第4回会議録 [36KB pdfファイル] - 南相馬市

平成19年度
第4回南相馬市鹿島区地域協議会
日
時
平成19年8月8日(水)
場
所
鹿島区役所2階
午後
1時30分∼
5時05分
澤田
伊藤
大谷
遠藤
舘内
星
議事内容要旨
大会議室
委員出席者(敬称略)
小川
齋藤
湯澤
博
イネ
義秀
相良
鈴木
細川
正巳
幸並
義裕
一夫
晃
通泰
祐輔
利重
宜
荒
長澤
遠藤
桂子
忠人
充夫
委員欠席者(敬称略)
1
開
2
会
地域振興G課長
佐
藤
会長あいさつ
会
忠
人
3
区長あいさつ
鹿島区長
4
議
長
長
澤
中
野
一
和
夫
徳
事
(1)協議事項
①9月補正予算の要求内容について
地域振興Gより説明。
(澤田一夫委員)
補正予算関の総額が分からないが、広報8月1日号に、250万円以上の入札結果の公表があっ
た。その中で鹿島区分は3件、5332万9500円で9.15%。小高区は9.4%、原町区は81.3%で、
6:2:2のバランスが大幅に崩れている。1次的に鹿島が低いだけなのか。
牛島パークゴルフ管理運営事業費で、当初計画の 5 割もアップする芝管理費。なぜこんな
にオーバーするのか。また、4 月以降の入場者数が、見込みとどう変わってきているのか、指
定管理で民間に委託した場合、こんなに弾力的に指定管理料を上げていただけるのか。
SA関係で、担当職員 3 人が努力して、遅れていたこの事業をやっているが、これは区を
上げてやるべき。予算面でも、土地関係の経費を地権者だけが負担するのでなく、公的事業
と言う感覚で取り組んで行く必要があると思う。商工会等も、この地域挙げて取り組んでい
る。区を上げて取り組むような状況が、地域の盛り上がりだと思うが。
(地域振興G課長)
補正要求の地域枠関係は、3181万6千円。管理事業関係は、3001万。合わせて、6182万6千
円の要求。発注計画の関係は、8月広報では鹿島は3件だが、今後更に増えて行くと考えてい
る。
(産業G課長)
パークゴルフ場の入場者数は、4月、5月、6月と約2千人ずつ、7月は長雨等の影響で約800
名程で、合計6800名程の入場者になっている。
予算関係は、当初予算が1122万8千円ほどに対して、650万。この内訳は、当初予算を組む
段階に、芝の管理を普通の草刈程度しか見ていなかった状況がある。水捌けが悪いため、長
雨で芝が茶色になっており、今回の修繕工事として設けた。
また、当初予算の芝刈りの経費不足分で約360万の委託経費、長い芝を刈る機械購入で、全
部で653万4千円。
指定管理者のあり方については、現在これだけの経費がかかる状況であるので、当面は経
過を見ながら、指定管理者の移行を考えたい。
−1−
(鹿島区長)
SA関係については、土地的な問題が基本であったため、まずは3人体制で、スタートした
が、一定の目安をつけたことから、地域や地縁団体、経済団体等の方々が、SAに対するし
っかりとした声を上げていただき、相馬地方としてどうあるべきかの提言をいただきたい。
そういった体制に向けて、8月以降は、基本計画に載せる時期に入るので、多くの方々の参加
をいただき、その中で進めればと思っている。
(澤田一夫委員)
南相馬市の合併についての文言や各種計画は、立派だが、取り組む市長なり、幹部職員の
姿勢が一番基本になると思う。毎年の事業比率が、6:2:2とは行かなくても、常に幹部職員や
区の職員は、対等意識で本庁とやり取りしてもらわなければ、迷惑するのは区民。
牛島パークゴルフは、怠慢ではないか。民間の指定管理料を途中で増やせるのか。商工観
光チームの職員2人は、人件費の試算に入っていないが、民間ならその分もカウントしなけ
ればならない。そうしたら、とても高い管理費になるのでは。
(地域振興G課長)
合併後の各区の投資的事業の進捗状況は、17年度から3年間の累計を見ると、鹿島区は22%、
小高区は19%、原町区は18%位という状況になっている。
現在、新市総合計画策定中であるので、新市建設計画の見直しがされる。鹿島区は第4次鹿
