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総合理工学研究科
フォトニクス分析の新たなブレークスルー
情報理工学コース
神経情報科学
情報という観点から脳の働きを統合的に理解する
キーワード : 脳・視覚系・遊び
主研究担当者 :高雄元晴(准教授)
ここに顔写
どのような研究課題に取り組むのか
Background and Motivation
真がは入り
ま
す
。
本研究室では、脳の機能の冗長性に興味をもって
研究に取り組んでいる。その一つが、光と脳の関係
に関する研究であり、もうひとつが、遊びの研究であ
る。光と脳の関係は、大変密接なものであるとともに
冗長性を有しているがゆえに、頑健なシステムとして
日々の我々の生活を支えている。また、遊びも私た
ちの生活にとってみれば、冗長なものである一方で、
潤いを与え、活力を生み出し、脳の健やかな発達の
根源となっている。本研究室では、遊びの意味をヒト
の脳機能に求めて研究している。
どのような点が新しいか
Originality
これまでの工学およびモノ作りの思想は、冗長性
というものを極力排除してこようとした。しかし、地球
上でもっともすぐれた情報処理システムであるヒトの
脳は、冗長性を積極的に利用しようとしている。本研
究室では、動物やヒトを対象として、脳の情報処理に
おける冗長性の意義と役割について、詳細に解析し
ている。
研究展望とインパクト
Impact and Perspective
光と脳の研究に関して、生体の機能を理解す
ることに加えて、照明応用も含めた先進的な研究
を行っている。一方で、遊びに関する研究は、現
在、プラモデル製作時における脳波を測定するこ
とを通じて、モノ作りに必要な集中力、思考力、想
像力の根源について明らかにしようとしている。将
来的には、モノ作り大国日本の復権のために、プ
ラモデルの教育的応用を脳機能の点から目指して
いきたい。
研究グループからの論文
J . Neurosc i . (2007 )27:6261-6267, CyberPsychol . Behav.
(2009) 1 2 : 501-507; Chronobiol . Int . (2009) 2 6 : 1470-1477;
Cel l Tissue Res. (2009) 338: 355-357
◆リンクページ:http://www.ds.u-tokai.ac.jp/
◆電子メール:takao※keyaki.cc.u-tokai.ac.jp(※印を@へ変更して下さい)