育力と学校におけるキャリア教育と結びついていない。
B
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・自治会等が主催する行事への参加を積極的に呼びかけていく。
・職場体験学習など、学校行事における地域への連携を意識した企画を行う。
(1)学校安全シス ①生徒たちの安全意識、防災への自覚を高める指導を計画的に実施している。
4
<手だて>
安全管理・指導 テムの構築
・毎日の継続的な登校指導の実施。
・交通安全教室、避難訓練、防災訓練の計画的な実施。
・生徒の下校の様子は、昨年度に比べて改善されてきてい
ると思う。苦情も少なくなってきているということで、
安全に対する意識付けは行われていると思う。
・防災訓練も見直しがされているということなので、ぜひ
地域と協力する姿勢を忘れないでほしい。
B
【学校説明】
○全3回(現在2回終了)の訓練が消防署の理解も得られ行えている。まじめに取り組む生
徒は多い。防災意識の持続は日々心がけていくべきだと思う。
○下校指導に生活部だけでなく多くの教師がかかわり、苦情などはほぼなくなった。
●一部ではあるが、奇声や落ち着きのない生活態度が見られ、安定した生活が大切であるこ
とをもっと意識させたい。
B
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・今年度も3回の防災訓練を実施したが、校内だけでなく防災に向けての指導を、DIG学習などを通して地域と協力して進めたい。
・登下校については、小さなあいさつ運動も含め生徒・職員・PTAが協力し指導に当たる。
(1)健康教育の充 ①生徒たちは自分の健康管理に関心をもち、病気や怪我に気をつけて生活している。
5
〈手だて〉
保健管理・指導 実
・毎日の健康観察の実施。欠席、遅刻、早退等の生徒の把握。
・基本的生活習慣の定着を目指す。
・薬学講座、学校保健委員会の実施。
・健康診断の実施と、治療率向上の呼びかけ。
・保健便りや保健委員会の活動による便りの発行や掲示物の作成。
・昨年に比べて保健室で休む生徒は減少しているよう感
じる。
・薬学講座や思春期講座など、専門家の意見を聴く機会
も多く設けられ、自分の健康について考えられる機会が
設
定されている。
B
【学校説明】
○隔週で実施している元気メーターを通して、自分の生活や健康状態を見つめる機会になって
いる。教師にとっても声かけの材料となるため、継続したい。
○薬学講座や思春期講座では専門職の話を聞くことにより、生徒が真剣に受け止めることがで
きる。
●スマホやゲームの利用により、就寝時刻の遅い生徒があり、自己の健康管理が十分とはいえ
ない生徒がある。
A
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・生活リズムの改善については、家庭との協力が欠かすことができないため、保健便りや学校保健委員会を通じて家庭への啓発を図る。
6
特別支援
(1)学校の実態に ①スクールカウンセラー・教育相談員と連携し、校内の特別支援教育や教育相談
応じた校内支援体 の計画的な運用と、職員間の連携が図られている。
制づくりの推進 <手だて>
・木曜日第3校時の教育相談部会の活用。
・個別の支援計画を利用した生徒の個別データベースの作成と活用。
・外部機関と連携した組織的な指導。
・生徒を語る会、QUテスト分析会等を開催し、生徒や集団の理解を図る。
・毎週の相談部会やカウンセラーや教育相談員と教職員の連
携がきちんと取られている印象がある。
・個別のケース会議なども行われているということなので、
きめ細かい対応がされていると思う。
A
【学校説明】
○毎週の部会では、1人の生徒について意見を出し合う時間が多く持つことができ、連携をとるこ
とができた。また支援を要する生徒の情報を受け、具体的な支援策について話し合うことができ
た。
○教員、カウンセラー、教育相談員がいつでもコミュニケーションを取り合い、組織の中で行われ
ていることができた。
●体制は整っているが、不登校が減らない(増えている)現状がある。
A
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・問題を抱えている生徒についての個別支援計画を作成し、教員、カウンセラー、相談員が連携を深め問題に対する手立てや実践を行う。
・来年度は特別支援学級が2クラスとなるので、情報の交換や支援体制についての準備をより綿密に立案する。
7
組織運営
(1)組織・運営の ①職員分掌組織は現状に合っており、機能している。
<手だて>
改善
・学年主任会、学年部会、運営委員会、指導部会等を機能させる。
・職員における一人一役の実践。
B
【学校説明】
B
・学校評議員と先生方が意見交換ができる場をもてたこ
とがよかった。
・仕事も多いと思うが、頑張っている先生方の姿をかん
じることができた。
○適切と感じている。先生方で分担して協力できていると思う。
●多岐にわたる職務に対して人が絶対に足りない。のりしろの部分で補っていくのは難しい。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・日頃からの情報交換を大切にして、「報告・連絡・相談」がきちんとできるよう組織づくりを目指す。また、教職員間のコミュニケーションを重視して、お互い
に意見を言い合えるように運営していく。
8
研修
(1)研修体制の充 ①「小集団の中で説明し合うことで、考えを深める授業」が実践された。
<手だて>
実
・日常的な授業の中で「目標」を意識させる。
・「考えをもつ場」「わかり合う場」を設定する。
・学習活動の中で評価を返し、目標とする力に到達させる。
・小集団で説明し合う場面を作り、理解の定着をはかる。
・小中での交流も定期的に実施され、小中で共通して生
徒 に取り組んでいると言う姿勢が大切だと思う。
・「小集団で話し合う」ということは、実社会でも役に