島町振興計画を持ち込んだが、中身の内容を検討しながら、進めていきたい。
(鹿島区理事)
パークゴルフ場は、昨年度の見積もりに大雑把なところがあったと思っている。1年間を通
して、どれぐらいの経費が掛かるのかを見ながら、やっていきたい。
(細川義裕委員)
小学校管理運営事業で、上真野小学校の遊具等修繕料の説明はあったが、他小学校等の遊
具関係の点検は、どうなっているのか。
(地域教育G課長)
5月に点検して、各施設とも危険なところは、ほぼ修理した。ただ、大きなものの修繕がで
きなかったため、今回の補正で対応する。
(伊藤 晃委員)
市営住宅管理経費は、どこの市営住宅なのか。また、大谷地の市営住宅で、入居者が退去
した段階で、何棟か取り壊して更地にしているが、どのような計画で整備をしていくのか。
(地域振興G課長)
住宅修繕の関係は、全体的なもの。当初予算で修繕料は150万円程あったが、現在6万円程
しかないため、全体的に78万円の要求をした。
(建設G課長)
平成20年度から前田団地の整備計画を進めて行き、その後、新しく大谷地団地を再整備す
る計画で進んでいる。
(伊藤 晃委員)
計画的に取り壊して更地にした住宅も何棟かある。それが、途中でストップしたような格
好になっているが。
(建設G課長)
単年度ごとの取り壊しの予算は、今は計上せず、空き家対策という名目で、入居をストッ
プしている状態。そこは入居できる状態ではなく、本来ならば取り壊して、更地にするべき
だが、現在は整備するまで取り壊さないでいるのが実態。
(相良正巳委員)
鹿島の事業をやっていないのではないかと憂いる声が多い。110億がどのように有効に使う
ことが出来るかを、全区民の意見を糾合しながら、やることが一番大事なのでは。時期的に
遅れても、しっかりとした計画を作っておけば、進捗状況が遅れて余った分、原町や小高に
取られるということはなくなると思うし、内容の充実したものが出来上がって行くと考える。
教育予算の関係で、八沢小学校の体育館と、上真野小学校の体育館が、生徒数の関係でバ
ランスが崩れていると聞いた。体育館の事業は、生徒一人辺り何㎡あれば良いと言うもので
はなく、一定の競技をする場合には、十分な面積が確保されるべき。また、まちづくり委員
会等の中で、学校区単位で地域の連帯を図って行こうという時に、生徒数だけで設計された
のでは、後で不都合がきたす。そういった点も十分に考慮しながら、鹿島の枠内、基金等を
十分に活用しながら、事務局等の中で留意していただきたい。
(鈴木幸並委員)
体育館の面積の件は、本当に疑問がついていた。出来れば、検討していただきたい。
学校予算関係で、去年11月に、初めて南相馬市各小中学校のPTA会長が、教育長に予算要望
−2−
をしているが、その要望を、どのように検討して、どのような決済がされたのか。また、予
算決定する際には、各小中学校と意見交換をしているのか。
(地域教育G課長)
各PTAからの要望は、教育委員会の定例会に諮られ、受け入れるかどうかの議論がされる。
予算化する場合は、教育委員会の定例会の決定を受ける流れになる。
(鈴木幸並委員)
区では、その状況や情報は、その後で下りて来るのか。
(地域教育G課長)
教育委員会の定例会には、原町区分は本庁、鹿島・小高区分は地域教育グループ課長が、
出席するので、私の方から、区に報告をする流れになる。
(鈴木幸並委員)
各小中学校との意見交換はないのか。
(地域教育G課長)
新年度予算要求では、各学校・幼稚園から要望をもらい、それに沿って各施設を回り、ど
の程度の必要性なのか等を判断して、予算要求をして行く流れになる。
他に質疑等なく、9月補正予算の要求内容については全会一致で承認された。
②鹿島区役所庁舎改修について
地域振興Gより説明。
(相良正巳委員)
建設課長は、県の判断、この診断の信憑性を、どう理解するのか。
(建設G課長)
診断は、県の機関のものとして尊重しなければということで、この評価が適正なものと受
けとめている。
(澤田一夫委員)
