The Institute of Thanatology 死生学研究所 ❑会場 東洋英和女学院大学 2015年度 <公開> 東洋英和女学院大学大学院 (六本木)201教室 東京都港区六本木5-14-40 連続講座 生と死に寄り添う ❑最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分) ❑参加費 各回500円 麻布十番駅(大江戸線徒歩5分、南北線徒歩7分) 本学院在校生・教職員無料 ❑先着 100名様 ❑事前申込み 不要 第7回連続講座 2016年 1月16日(土) 14:40-16:10(受付14:10~) 大林雅之 (おおばやし まさゆき) 本学人間科学部教授 「小さな死」によせて プロフィール 上智大学大学院博士後期課程満期退学。産業医科大 学講師、山口大学医学部教授、京都工芸繊維大学大 学院教授などを経て現在、本学人間科学部教授。前 日本生命倫理学会代表理事・会長。本大学院におい て死生学を担当。 主要業績(最近刊) 「臨床倫理・コンプライアンスとPatient First PEG施行に ついて患者の事前指示と家族の希望が異なる場合どうする か [ 生 命 倫 理 学 の 立 場 か ら ]」『消 化 器 の 臨 床』17(3)、 2014。 「日本におけるカルチュラル・バイオエシックスの 可能性」『人間科学研究会 生と死』第15・16号合併号、 2015。「「全能性」倫理基準の定義をめぐって―再生医療 とくにiPS細胞研究の場合―」森下他編『生命と科学技術の 倫理学―身体・心・ロボットの未来』丸善、2015。 第8回連続講座 2016年 1月16日(土) 16:20-17:50 内容紹介: ここでの「小さな死」とは、岡山にあるノートルダム清心女子学園 の理事長である渡辺和子氏によるもので、「小さな死」は「大きな 死」のリハーサルであるとされます。「大きな死」に至るためのリ ハーサルとしての「小さな死」とは、どのようなことでしょうか。 また、それはいかになされるのでしょうか。そして、死生学の課題 の一つである「死の受容」については、どのように示唆を得られる のでしょうか。難解な議論に幻惑されることなく、市民の日常的経 験に即して考えてみたいと思います。本講演は、「小さな死」に よって触発された、死に至るための「小さな死生学」の試みです。 森岡正博 早稲田大学 (もりおか まさひろ) 人間科学部教授 人間のいのちの尊厳は どこにあるか? 内容紹介: プロフィール 東京大学文学部卒業。東京大学大学院、国際日本文 化研究センター、大阪府立大学現代システム科学域 を経て、現在早稲田大学人間科学部教授。生命の哲 学というジャンルの形成を目指し、学際的研究を続 けている。 主要業績 『無痛文明論』トランスビュー、2003。『まんが 哲学入門』講談社、2013。『脳死の人―生命学の 視点から』法蔵館、2000。ほか多数 生と死をめぐって「いのちの尊厳」ということが言われます。実 際のところ、「いのちの尊厳」とは何でしょうか。私はすでに生 まれてきてしまっており、やがて死んでいきます。このような限 界のある人間のいのちというものそれ自体に、何かの尊さがある ということだと私は考えます。「人間の尊厳」という考え方は古 く地中海世界で誕生し、近代ヨーロッパで成熟し、現代世界を基 礎付けるものとなりました。それを限りある「いのち」との関係 において、そして人間の限界を超えるものとの関係において捉え てみたいと思います。 <予告> 2016年2月13日(土)受付開始14:10 東洋英和女学院大学死生学研究所〈公開〉連続講座「生と死に寄り添う」 第 9回 長尾敦子 「臓器移植の事前指示書をめぐる問題」 第10回 福田 周 「石川啄木―短歌にみる生と死の表現―」 お問合せ先 東洋英和女学院大学死生学研究所 [email protected] 03-3583-4035(fax専用)
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