The Institute of Thanatology 死生学研究所 ❑会場 東洋英和女学院大学 2015年度 <公開> 東洋英和女学院大学大学院 (六本木)201教室 東京都港区六本木5-14-40 連続講座 生と死に寄り添う ❑最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分) ❑参加費 各回500円 麻布十番駅(大江戸線徒歩5分、南北線徒歩7分) 本学院在校生・教職員無料 ❑先着 100名様 ❑事前申込み 不要 第1回連続講座 北沢 裕 4月 18日(土) 「臨死体験の語り」とその語り 14:40-16:10(受付14:10~) (きたざわ ゆたか) 本学非常勤講師 プロフィール 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。 博士(文学)。2002 年より東洋英和女学院大学非 常勤講師、2011 年より東京大学大学院医学系研究 科客員研究員。専門は宗教学、死生学。 主要業績 「メメント・モリの物語の考察―西欧中世と現代の死の 受容概念の検討」『死生学研究』2003年秋号、東京大学 大学院人文社会系研究科21世紀COEプログラム「生命の 文化・価値をめぐる『死生学』の構築」2003年、「異世 界文学の系譜」山中弘/松村一男編『神話と現代』リト ン、2008年。「 死者の存在認識の考察―死生学と医療の 協働にむけて」『死生学年報2014』リトン、2014年。「死 後世界の体感―聴こえない音を語る」『死生学年報 2015』リトン、2015。 内容紹介: 古来、死に瀕した人が経験する「臨死体験」はさまざまに語 られてきた。近代以降、その語りの意義や内容について多く の議論がなされてきたが、それらの議論は、この現象が霊魂 や死後世界の実在性を積極的に示すと語るものと、それら の語りがあくまで脳の機能に還元可能であると語るものとに 大別される。本発表ではこのような「臨死体験の語り」と、そ の語りについて語ることとの、語りの二重性に着目しつつ、 「人は臨死体験に何を求める(求めてきた)のか」という点を 考察したい。 第2回連続講座 津曲真一 4月 18日(土) 「チベットの死者の書」と六道輪廻図 (つまがり しんいち) 東京理科大学非常勤講師 16:20-17:50 プロフィール 東京芸術大学音楽学部卒業。東京大学大学院人文社会系 研究科博士課程修了。専門はチベット学・音楽学。 主要業績 『チベット語の般若心経:対訳と解説』カワチェン、 2015年。「The Meaningful to Behold: A Translation of Lonchenpa's Biography and Explanatory Notes」 『駒沢女子大学紀要』2014年。「死者への眼差し:チ ベットに於ける死後世界の叙述とその意義について」 『死生学年報2014』リトン、2014年。 内容紹介: 「チベットの死者の書」とは、死者の枕元で唱えられるお経の ことです。現在でも中国のチベット人居住地域、インド・ネ パール・ブータンのチベット仏教文化圏では、臨終を迎えた 人の前で49日間にわたってこの経典が読誦されます。この経 典の正式名称は「聴くことによる解脱」といい、死者にこの経 典を聞かせることで、その魂を永遠の安らぎの境地へと導くこ とができるとされています。この講座では「チベットの死者の 書」について扱った映像作品を見ながら、このお経の内容を 概観します。また、チベットの仏教寺院などでよく見かける「六 道輪廻図」についても解説をしたいと思います。 <予告>2015年5月9日(土)連続公開講座「生と死に寄り添う」 第3回 前川美行「昔話『蛇婿入』にみる心の変容―蛇を殺した針を抜く」 第4回 近 藤 二 郎 「エジプトの死後世界」 お問合せ先 東洋英和女学院大学死生学研究所 [email protected] 03-3583-4035(fax専用)
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