県のどこで耐震評価したのか。民間は、こんなことを言われた位では、予算も大変で、そ
の指導どおり出来ない。診断の0.7以下は、改修事業では駄目となると、建替えの方向で
考えているのか。
(地域振興G課長)
改築ではなく、補強を考えている。0.7以下は全て補強と考えていたが、0.3以下に
なった場合は、補強ではとても駄目と県の判定委員会の結果のため、3階は取り壊すしかなく
なった。
(澤田一夫委員)
鹿島区庁舎は、全部ビル用サッシで隙間だらけ。床も物置のようなロビーになっている。
そういったものを含めてリフォームするような状況だと、総額どの位かかるのか。
(地域振興G課長)
3階を取り壊して、窓をアルミに直し、トイレを男女別に直し、空調関係の配管、電気関
係も直すと、1億5,700万位。
(相良正巳委員)
取り壊しは、執務をしながらとのことだが、お客、職員は騒音について、大丈夫なのか。
(地域振興G課長)
原町の本庁舎も一緒に直す関係もあり、居ながらの改修計画で、お客にも大変ご迷惑をか
けると思うが、我慢をしていただきながら、改修をして行く考え。
今後のスケジュールは、すぐに実施設計の委託に入り、20年度に改修補強に入って行く。
期間については、約1年。
(澤田一夫委員)
元収入役室と農業委員会室の間仕切りを取り、市民が使える小会議室があっても良いし、2
階の教育委員会のところが半端になっており、上手く組み立てると、このくらいの会議室が
設けられるのでは。
職員はこれより増える可能性があまりない状況も含めて、新しい設計を、みんなで検討し
合った方が良い。
(地域振興G課長)
実施設計の中で、いろいろな要望を入れながら、検討して行くようにしたい。
−3−
他に質疑等なく、鹿島区役所庁舎改修については全会一致で承認された。
③平成20年度に向けた委員提言について
(会
長)
5件の提言が提出されたが、これら提言について、現在、行政で実施している内容の調書
も、本日提出されているので、調書の内容を担当から説明をいただき、その後、事務局から
委員提言の取り扱いの説明を求める。
各担当課より説明。
(澤田一夫委員)
事業内容の説明の中で、管理が本庁関係のものがある。本庁部局が、鹿島の歴史、状況が
分からないのが、今の現実だと思う。目配りが出来ていないから、原町の事業だけ先取りす
るような状況になるのではないか。
委員提言書として、地域協議会の声を聞いていただくのは、大変ありがたいが、こんな複
雑な流れは、いらないのではないか。財政が厳しくなるからと、逃げる方針で、事業評価な
どのシステム作っているのでは。職員が多いから、注文をつけるところを多くしているだけ
ではないか。
金場地区の問題では、農政局が最終判断の許認可を持っているのに、市や県が上げて来た
同様の判断で、現地調査も何もしないと言う。許認可を目暗判で押している状態なら、権限
移譲すれば職員数も減り、税金も安くすむ。
まさに南相馬市も、もう少し効率的に出来ないのか。10億、20億もの事業なら、このシス
テムでも構わないが、1円の事業からやる必要があるのか。それこそ人件費の無駄使いだと思
う。
(相良正巳委員)
牛島開発の関係は、財源把握の問題で、財源を市民全員が同じ認識の中で立たないところ
に、タラソの混迷を深めたものがある。
牛島は、今は公有地のため、烏崎だけの主張が通るべきものでもないが、烏崎が言ってい
ることは、理もある。このままでは、いつまで経っても牛島開発が進まないと思う。
また、規則に捕らわれると、委員の意見が非常に狭くなってくる。やはり大胆な構想を立
てながら、それを市がどのように採択するか。より狭めるのではなく、より幅広く救い上げ
る姿勢がないと、提案することが少なくなって来る。
(澤田一夫委員)
我々の要望や、議会の提案については、専門部局があるし、最終的には議会もある。本当
ならば、事業評価委員会なんていらない。これでは、議会はいらないのでは。
もう少し住民の目線になって、良い事業は即刻受け入れるような体制が必要。ますます行
