アジア経済史 Asian Economic History 河 担当教員名 合 和 男 経済:専門・選択 対象学年 3 開講期 前期 単位数 2 経営:関連 オフィスアワー 講義の前後に質問等を受け付けます [email protected] メールアドレス 授業概要 朝鮮の近代史は日本によって植民地化され、現代史は南北分断のもとで展開するとい う歴史をもっている。本年は植民地期の朝鮮近代経済史の概要を講義する。当該期の 日本や台湾経済との比較、日本経済との相互作用についても論じる予定である。 授業目標 授業を通じて、まず植民地期の朝鮮経済について総体的・体系的に理解してもらいた い。また、当該期における日本や台湾との対比を通じての朝鮮経済の特徴や日本・朝 鮮間の相互作用などについての認識を深めるとともに、植民地期と解放後の韓国の歴 史を展望する眼を養ってもらいたい。 授業計画・内容 科目区分 第 1回 オリエンテーション Ⅰ 第 2回 第 3回 第 4回 第 第 第 第 5回 6回 7回 8回 第 9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 近代世界経済の形成とアジア 1. 東アジア三国(中国・日本・朝鮮)の開港と朝鮮植民地化 2. 植民地期朝鮮経済の時期区分 Ⅱ 1910 年代の植民地的再編 Ⅲ 1920 年代における朝鮮農業 1. 朝鮮総督府と「産米増殖計画」 2. 日本資本主義と朝鮮「産米増殖計画」 3. 朝鮮「産米増殖計画」の成果 4. 植民地地主制と農民経済 Ⅳ 1930 年代における朝鮮の工業化 1. 朝鮮総督府の工業化政策 2. 朝鮮の工業構造 3. 朝鮮工業と民族資本 4. 円ブロック経済と朝鮮 Ⅴ 解放前後期の朝鮮経済 1. 戦時期の朝鮮経済 2. 南北分断と経済再建 まとめ 教科書 「土地調査事業」、「産米増殖計画」、植民地工業化、円ブロック経済圏、南北分断・経 済再建 教科書は使用しない。プリントを用いて講義する。 参考書 講義で適宜紹介するので、図書館を積極的に利用してもらいたい。 評価方法 ・評価基準 関連科目 関連科目 期末試験で評価する(持ち込み不可)。 履修要件 その他 特になし 配布するプリントには筆記部分があるので、授業中にノートすること。疑問点があれ ば必ず質問し、講義内容の理解に努めてください。 キーワード 「世界経済論」、「日本経済史」、「アジア経済論」
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