立つことが多い。ぜひ小集団での活動を取り入れて欲し
い。
B
B
【学校説明】
・週1回、時間割の中に研修推進委員会を位置づけて会合を行った。
・公開授業月間を設け、全職員が授業案を書いて公開授業を行った。またそれを共通の
視点で参観し合い、意見交換を行った。
・小集団の中で説明し合う活動を意識して実施することはできたが、小集団の活動が、
考えを深めるところまでには至らなかった授業もあった。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・まずは課題に対する自分の考えをもてることを目指し、授業の中で自分の考えをもたせるための工夫をしていく。
・「授業改善構想」をもとに、全教員が本校の生徒の課題を改善するための手立てを共通理解し、組織的な校内研修を行う。
(1)信頼される学 ①学校の様子を保護者・地域に積極的に発信したり、授業等に地域の人材を活用し
9
たりしている。<手だて>
保護者・地域住 校づくりの推進
・学校だより、学年だより、学級通信、保健だより、PTA広報誌の発行と配付。
民等との連携
・学校ホームページによる情報発信。
・授業等に地域の人材を活用し、講話や講義、実技指導、読みきかせ等をしてもら
う。
B
【学校説明】
○定期的に学校の様子を保護者に伝えることができたと思う。
○学校公開や行事では、保護者の協力を得られ活動する姿を見ていただくことができた。
●授業等に地域の人材を活用したりするところまでは行っていない。
10
施設設備
・多くの教職員が、信頼される学校作りに取り組んでい
る姿勢が見られることがとてもうれしいと思う。
・興津にはいろいろな人材がいるので、是非活用してほ
しい。
B
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・興津川清掃や朝鮮通信使など地域の行事に、今年度は教職員も参加することができた。今後も保護者や地域の方との相互理解を深めるために、引き続き学校だよ
りの配付や生徒会によるペットボトルの蓋回収など地域と一体となった活動を展開していく。
(1)生徒の学びを ①生徒全員が不自由なく安全に授業が受けられるように、施設や備品が配備されてい
・学校の施設や体育施設等、学校の備品などがきちんと
支える学校教育環 る。
整備されているように思う。
<手だて>
境の充実
・学校配当予算の計画的・積極的に執行計画をたてる。
・定期的な安全点検の実施と危険箇所の修理を行う。
A
【学校説明】
○修繕など素早い対応をしてもらっている。
○施設や設備は充実している。机や椅子を当初準備して下さり大変助かりました。
A
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
・来年度も年度末に机・椅子・教室備品などの整備を行い、落ち着いた環境の中で学習ができる体制作りを行う。
・施設の整備だけでなく、NIEに関する掲示物や生徒の作品展示など環境整備にも配慮していきたい。
学校から 経営のまとめ
1 学校から 経営のまとめ(成果と課題)
学校重点目標の「しっかり聴こう 伝えよう~時間・あいさつ・そうじ~」の実現に向けて、学校行事・生徒会活動・部活動
などを中心に主体的な生徒の取組が見られたことが大きな成果である。しかし依然として、人間関係に悩んだり、友と上手に関
わることが出来なかったりと、心の育ちの面での課題が残ったことも事実である。また、家庭での学習時間が短い等、学習習慣
がなかなか定着しないことも依然として課題である。「粘り強くやり抜く」点において、学習面のさらなる充実をはかる必要性
がある。その点において職員は、本年度、手だてを講じ、課題の克服に努力してきたが、成果として見るべきものが少なかった
のは残念である。平成27年度も引き続き、生徒に考えさせたり、任せたりする場面を多くし、課題意識をもって学習に取り組む
姿勢を育てたいと考えている。
学校関係者評価委員会まとめ
学校全体としては、安定した生活が出来ていると思うが、小学
校から中学校まで同じ集団で生活しているため、人間関係が固定
化しており、厳しさやたくましさに欠ける面も見られた。学習で
も、生活でも、目標をもち、切磋琢磨し自らを高めることを意識
させたい。落ち着かない生徒も見られるが、先生方の指導に自信
をもちやっていただきたい。の先生方には、多くの生徒が興津中
学校で伸び伸びと生活し、健やかに成長していることに自信を
もっていただきたい。今後は、今まで以上に、地域活動が活発な
興津地区の特性を効果的に生かし、地域と一体となって教育活動
に取り組んでいきたい。
2 学校関係者評価の意見を受けて(改善策)
昨年度(平成26年度)から重点目標を、「しっかり聴こう、伝えよう~時間・あいさつ・そうじ~」とした。その実現に向けて、①「確かな学力」を身に付ける②「社会性」を身に付ける③「郷
土を愛する心」を育む、とした。それぞれの項目を実現するために、①日々の授業の中で、「聴く、伝える」活動を大切にし、主体的に学ぶ姿勢を身に付ける。また、「調べ、考え、友と関わる」中
から、学習内容のより深い理解を目指す。②社会性の基本はあいさつ、礼儀であることを学ぶ。たとえ初対面の人でも礼儀正しく笑顔ではっきりとあいさつができ、人に思いやりをもつとともに、自
分の思いをはっきりと伝え、社会に出ても人間関係を円滑に調整できる規範意識を身に付ける。また、プロの職業人等とも関わり合い、結びつきを深めることを通して、社会性を育む。③地域で活躍
する指導者や職業人との関わりや地域にあるモノやコトを教育活動の題材として取り上げることで、郷土を見直すきっかけを作り、自分たちが住んでいる地域のよさや課題等を学ぶ。また、PTA奉
仕作業、地域防災訓練など地域の諸行事にも積極的に参加し、地域社会の一員としての自覚を育むとともに郷土の発展を願い、郷土を誇りとする「郷土を愛する心」を育む。ことを手だてとした。平
成27年度も、以上あげた点を重点項目として取り組んでいきたい。