政システムが複雑化し、余計な時間がかかっている。やってもやらなくても、提言書などは
即刻受け入れて、予算分析するべき。
(鹿島区長)
このマニュアルは、一般的な事業の1つのパターンであり、弾力的に運用できると、私は
理解している。
また、牛島開発については、一度白紙に戻して、再構築をする。既存の投資した予算等を、
有効活用するような牛島開発に向けて、新たな年度を迎えていると理解している。
これをはっきりさせようと言う考え方も1つの方法である。しかし、基本的には、ほぼ公
金として整理されてきており、これまでの歴史的な経過を尊重して、今後、基本計画を組み
立てて欲しいと言うのが、議会の判断である。地元の皆さんの意見を十分組み入れ、各検討
委員会を広く起こしながら、地域振興にプラスになる地域の姿を、皆さんで描いて欲しいと
言うのが、この方向性である。
(鹿島区理事)
行政評価等について、1円の事業でも評価にかけるのかと、問題になっていることも事実
である。いずれ、金額や事業の内容などにより、若干整理されて行くかと考えている。
(澤田一夫委員)
合併前、鹿島・小高は50億強の予算規模、原町が300億。それで、本庁予算が7、地域予算
が3。6:2:2で割っても単純に考えると、16億位が鹿島区の予算だと錯覚していた。しかし、
地域予算は臨時職員の給与1億も含めた4億しかない。さらにこの4億でも、本庁で1円の事業
から評価する。区の予算の事業は、区長、理事が中心になって決済出来てしかるべき。
−4−
こんなのは、南相馬市の合併だけ。総務委員会の研修先も対等合併で区長制をしいていた
が、区長をいらないと言う市民は1人もいなかったと。これは区長権限、執行権があるから。
本庁で区の予算まで関与するのは、おかしいのではでないか。4億の予算の執行権も認めら
れないで、区長や理事は満足しているのか。
(鹿島区理事)
自治区の予算の管理事業などは、区長権限で出来る。新たな事業を起こす場合は、1円でも
事業評価にかけると言うこと。
(澤田一夫委員)
4億の部分はかからないのか。
(地域振興G課長)
継続事業については、評価にかけないが、自治区の予算も、新規事業であれば、評価委員
会にかかるのが現状。私どもとしては、せめて地域枠については、区長の権限で、こちらで
評価する形にしてもらいたいと要望はしている。
(齋藤イネ委員)
委員提言書を文字で書くには限りがあり、出来れば各課で検討する前に、提言した本人に
詳しく話を聞いて欲しかった。そうすれば、気持ちが伝わり、各課の答えも変わっていたの
ではと、残念に思う。
北郷本陣祭は、お役が馬と軍者と記念写真を撮る場があっても良いのではとの声があり、
こういう答えはちょっと違うと思う。また、踊り手の意見聴取や、騎馬会との意見調整など
と書いているが、この流れ山踊りに対する不満が多い。まず最初に本陣前で踊り、ほか3箇所
で踊り戻って来るが、その戻って来る頃が一番、盛り上がっている時間帯。客も衣装を着た
人を見て、いつ踊ってくれるのだろうと期待をしている。やはり客を迎える立場であれば、
あの踊りを皆の前で披露するのも当然かなと思う。
予算とかが掛かるものではないが、ちょっとした配慮があれば、より多くの方がまた来よ
うと思ってもらえるようになるのでは。その辺のことを、もう1度考えていただきたい。
(澤田一夫委員)
相馬野馬追いで原町は、相馬から標葉までの各行政が負担金を払って、相馬野馬追執行委
員会が4000万円規模の予算執行で本祭りをやっている。これは本来、標葉から相馬までの組
織なのに、原町市の本祭しか管理していない。それで、原町職員374名が本祭を手伝い、早出
超勤も含めて、700万の予算を支出している。また、交通指導員、消防などの協力者もいて、
防犯指導隊100名を当日調達して、5,700円支出している。
ところが、鹿島の交通指導員は無料。鹿島、小高、相馬は地域予算で、野馬追いをやって
いる。原町は市の観光交流課が執行委員会を管理して、野馬追いはそこでやっているが、鹿
島区は、観光協会を商工会に任せている。
