元井 直樹講師 力触覚情報に基づく 人支援システムの研究 成田 祐生

マリンエンジニアリング学科
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電気工学研究室(モーションコントロール分野)
元井 直樹 講師
ニアとして必須の能力が身に付きます。
また、本
力触覚情報に基づく
人支援システムの研究
学科では海を舞台に流体力学や機械設計、制
御工学、計測技術などの幅広い学問が修得可
能です。今後のエンジニアには、一つの学問の
本研究室では、電気工学的なモータ―制御
深化はもちろんのこと、多角的な視点が必要と
技術と機械工学的なメカトロニクス技術の複合
なってきます。幅広い学問の修得により培われ
であるモーションコントロール技術、特に力触
る多角的な視点により、海に限らず、様々なメー
覚情報に基づいた人支援システムの実現を目
カーで活躍する人が本学科の学生には多く見
指し、研究を実施しています。力触覚情報とは
受けられます。本学で培った海に関する知識・
物を触った際に感じる硬さ・柔らかさ等の感覚
ム、災害時やプラント事故における救助ロボッ
情報です。
この力触覚情報を遠隔操作技術に適
ト、産業界における産業用ロボット、福祉分野に
用することにより、遠隔操作システムの操作者
おけるリハビリ支援システムなどへの発展応用
があたかも遠隔地において作業を行っているよ
も考えられます。
このように、
まだまだ発展途上
うな感覚を得られます。
この力触覚情報を有す
の技術ではありますが、実用化によるインパク
る遠隔操作技術を基礎とし、様々な人支援シス
トは非常に大きいです。
テムへの適応を考え、研究を実施しています。
本研究室では、各学生が個別のテーマを担
例えば、深海探索ロボットに適応することに
当し、各人が主体となり研究を進めていきます。
より、深海生物の硬さを知ることが可能になる
研究を通じて身に付く問題解決能力や、学会発
と考えられます。また、安全な遠隔医療システ
表によるプレゼンテーション能力など、エンジ
技術はどのような分野でも必ず役立つでしょう。
卒業生からのメッセージ
心の赴くまま学ぶ幅広い知識の総合力が
自身の大きな糧となる
成田 祐生 さん
三菱電機(株) 勤務
2010年3月 海事科学部卒業
2012年3月 海事科学研究科博士課程前
期課程修了
高校3年生の時、進路相談をした恩師から「設備が充実しており、幅広い技術分野を学びながら、自分がより教養を深め
たいと思う分野を選択し研究できる」と紹介を受け魅力を感じ、海事科学部への進学を決めました。
実際、入学後に実感したのですが、研究設備が非常に充実しており、船舶をはじめとする大型システムやシミュレータを
用いた実習により様々な技術分野を学びながら、それらの技術が現実世界の中でどう生かされているのかを肌で感じる
ことができます。これらの実習をきっかけに、ものづくりの面白さに魅かれていきました。
4年次からは、画像認識プログラムを用いてロボットの自立誘導を行うというユニークな研究テーマに興味をそそられ、
電気工学研究室に所属。目的を達成する為のアイデアを考え、プログラミングしてロボットに実装し、走行試験結果から次
のアイデアを考えるという一連のサイクルが面白くて夢中になりました。それと同時に、将来的にはハード・ソフト両面か
ら技術的な部分に関わることができる仕事をしたいと思うようになりました。
現在、技術者として官需向け監視制御システムの設計開発をしていますが、学生時代に培った目的達成プロセスの考え
方が非常に役立っています。また、社会に出てから新たに学ぶことも多いですが、どんな課題に対しても直ぐにイメージを
持つことができるのは、幅広い技術分野を学んできたことから得られた視野の広さのおかげだと思っています。
Fac u lty of M arit im e Scien ces 24