騎馬会の反省会で、桟敷席は来年止めるかもしれないと言った。桟敷席は100万掛かって、
3,000円で120席売っても36万にしかならない。今回、写真撮影も計画したが、流山踊りで使
うから、体育館は駄目と言われた。しめ縄飾りや、野馬追い旗付けは、商工会、観光協会だ
けでなく、騎馬会や行政、執行委員会だって考えてもらわないと。
鹿島も、ボランティアの協力者に報償費で2,3千円払っても良いと思い、その辺の予算を桟
敷席関係で申請したが、こういう報償費は民間には出せないと、10万5千円削られた。こんな
のでは、来年、観光協会は手伝わない気持ちでいる。今、課長から出た説明は、行政の方で
やって下さい。そういう覚悟で、答えを出していただきたい。
(会 長)
この委員提言については、各課で調整をして、次回の委員会でまとめたい。
他に質疑等なく、平成20年度に向けた委員提言については協議継続とされた。
④南相馬市交通安全計画について
環境安全課より説明。
(澤田一夫委員)
このような安全計画は、今までもずっとやってきた事業で、目新しい状況はないような気
がする。今までやってきた経過を、更に充実してやるという状況なのか。新たに8次に盛り
込まれた内容はあるのか。
(環境安全課生活安全係長)
今までやって来たものを、充実してやるということ。今回新しく盛り込まれた内容は、全
−5−
席シートベルト着用の徹底が盛り込まれた。
(澤田一夫委員)
関係団体を上げて、地域の交通安全対策をして行かなければならないと思うが、今まであ
った事をさらに充実と言うような単なる考えでは。
老人は鈍くなっており、危険の遭遇が多い。中高生の自転車違反は、言っても言うことを
聞かない。注意するといろいろな問題、事件の状況もある。我々も社会人として、注意しな
きゃと思うが、必ず反発が来る。
そういった方々に、ルールを守らせるのは、難しいと思う。
(相良正巳委員)
6ページ各関係機関に要請するとのことだが、要請するだけでなく、市も応分の予算的な
措置をしながら、目標に向かって邁進しなければならないと思う。当然、必要な財源が出て
くると思うが、財政面はどのような協議を、この素案を作る中でやっているのか。
(環境安全課長)
財政問題については、本市で出来る部分は大変狭く、市道の整備、啓発活動くらい。県道
や鉄道は、全て県やJR。整備については、横断歩道や信号機、道路標識の設置等は全て公安
委員会の許可を得て、県費で対応。
本市で予算措置は、この計画を練る段階では原課と十分協議しているが、具体的な予算措
置はまだである。
(澤田一夫委員)
確かに市が関われる部分は非常に少ないが、要望してもやってもらえない一つに、鹿島区
でもカーブミラー。もう少しきめ細かくやって欲しいと担当課に言うと、予算がないと。立
派な8次計画を作るなら、最小限度、速やかにそういう予算を優先すべき。
公安委員会と言ったが、この計画は、国も県も上げてのでは。今は実現しているが、川子
の灰捨て場のT字路の信号機を感知式にして欲しいと要望したら、2年以上放置された。当
の国や県が、本当に交通安全を考えるのかと、担当から言ってもらいたい。地域の要望を、
どんどんやっていただける状況でないと、非常に困る。
(小川 博委員)
6ページの啓蒙の推進等についても、広報等で、地域住民にも大いに認識されるような活動
をしてもらいたい。
6号との烏崎県道の交差点から、真野小学校に至るところは、スクールゾーンになっている
と思うが、江垂交差点から烏崎方面に左折する車が、相当のスピードで横行すると地域住民
からの指摘があり、スクールゾーンという標識の設置をお願いした経過がある。そういう地
域の声を吸い上げるためにも、啓蒙活動をあらゆる機会を通じて、やっていだきたい。
(湯澤義秀委員)
南相馬市管内では、救急救命士が何名いて、どのような設置になっているのか。
2点目に、現在鹿島区では、スクールゾーンの中に、自転車専用レーンはほとんどなく、車
道を走らなければならない。スクールゾーンまたは学校指定の通学ゾーン等で、歩道の通行
許可が出来ないのか。
(環境安全課生活安全係長)
救急救命士の人数と配置は、調査してなかった。
自転車の通行は、道路交通法が改正され、歩行者がいなければ幼児や児童などは、歩道を
走っても良いとなる予定で、20年6月19日までに施行される。
(湯澤義秀委員)
その法律の改正によって、都会の方では実験的にもスタートしている地区もあると聞いて
いる。南相馬市で平成20年を待たずに、スクールゾーンや、学校指定の通学ゾーンの歩道で、
自転車で走っても良いような方策がとれないのか。
(環境安全課長)
道路交通法で定めている部分なので、本市で許認可することは出来ない。
(伊藤 晃委員)
現在の車社会に即した内容を、もう少し盛り込んではいかがか。携帯電話の運転、高齢者
の電動カー等、その辺も最近は普及しているので、素案の中に明記してはいかがか。
(環境安全課生活安全係長)
意見としてうかがう。
(大谷通泰委員)
平成22年に高速道路が開通される予定で、一般通行に支障のないような工事をしているが、
夜間は進入路を一旦閉鎖したり、土日閉鎖したりしており、迂回させて通している。夜間の
場合も照明で工事の場所を表すなどの配慮も、工事の関係者にお願いしてもらいたい。
−6−
また、高速道路開通した時に、南相馬市管内にもインターチェンジができるが、地域の
方々に対する高速道路対策等についても、ある程度加味する必要があるのでは。
(鈴木幸並委員)
歩道の自転車通行の件で、歩道によっては、歩行者と自転車の二つのマークがあり、自転
車も通って良いですよなっている。そこが通れなくなると、余計危険になる可能性があるが、
そういった標識も、車道を走らなければならなくなるのか。
(環境安全課生活安全係長)
今、ついている標識は、そのまま改正されないで、運用されるものと思う。
(澤田一夫委員)
公安委員会に申請すると、対応が遅い気がする。市民から要請があった場合、公安委員会
は、現地調査とか来て速やかに対応するのか。現地調査しないで許認可だけ持って、時間を
費やすような状況に見える。
要望を満たすような改善の許可が下りて来るには、どのぐらいの日程、時間がかかるのか。
(環境安全課生活安全係長)
公安委員会は、毎月開催ではないと聞いている。警察署から公安委員会に上申をして、そ
れにより現地調査等を行う。信号機については、予算的に県内で12,3機と聞いているので、
ほとんど望みがない状況。速度規制は、ある程度、警察署で現地調査、状況を把握しており、
その旨を上申するため、それほど時間はかからないと聞いている。
他に質疑等なく、南相馬市交通安全計画については全会一致で承認とされた。
5
そ の 他
事務局より、次回の地域協議会の日程の説明。
建設Gより、市道中206号線踏切歩道設置工事に伴う交通規制について説明。
(小川 博委員)
補正予算の中で、9月補正の中にも、今回の台風4号の被害があるようだが、昨年の台風被
害により、鹿島の真野川の右岸の堰の護岸が崩壊して、多大な復旧がされた。台風や中豪雨
は、予め気象情報で報道されるので、増水して川が氾濫する可能性がある場合は、前もって
自動堰を下げておいた方が河川の保護からいってふさわしいのではないか。あのような被害
や、土砂の堆積も防げるのではないのかと、常日頃、感じている。
(澤田一夫委員)
中206号線の整備計画の日程は、以前からこんな状況で計画していたのか。東西の横断が少
ない中で、なぜ千倉と一緒の日程で工事をするのか。夏休み期間などの、通学の利用者が少
ない日程に調整できないのかと、いつも思う。
JRとも、こういう状況を踏まえて、交渉、調整していただきたかった。
(建設G課長)
年度的なものは、調整がつかなかったが、工事期間は、JRの踏み切りなどの工事は、レー
ルの温度の影響のない期間。冬も2月、3月になると、収縮。夏は伸びるということで、どう
しても鉄道工事はこの時期が通例になっているため、この期間の工事ということ。
他に質疑等なし。
6
閉
会
会
長
長澤忠人
−7−